歯茎ごと前に出ている場合は矯正で治せる?治療法とその効果を解説!
「笑ったときに歯茎が大きく露出してしまう」「横顔を見ると歯茎ごと前に出てるように見えて気になる」などのお悩みをお持ちの方は少なくありません。実際、歯茎ごと前に出ている症状は、歯並びや顎の骨格など複数の要素が絡むことが多いため、治療方法もさまざまです。
歯茎ごと前に出ている場合は矯正で治せる?
「歯茎ごと前に出ている」といっても、原因は人によってさまざまです。また、顎の骨格の問題や歯並びの乱れ、さらに唇の長さや上顎の過剰な成長など、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。そのため、歯茎ごと前に出てる症状を矯正治療で改善するには、まず歯科医院で正確な診断を受けることが大切です。
矯正治療だけで解決できる場合もありますが、骨格自体に問題があるときは外科的な手術を併用する場合も少なくありません。自分の状態を正しく把握することで、より効果的で安全な治療プランが立てられます。
歯茎ごと前に出ている原因
上顎の過剰成長
上顎骨が必要以上に成長すると、上の歯と歯茎が前方へ突出しやすくなります。遺伝的な要因のほか、子ども時代の指しゃぶりや長期的なおしゃぶり使用などの影響で顎の成長バランスが崩れ、歯茎が前に出やすくなる場合があります。
下顎の後退
下顎が正常な位置より後退していると、相対的に上顎が強調され、歯茎ごと前に出ているように見えることがあります。これも遺伝や成長バランスの乱れ、外傷などによって起こる可能性があります。下顎が小さいと横顔のEラインにも影響が出やすく、顔全体の印象にもかかわるため、治療を検討する方が多いです。
歯列の乱れ
歯並びの問題で前歯が外向きに傾いている、もしくは歯が密集している状態だと、それに伴って歯茎も前方へ押し出されるように見えます。また、乳歯から永久歯に生え変わる段階でスペースが不足していると、歯列不正が生じやすく結果的に歯茎の突出を招く場合もあります。
代表的な症状
出っ歯
出っ歯は、上顎の前歯が大きく前に傾斜している状態です。乳幼児期の指しゃぶりやおしゃぶりの使用が長期化すると、上顎が影響を受けやすく、前歯の突出につながります。見た目のコンプレックスだけでなく、噛み合わせや発音にも影響が出ることがあるため、矯正治療による改善を検討する方が多い症状です。
ガミースマイル
ガミースマイルとは、笑ったときに上の歯茎が大きく露出してしまう状態です。上顎骨の過成長や上唇の短さによって引き起こされることが多く、人によっては軽度なものから重度のものまでさまざまです。見た目を気にされる方が多く、矯正治療や外科的処置によって改善を目指すことがあります。
矯正で治せる症状・治せない症状
矯正治療で改善が期待できる場合
歯列が原因で歯茎ごと前に出ている場合や、比較的軽度の顎のズレであれば、矯正治療のみで大幅な改善が見込めます。具体的には、歯の傾きを修正して歯茎の露出を減らす、あるいは歯のアーチを整えて噛み合わせを正すなどの方法が有効です。また、軽度のガミースマイルであれば、矯正治療と上唇の動きの調整だけで見た目が大きく改善することがあります。
矯正治療だけでは難しい場合
顎自体の骨格に著しいズレや変形がある場合は、矯正治療だけでは限界があります。例えば、上顎骨の過剰成長が著しい場合や、下顎の後退が重度の場合などは、外科手術を併用しないと根本的な改善が難しい場合があり、口腔外科と連携した外科矯正治療が必要です。
出っ歯の治療方法と費用相場
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーを用いて歯を理想的な位置に移動させる矯正方法です。重度の出っ歯や歯列不正にも対応しやすい点がメリットで、治療期間は2~3年ほどが平均的ですが、患者さんの症状によって変動します。表側ワイヤー矯正は比較的費用が抑えられる傾向があり、裏側ワイヤー矯正は審美性が高い代わりに費用が高くなる場合が多いです。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを使用する矯正方法です。取り外しが可能で、食事や歯磨きの際にストレスが少ないのが特長です。軽度~中度の出っ歯であれば、マウスピース矯正を選ぶことで日常生活への影響を最小限に抑えながら矯正できます。マウスピース矯正が適応できるかどうかは歯科医師の診断が必要です。
