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顎関節症に矯正治療は有効?症状改善へのアプローチと注意点

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「矯正治療をすれば顎関節症が改善するのでは?」と考える方も多いのではないでしょうか。確かに、顎関節症と歯並びには関連性がありますが、すべてのケースで矯正治療が有効というわけではありません。この記事では、顎関節症の基本的な知識から、矯正治療との関係性、そして治療を検討する際の注意点まで詳しく解説します。症状でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉に痛みや不調が生じる状態を指します。顎関節は、口を開閉する際に重要な役割を果たしており、その動きがうまくいかなくなることで痛みや不快感が生じます。歯科領域では虫歯や歯周病に次ぐ「第三の疾患」として認識されており、現代人に増加傾向にあります。

顎関節症の主な症状

顎関節症の症状はさまざまで個人差もありますが、一般的に以下のようなものがあります。

  • 顎を開けたときや食事の際に痛みや違和感を感じる
  • 口が開かない、あるいは開けにくい
  • 顎関節周辺に音が鳴る(カクカク音)
  • 頭痛や肩こりを伴うことがある
  • 顎を動かすときに痛みが増す

これらの症状は、単独で現れる場合もあれば、複数組み合わさって現れる場合もあります。

日常生活に与える影響

顎関節症は単なる不快感にとどまらず、日常生活に様々な影響を及ぼします

影響を受ける活動 具体的な問題
食事 口が大きく開けられず食べにくい、固い食品が咬めない、食事時間が長くなる
会話 口の開閉に痛みを伴い、長時間の会話が困難になる、発音が不明瞭になる
睡眠 顎の痛みで眠りが浅くなる、夜間の歯ぎしりでさらに症状が悪化
精神面 慢性的な痛みによるストレスや不安、イライラ感の増加
社会生活 痛みによる集中力低下、対人関係への影響

顎関節症に対する矯正治療の効果

矯正治療が効果的な場合

顎関節症の改善には、正しい噛み合わせが重要であるため、矯正治療が有効な場合もあります。以下のようなケースでは、矯正治療が顎関節症の改善に効果的な可能性が高いです。

  • 明らかな不正咬合が原因と考えられる顎関節症
  • 顎関節症の症状が軽度で、進行していない状態
  • 顎関節の構造的な問題(関節円板の転位など)が少ないケース
  • 若年層で顎関節の適応能力が高い患者

矯正治療によって不正咬合を改善することで、顎関節への負担が均等化されるため、顎関節症の症状を改善することができます。

悪影響を及ぼす可能性

一方で、矯正治療が顎関節症を悪化させる可能性もあります

  • 治療中の一時的な咬合不安定:矯正中は歯の位置が変化し、一時的に咬み合わせが不安定になる
  • 抜歯を伴う矯正:抜歯により咬合支持が変化し、顎関節への負担が変わる可能性がある
  • 治療による顎位の変化:顎の位置関係が変わることで顎関節への負担のかかり方が変化する
  • 装置による筋緊張:矯正装置の違和感からくる筋緊張が顎関節症状を引き起こす可能性がある
  • 顎関節症に対する矯正治療のアプローチ

    顎関節症の治療は症状の程度や原因によって異なり、多角的なアプローチが必要です。そのため、矯正治療単独では改善が難しい場合には、以下のようなアプローチが検討されることがあります。

    咬合スプリントの使用

    咬合スプリントとは、顎の関節や歯を保護するための装置です。この装置を使用することで、顎関節の負担を減らし、痛みを軽減することができます。また、矯正治療と併用することで、効果的に顎関節症を改善することができます。

    顎関節マッサージやリハビリ

    顎関節の筋肉をほぐすために、マッサージやリハビリを行うことも有効です。マッサージで顎関節の筋肉の緊張を解消し、痛みを和らげることができます。

    薬物療法

    顎関節症の痛みが強い場合には、鎮痛剤や筋弛緩剤などの薬物療法が使われることがあります。しかし、薬物療法は根本的な治療ではなく、症状を一時的に緩和するための手段です。矯正治療との併用で、症状の改善が期待されます。

    顎関節症患者が矯正治療を受ける際の注意点

    顎関節症の症状がある方が矯正治療を検討する際には、いくつか注意点があります。

    矯正治療前に確認すべきこと


    顎関節症がある場合、矯正治療を始める前に十分な検査と評価を行い、症状の安定化を図ることが重要です。現在の症状を詳しく伝え、治療計画に反映させることが成功の鍵となります。

    • 顎関節症の正確な診断と原因の特定
    • 現在の症状の程度と変動パターンの確認
    • 矯正治療によるリスクとベネフィットの評価
    • 画像検査(レントゲン、MRIなど)による顎関節の評価
    • 過去の顎関節症治療歴とその効果

    適切な医師の選び方

    顎関節症と矯正治療の両方に対応できる医師を選ぶことが重要です

    • 顎関節症の診断と治療に精通している
    • 矯正治療の経験が豊富である
    • 両者の関連性について理解している
    • 患者の症状や不安に丁寧に対応してくれる
    • 治療計画を詳しく説明してくれる

    治療期間と費用

    矯正治療には一定の期間がかかるため、治療の開始前に治療期間や費用についてもしっかりと理解しておく必要があります。

    顎関節症の進行を防ぐためのアフターケア

    治療が終了した後も、顎関節症の進行を防ぐためのケアが必要です。矯正治療後のアフターケアとして、定期的な歯科検診を受けることが推奨されます。

    顎関節症と矯正治療における生活習慣の改善

    顎関節症の改善には、医療的なアプローチだけでなく、日常生活における習慣の改善も重要です。

    自宅でできるセルフケア

    以下のようなセルフケアが症状の改善に役立ちます

    • 温熱療法:温かいタオルやカイロを顎関節部に当てる
    • 顎のストレッチ:専門家の指導のもとで適切なストレッチを行う
    • マッサージ:咀嚼筋のやさしいマッサージ
    • 姿勢の改善:猫背や頬杖をつく習慣を改める
    • リラクゼーション:ストレス軽減のためのリラックス法(深呼吸など)

    食生活と咀嚼の重要性


    バランスの良い食生活と適切な咀嚼は、顎関節の健康維持に欠かせません。特に現代の柔らかい食事中心の生活は咀嚼筋の弱体化を招き、顎関節症のリスクを高める可能性があります。

    • 左右均等に咬む習慣をつける
    • よく咬んで食べる(一口30回程度)
    • 硬い食べ物も適度に摂取する
    • 咀嚼筋を鍛えるガム咀嚼(医師の指導のもとで)
    • 規則正しい食事時間

    ストレス管理の重要性

    精神的なストレスは顎関節症の発症や悪化に大きく関わっています。仕事や学業のオーバーワークを避けたり、十分な睡眠時間を確保することはもちろん、日頃から適度な運動をしたり趣味の時間を作るなどしてストレスを発散する方法を見つけましょう。

    まとめ

    顎関節症と矯正治療の関係は複雑で、すべての患者さんに同じアプローチが効果的というわけではありません。顎関節症の原因が明らかに不正咬合にある場合は、矯正治療が症状改善に有効な場合もありますが、逆に症状を悪化させる可能性もあります。重要なのは、個々の症状や原因に応じた適切な診断と治療計画です。

    顎関節症の症状がある方が矯正治療を検討する際は、顎関節症と矯正治療の両方に精通した専門医に相談し、リスクとベネフィットを十分に理解した上で治療を進めることをおすすめします。また、医療的なアプローチだけでなく、日常生活における習慣の改善も症状の管理に重要な役割を果たします。

    日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドの矯正治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。