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インプラントが不自然に見えるのはなぜ?原因と対処法を徹底解説

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インプラント治療は歯を失ったときの有力な選択肢ですが、不自然に見えるのではないかという不安を感じている方も少なくありません。特に前歯など目立つ部分にインプラントを入れる場合、見た目の自然さは治療の満足度に大きく影響します。

本記事ではインプラントが不自然に見える原因から、自然な見た目を実現するための具体的な方法やケアのポイントまでを徹底解説します。治療を検討する前に知っておきたい情報や、すでにインプラント治療を受けている方のメンテナンス方法など、幅広くカバーしていますのでぜひ参考にしてください。

インプラントが不自然に見える主な原因とは?

インプラント治療は、チタンなどの人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療です。機能的にも美的にも優れた結果を目指せる一方で、
次のような理由によって「インプラントが周囲の歯と比べて不自然に感じる」という悩みが生じることがあります。

インプラントの位置・角度の不正確さ

インプラントを埋め込む位置や角度が本来の歯列からずれていると、人工歯が周囲の天然歯の並びと合わず、不自然に映ります。噛み合わせや顔全体の骨格を正確に考慮して設計・埋入しないと、微妙なズレが生じ、笑ったときに違和感が出てしまうのです。

人工歯の色や質感のミスマッチ

周囲の歯と人工歯の色が合わない、あるいは質感が異なる場合は、一目で「差し歯だ」「インプラントだ」とわかってしまいます。歯科技工士の技術力や、クリニックの色合わせのノウハウが不足していると、天然歯と違和感のある色調で仕上がってしまうケースが生じる場合があります。

歯茎(歯肉)との境目の不自然さ

インプラント周囲の歯茎の厚みや高さが天然歯と比べて不足すると、歯と歯肉の境目がくぼんだように見えてしまい、不自然さが際立ちます。特に前歯部では歯肉のラインが笑ったときの印象を左右するため、その微妙な高さや厚みのコントロールが重要です。

使用するインプラントや上部構造の材質

チタンは耐久性に優れた素材ですが、光の透過性が低いため、セラミックやジルコニアを適切に使わないと、不透明感が生じる場合があります。また、セラミックの種類や焼き付け技術によっても仕上がりの自然度が変化します。

原因ポイント 説明
埋入位置のズレ 骨格や噛み合わせを考慮した精密な設計が必要
色・質感の不一致 周囲の歯と調和する色調と透明感が重要
歯茎の状態 歯肉ラインや厚みのコントロールが見た目に影響
材質の選択 チタン・ジルコニア・セラミックなどの適切な使い分け

インプラントを自然に見せるためのポイント

では、どのようにすればインプラントを自然に見せることができるのでしょうか。以下では主なポイントをいくつか紹介します。

精密な診断

3DスキャンやCTによる顎骨の立体解析を行い、骨の厚みや神経の位置を把握したうえで、最適な埋入位置と角度をシミュレーションします。治療前にしっかりと時間をかけて計画することで、後からのズレや修正を最小限に抑えられます。

周囲の歯と調和する色合わせ

人工歯を製作する際は、患者さんの歯の色だけでなく、歯の透明感や質感まで再現できるよう細部にこだわります。専門の歯科技工士と綿密に連携し、患者さんの歯列・唇・肌の色まで考慮して、より自然な仕上がりを目指します。

歯茎の再生

歯茎の厚みや高さが足りない場合は、歯肉移植や歯周形成手術を行い、歯茎のラインを整えます。これにより、インプラント周辺だけでなく口元全体の印象を改善できます。

ジルコニアやオールセラミックなどの素材選択

光の透過性が高く、天然歯に近い外観を実現できるジルコニアやオールセラミックを活用することで、特に前歯部の審美性を向上させることが可能です。加えて、素材の進化により強度が高まり、従来のメタルフリー治療と比べても長期的に安定しやすくなっています。

不自然に見えるインプラントを修正する方法

すでにインプラントを埋め込んでいて、見た目に違和感を覚える場合でも、修正治療で改善できる可能性があります。

  • 上部構造のみの再作製:インプラント本体が問題ない場合は、被せ物を新しく製作して色や形を調整します。
  • インプラントの再埋入:著しく角度や位置がずれている場合は、一度インプラントを除去し、改めて埋め直すことが検討されます。
  • 歯茎の再生治療:歯茎が下がり、インプラントの根元が透けて見える場合は、歯肉移植や歯周組織再生療法で歯茎のラインを整えます。

修正方法は、患者さんの骨や歯茎の状態によって異なるため、まずはクリニックで詳細な診察を受けることが大切です。

インプラントと自然歯を長く維持するためのケア

正しいブラッシングと補助器具の活用

インプラント周囲は天然歯よりも汚れが溜まりやすい傾向があります。デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助器具を活用し、歯と歯茎の境目を重点的に清掃してください。インプラント周囲のケアを徹底することはとても大切で、結果として見た目の維持にもつながります。

定期的なメンテナンスとプロフェッショナルクリーニング

半年に1回程度の定期健診では、インプラントの動揺や歯茎の状態をチェックしてもらいます。また、歯科衛生士による専門的なクリーニングを受けることで、日常のケアでは落としきれないプラークや歯石を除去し、インプラント周囲炎を防ぎやすくなります。

噛み合わせの確認

インプラント治療後は、咬合力のバランスが変化している場合があります。定期的に噛み合わせをチェックし、必要があれば調整を行うことで、インプラントや周囲の歯に過度な負担がかかるのを防ぎます。

よくある質問

Q1. インプラントは本当に自然な歯と見分けがつかないの?

正確な診断と技術力、そして適切な材料を用いれば、周囲の歯とほとんど区別がつかないほど自然に仕上げることができます。ただし、色や形の調整には熟練の歯科技工士による製作が欠かせません。

Q2. 時間が経過すると色が変わってしまうことはある?

インプラント自体の色は変わりにくい素材が多いですが、周囲の天然歯が加齢や飲食物の色素沈着などで変色することがあります。その場合、全体のバランスを整えるためにホワイトニングなどを行うケースもあります。

Q3. インプラント周りの歯茎が痩せてきて、境目が目立つのですが?

歯茎のボリュームが低下してインプラントの根元が透けて見える場合、歯肉移植などで歯肉を再生させることがあります。歯茎の色や厚みを整えるだけでも、見た目は大きく改善します。

まとめ

インプラントが不自然に見えてしまう原因は、埋入の位置・角度のズレや人工歯の色・質感のミスマッチ、歯茎の状態など多岐にわたります。しかし、近年では3Dスキャン技術や審美治療の発展により、天然歯と変わらないほど自然な見た目を実現することが十分可能です。

治療前に正確な診断とプランニングを行い、適切な素材選びと歯茎のケア、そして定期的なメンテナンスを継続することで高い審美性と長期的な耐久性を両立できます。もし現在インプラントの見た目に不満がある方も、修正治療や歯肉再生治療などで改善を目指せるケースが少なくありません。

クリニック選びの際には、カウンセリングやアフターケアの充実度、専門家(歯科医師や歯科技工士)の連携体制などを重視すると良いでしょう。インプラントで自然な笑顔を取り戻し、毎日の生活をもっと明るく、自信に満ちたものにしていきましょう。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。