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インプラント矯正で歯並び改善!治療の流れとメリットをわかりやすく紹介

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「歯並びをキレイに整えたいけれど、これまでの矯正治療では抜歯が必要と言われて不安…」「他院で矯正が難しいと言われてしまった…」「なるべく短い期間で歯並びを改善したい…」。そんなお悩みをお持ちの方に注目されているのが「インプラント矯正」です。インプラント治療を検討している方や、他院でインプラント治療を断られた方、そしてインプラント矯正に興味はあるが不安を抱えている方に向けて、インプラント矯正の特徴やメリット・デメリット、治療の流れをわかりやすく紹介します。

インプラント矯正とは?

インプラント矯正とは、歯を動かすための顎の骨に埋め込んだ小さなネジを固定源とする矯正方法です。一般的なワイヤー矯正では、歯と歯を支え合いながら動かしますが、インプラント矯正では「アンカースクリュー」と呼ばれるチタン製の小さなネジを顎骨に埋め込み、それを支点にするため、従来とは異なる力のかけ方ができるのが特徴です。

歯科用インプラントとどう違うの?

「インプラント」と聞くと、歯が抜けた部分にチタン製の人工歯根を埋め込む「歯科インプラント」をイメージする方が多いかもしれません。しかしインプラント矯正で使用するアンカースクリューは、あくまでも矯正の固定源を確保するためのものであり、歯の代わりとなるわけではありません。目的も構造も大きく異なりますし、矯正治療が完了するとスクリューは除去されるのが一般的です。

インプラント矯正の主なメリット

インプラント矯正が注目されるのは、以下のように多くのメリットがあるためです。

1. 抜歯リスクの軽減

従来の矯正では、歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要とされることが少なくありませんでした。しかしインプラント矯正は、アンカースクリューを支点に歯列全体を効率よく動かすことで、抜歯を回避できる可能性が高まるのが特徴です。特に「ここは抜歯してもらわないと矯正はできない」と言われた方にとっては、大きな希望となるでしょう。

2. 効率的な歯の移動

顎の骨に直接埋め込まれたスクリューを固定源にするため、動かしたい歯だけに力をかけられます。これにより、ワイヤー矯正のように周囲の歯まで引っ張られてしまうリスクが減り、よりピンポイントで効率的に歯を動かすことができます。また強固な固定源が得られるため、複数の歯を同時に大きく移動させることも可能です。

3. 治療期間の短縮

従来の矯正の場合、ヘッドギアなどの補助装置を使いながら段階的に歯を移動させる必要がありました。しかしインプラント矯正では、スクリューを使って直接的に力をかけられるため、従来よりも短期間で治療が完了する傾向にあります。社会人の方や学生の方など、なるべく治療期間を短くしたいと考える方にとって、大きなメリットといえます。

4. 適応範囲の広さ

骨格性の不正咬合やガミースマイル(歯茎が目立つ症例)など、従来の矯正では難しいとされる症例にも対応できる可能性があるのがインプラント矯正です。また、口蓋(上あごの内側)にスクリューを埋め込み、舌側矯正と組み合わせるなど、さまざまなアプローチが可能になるため、従来の手法では対処が難しかった方でも治療を検討できるようになります。

5. 患者さんの負担が軽減

インプラント矯正に用いるアンカースクリューの埋入手術は、一般的には局所麻酔下で数分程度で終了します。痛みや腫れも少なく、術後の管理も比較的容易です。またスクリューの抜去は通常麻酔を必要とせず、患者さんの負担が軽い場合が多いです。もちろん個人差はありますが、強い恐怖心がなければ大きな問題は少ないでしょう。

インプラント矯正の主なデメリット

一方で、インプラント矯正には以下のようなデメリットやリスクがあることも理解しておく必要があります。

1. スクリュー脱落のリスク

アンカースクリューは顎の骨に埋め込むとはいえ、すべてが完全に定着するわけではありません。何らかの要因によってスクリューが緩んだり、脱落してしまうことがあり、およそ10~30%程度の割合で起こり得るとされています。脱落してしまった場合、再度埋入が必要になる場合もあります。

2. 審美面・衛生面での注意

スクリューの装着部位によっては、笑ったり話したりするときに見える場合があります。またスクリュー周辺は汚れがたまりやすく、感染リスクが高まる可能性があります。そのため、よ念な口腔ケアが求められるため注意が必要です。ブラッシング指導や定期的なクリーニングをしっかりと受けることが大切です。

3. 技術的ハードルの高さ

インプラント矯正では、スクリューを正確な位置・角度で埋め込むことが大切です。これを誤ると、十分な固定力が得られなかったり、歯根を傷つけてしまうリスクがあります。また歯の移動コントロールが難しく、医師の経験や技術が結果を大きく左右する治療法でもあります。症例に応じて適切な埋入位置や矯正計画を立てられる歯科医師の選択が非常に重要です。

