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インプラント埋入を成功へ導くために知っておきたいポイント

woman dentist take implant tooth

インプラント治療は、歯を失った部位に人工歯根を埋め込み、天然の歯に近い機能や見た目を取り戻すための治療法です。近年は医療技術の進歩により、安定性や審美性が高まり、多くの方が「おいしく食事を楽しみたい」「自然に笑いたい」という思いを実現しています。しかし、手術を伴う治療だけに「痛みや腫れはどのくらい続くのか」「費用や通院回数はどれくらい必要なのか」といった不安もあるのではないでしょうか。そこで本記事では、インプラント埋入を成功へ導くために知っておきたいポイントをわかりやすく解説していきます。治療の流れや注意点、クリニックの選び方をよく把握することで、より安心して治療に臨めます。

インプラント治療の全体的な流れ

インプラント治療では、主に以下のステップを踏んで進行していきます。多くの場合、治療が完了するまでに数か月から半年ほどかかります。最初のカウンセリングからアフターケアまで、各段階を十分に把握しておくことが、治療を円滑に進めるポイントです。

1. 初回カウンセリング・口腔内診断

インプラント治療を検討し始めたら、まずは歯科医院でカウンセリングを受けることからスタートします。カウンセリングでは、患者の要望や口腔内の悩み、治療に対する不安などを医師と共有し、検査の必要性や治療の概要を確認します。一般的にはレントゲンやCTスキャンなどの精密検査を行い、顎の骨量や状態を詳細に把握。その結果を踏まえ、治療が可能かどうかを判断したうえで具体的な治療計画を立てる流れです。

2. 治療計画の立案・費用説明

精密検査の結果が出たら、医師との話し合いを通じて治療計画が立案されます。インプラントを埋入する本数、部位、骨造成の必要性、人工歯の素材などが決定され、費用の見積もりや治療期間の目安が提示されます。治療内容や費用で疑問があれば、この段階で詳しく質問してください。分割払いや医療ローンの有無も、早めに確認すると安心です。

3. インプラント埋入手術

局所麻酔を施し、計画に沿って顎の骨にインプラントを埋め込みます。手術時間は1本あたり30分前後が目安ですが、骨造成が必要な場合や、複数本を同時に埋入する場合は時間が延びることもあります。麻酔によって痛みはかなり抑えられますが、術後は数日間、腫れや痛みが生じることがあります。処方された鎮痛薬や抗生物質を正しく服用し、指示どおりに安静を保つことが大切です。

4. オッセオインテグレーション(骨との結合期間)

インプラントと骨が十分に結合するまでの期間をオッセオインテグレーションと呼びます。通常2〜6か月程度の期間がかかり、この間にインプラント体が顎の骨に安定して固定されます。術後の定着をより確実にするため、日常生活では手術前後の生活習慣を整えることが非常に重要です。具体的には、喫煙習慣がある方は禁煙に取り組むことや、激しい運動を控えて体を休ませることなどが挙げられます。

5. アバットメント装着・人工歯(上部構造)の取り付け

オッセオインテグレーションが完了したら、インプラントの上にアバットメント(連結部)を取り付け、その上に人工歯を装着します。このときの人工歯は周囲の歯の色や形状に合わせて作られるため、審美性も高まります。最後に噛み合わせのチェックや微調整を行い、問題がなければ治療は完了です。ただし、治療完了はあくまで始まりと考え、定期的なメンテナンスを継続することでインプラントを長期間維持できます。

インプラント治療のメリットとリスク

インプラント治療には多くの利点がある一方で、手術を伴うためリスクもある点を理解しておきましょう。メリットとリスクの両面を正しく理解し、自分に合った選択をすることが重要です。

インプラント治療のメリット

  • 天然歯に近い噛み心地を実現できる
  • 入れ歯のようにズレたり外れたりしない
  • 隣の健康な歯を削る必要がないため、残存歯を守れる
  • 噛む力が回復することで、食事の楽しみが増える
  • 自然な見た目を取り戻すことで、口元に対するコンプレックスを和らげられます

インプラント治療のリスク

  • 手術による腫れや痛み、出血などの術後トラブル
  • 骨と結合しない、あるいは結合が弱いケースでは再手術が必要になることがある
  • 治療費が比較的高額
  • 日々のケアを怠ると、インプラント周囲炎になる可能性がある

メリットとリスクを理解し、医師と十分に相談して、ライフスタイルや健康状態に適した方法を選びましょう。

インプラント治療の費用について

インプラント治療は、保険適用外となるケースが大半です。そのため、治療を始める前に費用の目安を把握しておくことが大切です。ここでは代表的な費用の相場や、加えて費用の分割払いなどの情報について解説します。

費用の目安と医療費控除

インプラント治療の費用は、1本あたり30万〜50万円程度が一般的な相場とされています。この価格には、インプラント埋入の手術費用や上部構造となる人工歯の製作費、カウンセリングや検査費用などが含まれます。骨造成が必要だったり、高品質な素材を選んだりするとさらに高額になることもあります。

一度に高額の支払いが難しい場合は、歯科医院が提供する分割払いプランや医療ローンを検討するのも一案です。また、条件を満たせば治療費を医療費控除の対象にできる場合があります。還付金を受け取るためには領収書の保管と確定申告が必要となるので、治療を受ける前に注意点を確認しておきましょう。

治療期間の目安

治療期間は、骨との結合期間や複数の工程を考慮すると、通常は数か月から半年程度かかると考えられています。以下は目安となるスケジュールです。

工程 期間 主な内容
カウンセリング・検査 1〜2回の通院 口腔内診察、レントゲンやCTスキャンなど
埋入手術 当日〜数日 局所麻酔下でインプラント体を顎骨に埋入
定着(オッセオインテグレーション)期間 2〜6か月 骨とインプラントの結合を待つ
アバットメント装着・人工歯製作 2〜3回の通院 連結部品の取り付け・人工歯作製
最終装着・メンテナンス 以後定期的 噛み合わせ調整、定期検診とクリーニング

個人差はあるものの、このように段階的に治療が進むため、十分な時間と計画が必要です。治療期間に制限がある方や、早期に完了したい方は、歯科医院に相談してスケジュールを調整してもらいましょう。

まとめ

インプラント治療は、失った歯を自然な見た目と高い機能性で補う有効な方法ですが、外科手術や長い治癒期間など、負担となる要素もあります。初期のカウンセリングや精密検査で口内の状態を正確に把握し、最適な治療計画を立てることが大切です。局所麻酔下での手術後は、術後ケアやオッセオインテグレーション期間中の生活管理、装着後の噛み合わせ調整、定期検診でのメンテナンスをしっかり行うことで、安心して治療を進められます。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。