治療法別の費用相場
治療法 | 費用相場 |
---|---|
表側ワイヤー矯正 | 約70~100万円 |
裏側ワイヤー矯正 | 約90~140万円 |
マウスピース矯正 | 約70~110万円 |
ガミースマイルの治療方法と費用相場
矯正治療による改善が望める場合
ガミースマイルの原因が、歯列不正や歯の傾きなどの場合は、矯正治療のみで改善が期待できます。出っ歯の矯正と似たステップを踏むことが多く、ワイヤー矯正やマウスピース矯正により前歯の位置を適切に後退させることで、歯茎の露出が軽減される場合があります。
矯正以外の治療方法
ガミースマイルが、歯列だけではなく上唇や上顎骨の位置など多角的な要因によって起こっている場合、以下のような施術を検討することがあります。
施術 | 説明 |
---|---|
歯冠長延長術 | 歯茎を切除して歯の長さを調整し、歯茎の露出を少なくする手術 |
上唇粘膜切除術 | 上唇が上方向に引っ張られ過ぎる場合で、粘膜部分を切除して歯茎の露出を抑制 |
ボトックス注射 | 上唇を引き上げる筋肉の活動を弱め、一時的に歯茎の露出を軽減 |
上顎骨切り手術 | 重度の場合、上顎骨の一部を切除して適正位置に移動させる外科手術 |
これらの施術は患者さんの状態によって適用できるかどうかが異なり、費用やリスク、ダウンタイム(回復期間)もさまざまです。特に上顎骨切り手術は大がかりな手術となるため、口腔外科や専門的な医療機関での精密検査が必要です。
矯正時に抜歯は必要か?
抜歯の目的
矯正治療で抜歯を検討する主な目的は「歯を並べるためのスペースの確保」です。特に顎が小さい日本人の場合、歯が生えるスペースが不足しがちで、出っ歯や歯列の乱れを矯正するにあたって抜歯が必要になる場合があります。
抜歯が必要な場合
重度の出っ歯や歯の重なりが大きい場合は、抜歯をしないと歯を後方に動かすスペースが確保できないことがあります。上下のバランスを考慮しながら歯科医師が適切な本数の歯を抜歯することで、理想的な咬み合わせと歯列を実現できる可能性が高まります。
抜歯が不要な場合
軽度の不正咬合や顎の大きさに十分な余裕がある場合は、抜歯を伴わずに矯正治療を進めることも可能です。近年は矯正器具の進歩により、歯列を効率的に動かせるようになったため、抜歯を回避できる場合も増えてきていますが、最終的には専門家の判断が必要です。
費用負担を減らす方法
分割払いを活用する
矯正治療は高額になりやすいですが、多くの歯科医院でデンタルローンやクレジットカードの分割払いが可能です。デンタルローンは歯科専門のローンとして金利や支払い回数が歯科医院によって異なるため、事前に確認すると良いでしょう。クレジットカードの分割払いは導入している医院が比較的多い一方で、金利が高めに設定される傾向があるので注意が必要です。
保険適用の可能性を検討する
歯列矯正は通常、保険適用外ですが、顎変形症や先天性異常など特定の重度症状に該当する場合は保険が適用される場合もあります。保険適用の可否はクリニックによって異なるため、診断が可能な歯科医院や大学病院を事前に調べてから相談するのがおすすめです。
まとめ
歯茎ごと前に出ている状態は、歯並びや顎の骨格など複数の要因が影響するため、治療方法も人によって異なります。矯正治療のみで改善が期待できる場合もあれば、外科手術との併用が必要な場合もあります。まずは歯科医院でカウンセリングを受け、現在の状態や治療方針をしっかり確認してみてください。症状に合った最適な治療を受けることで、見た目だけでなく機能面でも大きく改善する可能性があります。
日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。