4. 費用負担が高めになる可能性

インプラント矯正は、通常の矯正治療に加えてアンカースクリューの費用や手術費用がかかる場合があります。特に保険適用外のケースが多く、総額でみると従来の矯正治療よりも高額になることもあるでしょう。ただし、症例によっては抜歯や外科手術を回避できる可能性もあるため、総合的に見ると必ずしも高額とは限りません。

インプラント矯正の治療の流れ

インプラント矯正はどのようなステップを踏んで進められるのでしょうか。一般的な流れを示したものが下記の表です。

ステップ 内容
1. 初診・カウンセリング
  • 口腔内の検査・レントゲン撮影
  • 歯並びや顎の状態を確認
  • 治療プラン・費用の説明
  • 2. 治療計画の立案
  • どの歯をどのように動かすか計画
  • スクリューの埋入位置・角度を決定
  • 必要に応じて型取りやCT撮影
  • 3. スクリュー埋入手術
  • 局所麻酔を行い、顎骨にスクリューを埋入
  • 1本あたり数分で終了
  • 術後は軽い腫れや痛みが出る場合も
  • 4. 矯正装置の装着・調整
  • ワイヤーやゴムなどで歯を動かす力を加える
  • スクリューを固定源としてワイヤーを引っ張る場合もある
  • 定期的に装置を調整し、歯を移動
  • 5. 矯正終了・スクリュー除去
  • 希望の歯並びになったら装置を外す
  • スクリューは抜去手術で除去(麻酔不要の場合も)
  • 保定装置(リテーナー)で後戻りを防止
  • インプラント矯正を受ける際のポイント

    1. 経験豊富な歯科医師を選ぶ

    インプラント矯正で成功を収めるためには、矯正治療だけでなく、外科的処置(スクリュー埋入)の知識と経験が欠かせません。矯正専門医または矯正治療に詳しい歯科医師を選ぶことが安心です。医院の実績や症例数、学会認定の資格などをチェックしましょう。

    2. カウンセリングをしっかり受ける

    インプラント矯正はすべての症例に適しているわけではありません。顎の骨量が十分でない場合や、全身的な健康状態に問題がある場合など、適さないケースもあります。事前のカウンセリングでしっかりと相談し、疑問や不安を解消してから治療を始めることが大切です。

    3. 衛生管理とアフターケア

    スクリュー周辺は汚れがたまりやすく、感染リスクが高まる部分です。歯科医師によるクリーニングや、家庭での丁寧なブラッシングを欠かさないことが重要です。痛みや違和感、出血などがあれば、早めに受診して適切な処置を受けてください。

    インプラント治療や他院で断られた方にも検討を

    インプラント矯正は、矯正の選択肢を広げるだけでなく、「抜歯を避けたい」「骨格に起因する歯並びの不良を治したい」といったさまざまなニーズに応えられる方法です。他院で「歯を抜かないと無理」と言われた方や、インプラント治療と合わせて歯並びも整えたい方にとっても、一度専門医に相談してみる価値があります。

    また、インプラント治療自体を断られた方の中には、「顎の骨の状態」が合わないと診断されてしまったケースもあるでしょう。実際のところ、インプラント矯正用のスクリューは小型であるため、歯科インプラントほどの骨量や骨質を必要としないことが多いです。もちろん症例によっては難しい場合もありますが、セカンドオピニオンとして相談してみるのも選択肢の一つです。

    まとめ

    インプラント矯正は、抜歯リスクの軽減や短期間での治療完了が期待できる反面、スクリュー脱落や技術的な難易度などのリスクも存在します。だからこそ、信頼できる専門医のもとで十分なカウンセリングを受け、自分の症状やライフスタイルに合った治療プランを立てることが重要です。

    インプラント治療を検討している方や他院で断られた方も、インプラント矯正という選択肢を知ることで、新たな可能性が広がるかもしれません。歯並びと咬み合わせの改善は、見た目だけでなく全身の健康や生活の質にも大きく影響します。まずは一歩踏み出して、ぜひ専門の歯科医師に相談してみてください。

    日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

    この記事の監修

    今本院長

    日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

    北海道出身。
    卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
    10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
    北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
    他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

    この記事の監修

    日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

    静岡県出身。
    卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
    その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
    静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
    審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

    この記事の監修

    早川理事長

    日本歯科グループ 代表 早川 好昭

    東京都出身。
    静岡県で静岡歯科を開業。
    高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
    同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
    日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

    この記事の監修

    稲津副院長

    日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

    大手歯科グループの院長として長年活躍。
    その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
    女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
    マウスピース矯正と審美治療を得意とする。