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インプラントの骨造成で腫れはどのくらい?方法別の特徴と術後ケア【日本歯科グループ】

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結論:インプラントの骨造成(骨を増やす処置)の後には、腫れや痛みが出ることが多いです。一般的には術後2〜3日をピークに、1〜2週間ほどで落ち着いていきます[1][2]。程度は方法や範囲によって異なり、上顎の大きな処置では頬にあざが出ることもあります[2]。腫れが悪化し続ける、熱が出るなどのときは、早めに担当の歯科医師に連絡してください。

骨造成はなぜ必要?インプラントと骨の関係

骨造成は、インプラントを支える顎の骨が足りないときに、骨を補って土台を整えるための処置です。

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋めて固定します。歯周病や、歯を抜いてから長い時間がたったことなどで骨がやせていると、そのままでは十分に固定できないことがあります。そこで、人工の骨や自分の骨(自家骨)を使って骨を補います[1]。自分の骨は質が良い一方、骨を採った場所にも痛みが出るという特徴があります[1]。

骨が足りないままインプラントを入れると、固定が弱くなるおそれがあります。上顎では、人工歯根が上顎洞(頬の奥にある空洞)に入り込むリスクも高まります。必要かどうかはCTなどの検査で歯科医師が判断します。

骨造成の主な方法と特徴

代表的な方法はGBR法、サイナスリフト、ソケットリフトの3つです。骨の状態や不足の程度によって選びます。

方法 主な内容 腫れ・負担の傾向
GBR法(骨誘導再生法) 骨が足りない部分に骨補填材や自家骨を入れ、膜(メンブレン)で覆って骨の再生を促す 範囲によって異なる
サイナスリフト 頬側から上顎洞の底の粘膜を持ち上げ、骨を大きく増やす 切開が広く、腫れやあざが出やすい
ソケットリフト インプラントを入れる穴から上顎洞の底を押し上げる サイナスリフトより小さな範囲で済む

GBR法(骨誘導再生法)

GBR法は、骨を増やしたい部分に人工の骨などを入れ、溶ける膜で覆って骨の再生を待つ方法です[1]。英国口腔外科学会の資料では、インプラントを入れられる骨になるまで3〜12か月かかり、多くは3〜6か月の治癒期間の後にインプラントを入れるとされています[1]。状態によっては、インプラントと同時に行うこともあります[1]。

サイナスリフト

サイナスリフトは、上顎の奥歯の骨が大きく足りないときに、頬側から上顎洞の底を持ち上げて骨を入れる方法です[2]。インプラントを同時に入れる場合と、後日入れる場合があります[2]。英国の病院の案内では、手術から人工歯を入れるまで6〜12か月、場合によってはそれ以上かかるとされています[2]。

ソケットリフト

ソケットリフトは、インプラントを入れる穴から上顎洞の底を少しずつ押し上げる方法です。不足が少ない場合に向いており、多くはインプラントを同時に入れます[2]。サイナスリフトより処置の範囲が小さいのが特徴です。

腫れ・痛みはどのくらい続く?術後の経過

骨造成の後の腫れは、2〜3日でピークを迎え、1〜2週間ほどで落ち着くのが一般的です[1][2]。

  • 腫れのピーク:術後2日ほど[2]。3日ほどで落ち着き始めることが多いです[1]。
  • 痛み:一般的な痛み止めで対処できることが多いとされています[2]。痛みが2週間ほど続くこともあります[1]。
  • あざ:サイナスリフトでは、頬から下顎にかけてあざが出ることがあります[2]。
  • 抜糸・回復:抜糸は10日前後、回復までは2〜3週間ほどが目安とされています[2]。
  • 顎のこわばり:1週間ほど、やわらかい食事が必要になることがあります[1]。

経過には個人差があります。痛みや腫れがいったん引いた後に強くなる場合は、感染などの可能性があるため、自己判断せず歯科医師に相談しましょう。

骨造成の主なリスク

骨造成には、感染や骨がうまく定着しないなどのリスクがあります。

  • 入れた骨が定着しない、または吸収されてしまう[1]
  • 感染[1][2]
  • 近くの神経への影響による、唇や歯ぐきのしびれ(多くは一時的)[1][2]
  • サイナスリフト後の副鼻腔炎のような症状や、鼻づまり感[1][2]
  • まれに、人工の骨の材料が体に合わないこと[1]

