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インプラントにはメリットだけじゃない!デメリットを知って後悔しない治療を選ぼう

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歯を失った際の治療方法として高い注目を集めるインプラント。メリットばかりが強調されがちですが、実際にはさまざまなデメリットも存在します。「治療後に想定外のトラブルを抱えないためにも、インプラントのデメリットを知ることは重要です」

インプラント治療のメリットを徹底解説

インプラント治療には、失った歯を補うだけでなく、天然歯に近い見た目で機能性が高いなど多くのメリットがあります。代表的なメリットを詳しく見ていきましょう。

1. 咀嚼機能の大幅な向上

インプラントは顎の骨にしっかりと埋め込まれます。入れ歯のように取り外す必要がなく、装着時のズレも少なくなるため天然歯とほぼ同様の噛む力を得られます。また「硬い食べ物でもしっかり噛めるため、食事の満足感が格段にアップします」。左右バランス良く噛めることで、口腔内全体の健康維持にも役立ちます。

2. 自然な見た目と審美性

インプラント治療では、歯の根部分にチタンやジルコニアなどのインプラント体を埋め込み、その上に人工歯(上部構造)を装着します。上部構造の素材にはセラミックやジルコニアなどが用いられることが多く、「天然歯とほとんど変わらない質感や色合いを再現できる」のが大きなメリットです。金具が目立つこともないため、笑ったときの見た目にも自信を持てます。

3. 周辺歯への負担が軽減

ブリッジなど従来の治療では、隣接した健康な歯を削って支えにする場合もありました。しかし、インプラントの場合は独立して埋め込むため、「隣接する健康な歯を犠牲にしなくて済む」のです。また、隣の歯が強い力を受けにくくなるため、周囲の歯の寿命を延ばすメリットも期待できます。

4. 快適な日常生活

インプラントは入れ歯のように取り外しが不要です。しっかり固定されているので、食事の際のズレや、硬いものを食べるときの違和感も少なくて済みます。また、「発音や会話にも影響が出にくく、社会生活を快適に送れる」点も、多くの方がメリットとして挙げています。

5. 長期的なメンテナンス性

インプラントはむし歯にはならないため、適切なブラッシングと定期健診を行うことで長く使い続けることが可能です。「正しいケアと定期的なクリニックでの検診が欠かせませんが、うまく維持できれば10年以上も機能し続けることが珍しくありません」。ただし、歯周病に類似するインプラント周囲炎のリスクはあるため、継続的な管理が必要です。

インプラント治療にはデメリットも! 後悔を避けるための注意点

ここまでご紹介したように、インプラント治療には多くのメリットがあります。しかし、どんな治療にもリスクやデメリットは存在するもの。インプラントも例外ではありません。治療を検討する際には、「デメリットまで把握した上で、自分に合った治療かどうかをしっかり検討することが大切です」

1. 全身状態と骨量が大きく影響する

インプラント治療では、顎の骨がしっかりしていないとインプラント体を埋め込むことが難しくなります。そのため、骨量が十分でない場合は骨移植などの追加手術が必要になる場合もあります。また、糖尿病や重度の歯周病がある方、喫煙者の場合はインプラントの成功率が下がる可能性が高いです。「インプラント治療の可否は個人差があるため、歯科医師との十分なカウンセリングが必要です」

2. 治療期間が長く負担が大きい

一般的にインプラント治療は、埋め込み手術から上部構造の装着まで数か月の期間が必要です。顎の骨とインプラントがしっかり結合するのを待つ必要があるため、治療完了までに平均3~6か月ほどかかることも。さらに、骨移植などの追加処置が必要になれば、「治療期間がさらに延び、通院回数も増える点に注意が必要です」

3. 経済的な負担が大きい

インプラントは保険適用外となるケースがほとんどであり、一本あたりの費用も高額です。、「複数本のインプラントが必要な場合、総額で数十万円から百万円を超えることも珍しくありません」。さらに、定期的なメンテナンス費用も考慮する必要があるため、事前に治療費と維持費をしっかり把握することが大切です。

項目 目安費用 保険適用
インプラント本体 1本あたり 30万~50万円 ×(適用外)
上部構造(被せ物) 1本あたり 10万~20万円 ×(適用外)
メンテナンス費 1回 5,000円~1万円程度 △(一部検査のみ適用の場合あり)

4. 外科手術に伴うリスク

インプラント治療は外科手術を必要とするため、術後の感染リスクや腫れ、痛みなどの症状が生じる可能性があります。また、インプラントを埋め込む位置によっては神経に触れてしまうリスクもあり、「徹底した衛生管理と術前の丁寧な検査が、リスク低減の鍵となります」。そのため、手術経験の豊富な歯科医師を選ぶことも重要です。

5. 維持管理が難しく、手間がかかる

インプラントはむし歯になる心配はないものの、インプラント周囲炎という感染症にかかる恐れがあります。これは歯周病と同様に歯茎や骨が侵される状態で、最悪の場合インプラントが抜け落ちることもあるため、「定期的な専門クリーニングと、自宅での丁寧なブラッシングが不可欠です」。口腔内だけでなく全身の健康状態も影響するため、長期的なケアが必要になります。

6. 完全な成功率は保証されない

インプラント治療は成功率が高いと言われていますが、あくまで統計上の数値にすぎません。骨の状態や生活習慣、持病の有無など、個々の状態によって結果は左右されます。「万が一不具合が起こった場合は、修理や再治療に多額の費用と時間がかかる可能性も」。治療前に歯科医師と十分なリスク説明を受け、納得の上で進めることが重要です。

インプラント治療で後悔しないためのポイント

インプラント治療を受けるかどうかは、あくまで本人の選択ですが、後々後悔しないために抑えておきたいポイントがあります。以下の点を参考に、自分に合った治療法を見極めましょう。

  • 「信頼できる歯科医師・クリニックを選ぶ」:実績や経験を重視し、カウンセリングや術前検査をしっかり行う歯科医院を探しましょう。
  • 「総合的な費用を把握する」:治療費だけでなく、メンテナンス費や追加処置の費用も含めて計算することが大切です。
  • 「自身の健康状態をしっかり管理する」:糖尿病や喫煙などはインプラント失敗のリスクを高める要因となるため、事前に改善に努めましょう。
  • 「定期健診を欠かさず受ける」:術後のトラブルを未然に防ぐためにも、歯科医師による定期チェックを怠らないことが重要です。

まとめ

インプラント治療には、失った歯を補ううえで非常に魅力的なメリットが多くありますが、それと同時に無視できないデメリットやリスクも存在します。「インプラントは決して安い治療ではなく、時間的・身体的な負担も大きい点をしっかり考慮しましょう」。大切なのは、メリットとデメリットをバランスよく理解し、専門家との相談を重ねたうえで最適な治療法を選ぶことです。

もしインプラント治療に迷いや不安がある場合は、セカンドオピニオンを含めて複数の歯科医院で相談するのも一つの手段です。自分のライフスタイルや予算、健康状態を踏まえながら検討し、「後悔しないための最善の選択」をすることが口腔ケアの第一歩となります

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。