60代女性の審美治療（歯3本分）

10年以上前に左上5番目の歯が抜歯になってしまい、それを補うためにブリッジにしたとの事です。
保険が適用される金属のブリッジ（銀歯）が入っていました。
取れてしまった銀歯をご持参くださいましたが、劣化が激しく着け直す事が出来なかったため、新たに作成する事をおすすめしました。
銀歯のブリッジは、安価ではありますが金属の性質による変形や劣化が早いのが特徴です。
寿命が短いため数年後に交換する場合がありますが、ご自身の日常生活の中で変形に気が付く事は難しく、取れてしまった時に初めて劣化していた事に気が付く方がほとんどです。
変形してしまうと銀歯とご自身の歯の間には隙間が生じ、その隙間から再度虫歯になってしまいます。
再び被せ物をする為には虫歯の部分を取り除く為、削る量が多くなります。削りすぎると歯が弱くなる可能性があります。
銀歯はデメリットの方が多く推奨していない事や、セラミックやジルコニアは非常に強い材料であり、金属の歯と同等の強度を持っている事、天然歯と非常によく似ており、見た目も自然で美しいため、人工物であることが分からない事を説明させていただきました。
患者さま自身も、今回取れてしまった箇所以外には一切銀歯が入っていなかった為、見た目として目立つ事をずっと気にしていたとの事でした。
全ての歯が白くなった事により「周りの同世代の友人より若々しくなった」と大変満足していただく事ができました。
今後は変色をしている下の前歯の治療を希望されております。