喫煙は、骨が定着しないリスクを高めるとされています[2]。

トラブルを防ぐための術後ケア

術後は、お酒やタバコを控え、傷口を清潔に保ちながら刺激しないことが大切です。

1. お酒・タバコを控える

タバコは歯ぐきの血管を縮め、治療後の治りを遅くします[3]。治療の前後はもちろん、長期的な禁煙が勧められます。飲酒の再開時期は、傷の状態に合わせて歯科医師に確認してください。

2. 口の中を清潔に保つ

手術当日は強いうがいを避け、翌日以降は指示されたうがい薬などで清潔に保ちます[1]。歯みがきは、患部を避けてやわらかい歯ブラシでやさしく行いましょう。

3. やわらかい食事にする

硬いものや辛いものは、患部の刺激になります。しばらくはやわらかい食事を中心にしましょう[1]。

4. 薬は指示どおりに飲む

痛み止めや抗菌薬は、歯科医師の指示どおりに服用します。自己判断で中断すると、感染や痛みがぶり返すことがあります。

5. 上顎の処置後は鼻を強くかまない

サイナスリフトなどの後は、治るまで鼻を強くかまない、鼻をつまんでくしゃみをしない、吹奏楽器や飛行機を避けるといった注意が必要です[1][2]。

早めに相談したい症状

次のような症状があるときは、様子を見ずに担当の歯科医師に連絡しましょう[2]。

  • 2日を過ぎても痛みや腫れが強くなっている
  • 鮮やかな赤い出血が続く、2日以上出血がある
  • 熱がある、体調がすぐれない
  • 膿やいやなにおいが出る

骨造成を減らせる選択肢はある?

骨の状態によっては、短いインプラントや細いインプラントを使い、骨造成の範囲を小さくできることがあります。CTなどで骨を立体的に確認し、骨のある位置や角度を選んで計画する方法もあります。

ただし、すべての方に使える方法ではありません。骨が足りないまま無理に入れると、長く安定しない場合もあります。メリットと注意点を歯科医師から聞き、納得したうえで選びましょう。

インプラント治療の費用・期間について

インプラント治療と骨造成は、保険がきかない自由診療です。骨造成を行うと、治療期間は数か月〜1年ほど長くなることがあります。主なリスクは上で説明したもののほか、インプラントが骨と結合しないこと、インプラント周囲炎などがあります。費用は治療内容によって異なります。日本歯科グループの公式サイトでは、インプラント1本あたりの費用(レントゲン・CTスキャン・手術代を含む、上部構造が銀・プラスチックの場合)を、ストローマンインプラント35万円、ネオデントインプラント25万円、バイオテムインプラント15万円と掲載しています(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)。骨造成を行う場合は、上顎の骨が特に薄い場合のサイナスリフトが15万円、上顎や下顎の骨が少ない場合のGBRが10万円、別途かかると掲載されています(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)。

まとめ

骨造成は、骨が足りない方のインプラントを支えるために行う処置です。術後の腫れや痛みは2〜3日をピークに、1〜2週間ほどで落ち着くことが一般的です。指示どおりのケアを行い、気になる症状があれば早めに相談しましょう。

日本歯科グループでは、検査結果をもとに骨造成の必要性や治療の流れを説明し、患者さまのご希望をうかがいながら治療計画をご提案しています。初回相談は0円です。疑問や不安があれば、お気軽にご相談ください。料金や治療の流れは日本歯科グループのインプラント治療のページでご案内しています。

よくある質問

骨造成の腫れはどのくらいで引きますか?

一般的には術後2〜3日がピークで、1〜2週間ほどで落ち着いていきます。サイナスリフトのように範囲が広い処置では、あざが出たり、回復に2〜3週間かかったりすることもあります。

骨造成をすると治療期間はどれくらい延びますか?

方法や骨の状態によって異なります。GBR法では3〜6か月ほど待ってからインプラントを入れることが多いとされています。サイナスリフトでは、人工歯を入れるまで6〜12か月ほどかかることがあります。

腫れを抑えるためにできることはありますか?

処方された薬を指示どおりに飲み、お酒やタバコを控え、患部を刺激しないことが大切です。冷やし方などは、手術後の説明に従ってください。

骨造成をしないでインプラントはできますか?

骨の量や位置によっては、短いインプラントなどで対応できる場合があります。ただし、すべての方に使える方法ではありません。検査結果をもとに歯科医師と相談してください。

参考情報

  1. British Association of Oral Surgeons「Patient Information Sheet: Bone Grafting; Guided Bone Regeneration and Sinus Lift」
  2. Cambridge University Hospitals NHS「Sinus lift procedures」
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット「喫煙と歯周病の関係」