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出っ歯は矯正で治せる?治療法とメリット・デメリットを解説

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「前歯が前に出ているせいで、横顔や口元が気になる」「子どもの頃からのコンプレックスを改善したい」。こうした“出っ歯”にまつわるお悩みは、実は多くの方が抱えています。見た目だけでなく、噛み合わせや発音など健康面でもトラブルを招きかねないことがあるため、早めの対処が重要です。

出っ歯とはどんな状態?

一般的に「出っ歯」と呼ばれる症状は、歯科医学的には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」といいます。これは上あごが前に突出している、あるいは上の前歯だけが過度に前に傾斜している状態を指します。

上の前歯が極端に出ていると、見た目のコンプレックスにつながるだけでなく、以下のようなリスクがあります。

  • 口が閉じにくい、唇が乾燥しやすい
  • 発音が不明瞭になりやすい(特にサ行やタ行)
  • 奥歯でしっかり噛みにくく、顎関節症や肩こりなどを招く可能性
  • 前歯がぶつかりやすく、外傷リスクが高まる

出っ歯の原因としては遺伝的な骨格の影響のほか、幼少期の指しゃぶりやおしゃぶりを長期間使用したこと、口呼吸などの生活習慣が深く関わっている場合もあります。子どもの頃から意識的に対策をしていれば予防できる場合もありますが、大人になってからでも矯正治療により改善が可能です。

大人と子どもの治療方法の違い

「出っ歯を治したい」と思ったとき、最初に気になるのは「どのように治すのか」という点ではないでしょうか。大人(永久歯が生えそろった状態)と子ども(成長段階)では、矯正の進め方に違いが見られます。

大人の出っ歯矯正

大人の場合は成長がすでに完了しており、歯と顎の骨を同時にコントロールすることが難しくなります。そのため、以下のような方法で歯を動かしていくのが一般的です。

  • 小臼歯(糸切り歯の後ろの歯)を抜歯し、できたスペースを使って前歯を引っ込める
  • ワイヤー矯正(表側・裏側)やマウスピース矯正を用いた治療
  • 骨格レベルで突出が大きい場合は、外科手術を併用する

大人の出っ歯治療は、抜歯の要否や矯正装置の選び方によって治療期間が変わりますが、1年半~3年程度かけて段階的に歯並びを整え、保定期間を経て最終的に安定させる流れが多いです。

子どもの出っ歯矯正

子どもの場合、顎が成長段階にあるため、歯と骨格の両方にアプローチできる点が大きなメリットです。特に低学年~思春期までの時期に矯正治療をスタートすると、顎の成長を利用しながら歯並びをコントロールしやすくなります。治療は以下のような流れで行われることが多いです。

  • 顎の拡大装置(プレートや急速拡大装置)を用いて上あごを横に広げる
  • 下あごが小さい場合や引っ込んでいる場合は、下あごの成長を前に誘導する装置を使用
  • 成長発育を確認しながら、タイミングを見て小臼歯を抜歯し、前歯を後退させる

子どもの歯並びは将来の噛み合わせや顔立ちにも影響を与えやすいため、できるだけ早い時期に歯科医院で相談し、適切な矯正法を検討することが大切です。

各治療法のメリット・デメリット

出っ歯(上顎前突)は複数の治療法が存在し、それぞれにメリット・デメリットがあります。患者さんの症状やライフスタイルによって最適な選択肢は異なりますので、歯科医師とよく相談のうえ進めていきましょう。

治療法 特徴 注意点
マウスピース矯正 透明のマウスピースで歯を移動する方法。取り外しが可能で目立ちにくい 適用できる症例に制限があり、大きく前歯を下げる場合はワイヤー併用が必要
ワイヤー矯正(表側) 表にブラケットやワイヤーを装着。幅広い症例に対応 装置が目立ちやすいが、技術が確立されており安定した結果が得やすい
ワイヤー矯正(裏側) 裏側に装置を付けるため表からはほぼ見えない。出っ歯矯正に向いている 装置の装着感に慣れるまで時間がかかり、費用がやや高額になる傾向
外科的矯正(手術) 骨格レベルでの大きなズレを伴う場合に検討される。術後の見た目が大幅に改善 手術費用や入院期間、リスクなども考慮する必要がある

マウスピース矯正でもできる?

近年、マウスピース矯正の人気が高まっています。インビザラインなどの透明マウスピースを用いるため、人前で気になりにくいのが最大のメリットです。出っ歯矯正でもマウスピースが活用されることは多く、条件を満たせば単独で治療を完結できる場合もあります。しかし、骨格自体が大きく前に突出しているような重度の出っ歯の場合は、ワイヤー矯正と併用したり、場合によっては外科的手術を検討することがあります。マウスピースのみでは十分に歯を後ろに下げられない場合もあるため、適応範囲をしっかり歯科医師に確認しましょう。

出っ歯治療には裏側矯正が向いている

ワイヤー矯正の中でも「裏側矯正」は、特に出っ歯の治療に適していると言われています。表から見えにくいという審美的なメリットに加え、裏側からワイヤーを張ることで奥歯を固定源にしやすく、前歯を効果的に後ろへ引っ張ることが期待できるためです。

一方で裏側矯正は、ブラケットやワイヤーを取り付ける作業が難しく高度な技術を要するほか、費用が高くなる傾向があります。また、初めのうちは舌に装置が当たりやすく、発音や食事で違和感を覚える方も少なくありません。とはいえ歯並びが大きく改善し、矯正中も気付かれにくい点は非常に大きな魅力です。

出っ歯矯正を受ける前の流れ

矯正を始める前には、以下のような流れで治療方針を決めることが一般的です。

  • 初診カウンセリング:患者さんの悩みや希望をヒアリング
  • 精密検査:レントゲン撮影、歯型、口腔内写真などのデータを採取
  • 検査結果に基づく診断・治療計画の提案:適切な装置選択や抜歯の要否などを説明
  • 装置装着・矯正開始:1~2か月ごとの定期調整
  • 保定期間:装置を外した後の歯並びを安定させるためのリテーナー装着

特に大人の矯正では「抜歯が必要になるかどうか」が気になります。出っ歯の程度によっては、抜歯してスペースを作ることで効率的に前歯を下げることがありますが、症状や顎骨の状態、患者さんの希望などをしっかり踏まえて総合的に判断します。

早期発見・早期治療がカギ

子ども(小学生以下)の場合、顎の成長を利用した矯正がしやすいため、重度の出っ歯でも将来的に抜歯を回避できる場合があります。成長期に合わせた矯正プランには以下のような流れで行われます。

  • 顎の成長や歯の萌出を促しながら、拡大装置や斜面板などで骨格そのものを正しい方向へ誘導する(1期治療)
  • 永久歯が揃った後、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を用いて本格的に歯並びを整える(2期治療)

小児矯正は長期的な視野を持って進められるため、親御さんとの連携が重要です。矯正装置の使い方や、生活習慣(指しゃぶりや口呼吸の改善など)のサポートをきちんと行うことで、スムーズかつ効果的な治療を目指せます。

まとめ

出っ歯の矯正は、見た目のコンプレックスを解消するだけでなく、発音や噛み合わせ、口内環境の向上など多くのメリットがあります。大人の場合でも改善でき、子どもならさらに骨格の成長を生かした治療が期待できます。自分に合った治療法を選ぶためにも、専門的な知識と豊富な経験をもつ歯科医院で相談をしましょう。治療期間や費用、装置の見た目など不安な点はカウンセリングでしっかりクリアにして、快適な歯並びへの道を歩んでみてはいかがでしょうか。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。