インプラント

無料相談

Menu

歯列矯正で小顔になれる?顎ライン改善による顔のサイズ変化を検証

44

「歯列矯正で顔が小さくなる」と聞いたことはありませんか?実際、歯並びを整えると口元の印象が変わり、フェイスラインがすっきり見える場合もあります。ただし、骨格自体を変える「小顔矯正」とは別物である点には注意が必要です。本記事では、歯列矯正がどのように顎ラインを整え、結果的に小顔に見せる可能性があるのかを詳しく説明します。矯正を検討中の方や顔のバランスが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

歯列矯正と小顔の関係

「歯列矯正で小顔になれるの?」と疑問を持つ方は多いでしょう。結論から言えば歯列矯正によって顎のラインが整い、顔がすっきり見える可能性があります。ただし、歯列矯正は本来、歯並びや噛み合わせを整える治療であって、「骨格自体を直接縮小する」ものではありません。あくまで歯や咬み合わせが整った結果、フェイスラインに好影響が出る場合があると理解しましょう。

歯列矯正が小顔に見える主な要因には以下のようなものが挙げられます。

  • 前歯や八重歯が突出していると、口元が後退して見える
  • 噛み合わせの改善で顎周りの負担が減り、エラの張りが和らぐ
  • 歯ぎしりや食いしばりが減ると、筋肉の過度な発達を抑えられる

要するに、小顔に見せるには「歯並びを整え、口元や顎周りのバランスを改善する」ことが重要なポイントなのです。

歯並びの乱れがフェイスラインに影響を与える理由

歯並びの乱れは見た目だけでなく、噛み合わせにも深刻な影響を及ぼします。噛み合わせがずれると、左右の顎に不均衡な力がかかり、筋肉や骨格に偏ったストレスを与えやすくなります。その結果、顔の左右差が目立ったり、エラが張ったりすることも少なくありません。

また、歯ぎしりや食いしばりが続くと咬筋(こうきん)が過度に発達し、フェイスラインが大きく見えることがあります。歯列矯正によって噛み合わせを整えれば、こうした無意識の癖を軽減し、顎周りの筋肉が過剰に発達するのを抑えられる可能性もあります。

顎ラインやエラ張りのメカニズム

顎のラインがきれいに整っているかどうかは、顔全体の印象を大きく左右します。顎ラインがシャープだと「小顔」に見えるのはもちろん、横顔のバランスも良くなります。一方、エラが張っていると顔が大きく見えやすいです。エラ張りの原因は、主に次の2種類に分かれます。

  • 骨格自体が張り出している
  • 咬筋が発達している

骨格自体が大きく張り出している場合は、外科的な手術が必要になる場合もあります。一方で咬筋の発達によるエラ張りなら、歯列矯正で噛み合わせを改善することで緩和が期待できます。噛み合わせが整えば咀嚼時の力が均等になり、片側噛みなどの癖が減って筋肉の偏りを防ぎやすくなるからです。

噛み合わせとフェイスラインのバランス

歯並びが悪いと噛み合わせも乱れ、左右や前後の顎バランスが崩れがちです。さらに、噛む力の偏りから片側ばかり酷使する「噛み癖」も生じやすくなります。

顎関節は左右の関節と下顎骨、そして歯列に支えられています。噛み合わせが正常なら、顎関節はバランスよく機能し、過度な力が一方に集中しません。一方、歯並びの乱れで噛み合わせが悪いと、左右いずれかに負担が偏り、フェイスラインの左右差やエラ張りを起こしやすくなります。

強く歯を食いしばる・歯ぎしりをする習慣がある人は、歯列矯正によって噛み合わせが整うと「無意識の強い力」を軽減でき、顎や顔周りへの悪影響を抑えられる可能性があります。

親知らずの抜歯と小顔効果

「親知らずを抜くと小顔になる」と聞いたことがある人も多いでしょう。実際、親知らずを抜くと歯がなくなるため、その部分の歯槽骨(歯を支える骨)が後から痩せる場合があります。その結果、わずかに顎の幅が小さくなり、フェイスラインがシャープに見えることがあります。

ただし、これは個人差が大きく、あくまであくまで抜歯部分の骨が吸収されることで起こる「見た目」の変化だと考えましょう。骨格を劇的に変えるほどの効果は期待しすぎないほうがよいでしょう。さらに、抜歯が必要かどうかは歯科医師が総合的に判断するため、まずは歯科医院に相談しましょう。

小顔に見えるその他のメリット

歯列矯正には「小顔に見える」以外にも多くのメリットがあります。たとえば歯並びが整うと口元が自然に引っ込み、横顔や正面がすっきり見える場合があります。さらに、噛み合わせが改善して唾液の分泌が安定すると、虫歯や歯周病のリスクも下がる場合があります。

また、マウスピース矯正(インビザラインなど)なら、矯正期間中の見た目の負担が大幅に減り、取り外しができるため口腔ケアもしやすくなります。こうした利点が重なり、総合的にオーラルケアの質が向上して、健康面と美容面の両方で恩恵を受けられます

歯列矯正の種類と特徴

歯列矯正には複数の種類があり、それぞれ特性が異なります。以下に代表的な方法を表にまとめました。

矯正方法 装置の特徴 メリット デメリット
ワイヤー矯正 ブラケットとワイヤー 幅広い症例に対応 目立ちやすい
裏側矯正 歯の裏にブラケット 装置が見えにくい やや高額、ケアが難しい
マウスピース矯正 透明のマウスピース 取り外し可能、目立ちにくい 適応範囲に制限がある

症状や生活スタイルに応じて、適した矯正方法は変わります。費用や見た目、治療期間なども考慮し、総合的に判断しましょう。

矯正中の注意点

歯列矯正には一定の期間が必要で、その間は食事やセルフケアに注意する必要があります。特にマウスピース矯正では、以下の点に留意しましょう。

  • 食事のたびにマウスピースを外し、食後は丁寧に歯を磨く
  • 1日20時間以上を目安にマウスピースを装着する
  • 定期的に歯科医院で検診を受け、装置の調整を行う

ワイヤー矯正では装置の間に食べかすが溜まりやすいため、通常以上にブラッシングやフロスを念入りに行う必要があります。矯正中のケアを怠ると、歯肉炎や虫歯のリスクが高まるので注意しましょう。

まとめ

歯列矯正は骨格を直接変えるわけではありませんが、噛み合わせや歯並びの改善によって顔の印象が変わり、小顔に見える可能性があります。顎ラインが整うことでエラ張りが緩和されたり、口元の突出感が減ると横顔もすっきりするなど、美容面での利点も少なくありません。また、矯正期間中は食生活が規則正しくなることでダイエット効果が出る場合もあります。ただし、歯列矯正の主な目的は口腔内の健康とバランスを整えることです。小顔効果を狙うのであれば、専門医に相談したうえで最適な治療法を選ぶようにしましょう。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。