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インプラントが絶対だめと噂される理由とは?本当のリスクと向き合う方法

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歯を失ったときに検討される治療法の中で、近年よく耳にするのが「インプラント治療」です。しかし一部では「インプラントは絶対だめ」「危険すぎる」といった噂が広がり、不安になる方も多いでしょう。結論から言えば、インプラント治療は決してNGではなく、状況やリスクを理解した上で適切に受ければ、安全に受けられる治療法です。

インプラントとは?噂が絶えない背景を知ろう

インプラントとは、歯を失った箇所のあごの骨に人工歯根(主にチタン製)を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。天然歯に近い見た目と噛み心地を得られるのが大きなメリットですが、外科手術を伴うため失敗リスクや費用負担が大きい点などが懸念材料として挙げられます。さらに「インプラントが絶対だめ」という声が生まれる背景には、以下のような要因が考えられます。

  • 外科手術に対する恐怖や不安
  • 高額な治療費
  • 特定の基礎疾患を有している方のリスク
  • 不十分なメンテナンスによる失敗例

これらの要因が重なることで、「危険」「やめておいた方がいい」と言われることがあります。実際には、専門医による丁寧な診断・治療計画、患者自身のセルフケアなどを徹底すれば、リスクを最小限に抑えながら治療を成功させることも十分可能です。

インプラントが絶対だめと言われる9つの主なリスク

インプラントにまつわる噂の多くは、さまざまなリスクがあることに由来しています。以下では、代表的な9つのリスクを整理してみましょう。

リスク要因 具体例 対策・注意点
1. 骨量・骨質の問題 骨が足りないと骨造成が必要、骨質が悪いと定着率低下 適切な検査・骨造成技術の有無を確認
2. 基礎疾患による制限 糖尿病や高血圧、骨粗しょう症、免疫疾患など 主治医との連携でリスクを把握、管理を徹底
3. 喫煙による影響 血流低下により治りが遅くなる、インプラント周囲炎リスク増 禁煙や減煙を推奨、喫煙習慣がある場合は対策検討
4. 治療期間の長さ 上顎は約12ヶ月、下顎は約6ヶ月ほど 治療計画をしっかり把握、焦らずじっくり進める
5. 高額な治療費 1本あたり30〜50万円、骨造成でさらに負担増 医療費控除の活用、コストパフォーマンスの検討
6. 手術リスク 感染症、出血、神経損傷、術後の腫れや痛み 術前検査の徹底、清潔な環境での手術
7. 体質による問題 チタンアレルギー、骨との結合不全 アレルギー検査、適切な診断とフォロー
8. メインテナンスの必要性 定期的なクリーニングやセルフケア、検査が必須 定期検診を怠らない、セルフケアを徹底
9. 再治療の困難さ インプラント周囲炎による脱落、骨減少時の再埋め込みが困難 早期発見・対処、定期的メンテナンスが重要

これらのリスク要因を踏まえると、「インプラントは危険」と感じるのも無理はありません。しかし適切なリスク管理を行うことで失敗の可能性も抑えられます。また、患者さんの全身状態や骨の状態をしっかり把握できる医師・クリニックを選ぶことが重要です。

インプラントならではのメリットも確認しよう

インプラントに関する否定的な見解が多い反面、実際に治療を受けた方からは「自分の歯のように噛めて快適」というポジティブな声も少なくありません。代表的なメリットとして、以下の点が挙げられます。

1. 審美性と機能性が高い

天然歯に近い見た目と噛み心地が得られるため、ブリッジや入れ歯のような違和感が少なく、見た目も美しく仕上がります。発音面でも不自然さが少なく、生活の質を向上させる大きな要因となります。

2. 隣接歯への負担が少ない

ブリッジの場合は両隣の健康な歯を削る必要がありますが、インプラントは失った歯の部分だけを補うため、周囲の歯への負担がほとんどありません。

3. 高い耐久性と長期的なコストパフォーマンス

きちんとメンテナンスをしていれば10〜15年、あるいは40年以上使えることもあります。短期的には費用負担が大きいものの、長期的な視点で見たときにコストパフォーマンスが高い治療といえるでしょう。

リスクと向き合う方法:適切な診断・医師選び・セルフケア

インプラントはリスクがゼロではありませんが、以下のポイントを押さえることで成功率を高めることができます。

1. 専門的な検査と診断

事前に詳細な検査を行い骨量や骨質、全身状態を確認することが重要です。歯科用CTスキャンや血液検査などを駆使し、適切な治療計画を立てられるクリニックを選びましょう。

2. 熟練した医師・信頼できるクリニック選び

インプラント治療は高度な技術が求められるため、経験豊富な医師のもとで行うとリスクが減ります。また、院内感染対策や使用する材料の品質管理など、清潔で信頼できる環境が整っているかをチェックしましょう。

3. 徹底したメンテナンスとセルフケア

インプラント治療が成功しても、その後のケアを怠ればインプラント周囲炎などを引き起こし、最悪の場合は再治療が必要になります。定期検診や専門的なクリーニング、そして自宅での丁寧なブラッシングとフロスの活用は欠かせません。

4. 禁煙や生活習慣の改善

喫煙は血流を妨げ、治りが遅くなるだけでなく、インプラント周囲炎のリスクを高めます。できる限り禁煙・減煙を心がけることで、インプラントの成功率を高めることが可能です。さらに、規則正しい食生活や適度な運動など、全身の健康管理も重要です。

まとめ

インプラント治療は、高額であり外科的リスクを伴う難易度の高い治療です。しかし「絶対だめ」とは言い切れず、むしろ適切な環境とケアのもとで大きなメリットが得られます。骨量や基礎疾患の有無など、人によってリスクの度合いは異なるため、まずは信頼できる歯科医としっかり相談することが大切です。

最終的に選ぶ治療法は人それぞれですが、正確な情報と十分な検討を重ね、納得のいく判断をすることが大切です。歯の健康は生活の質に直結する要素ですので、慎重かつ前向きに治療方法を検討してみてください。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。