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歯がないと印象が悪い?歯を失う影響とインプラントなどの治療法

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結論:歯がない状態は口元の印象だけでなく、噛む・話す機能や残りの歯の並びにも影響することがあります。失った歯を補う方法にはインプラント・ブリッジ・入れ歯があり、それぞれ長所と短所があります。どの方法が合うかは、歯科医師の診察と検査で判断します。

この記事では、歯を失う主な原因と、歯を補う治療法の違い、インプラント治療の流れ・リスク・治療後のケアを解説します。

歯がないことで起こりうる影響

歯がない状態が続くと、口の中の環境や日常生活にさまざまな影響が出ることがあります。

特に、すき間に向かって周りの歯が傾いたり移動したりすると、かみ合わせが変わることがあります。抜歯後は、隣の歯の移動やかみ合わせの変化を防ぐため、早めに修復方法を決めることがすすめられています[2]。

  • よく噛めず、食べられるものが限られる
  • 発音しにくくなり、会話がしづらくなる
  • 口元の見た目が変わる
  • 残っている歯に負担がかかり、歯並びが崩れる
  • 口元を気にして人前で笑いにくくなる

歯を失う主な原因はむし歯と歯周病

永久歯を抜く原因として多いのは、歯周病とむし歯です。8020推進財団の調査では、抜歯の主な原因は歯周病が約42%、むし歯が約32%、歯の破折が約11%でした[1]。

抜歯の主な原因 割合
歯周病 約42%
むし歯(う蝕) 約32%
その他 約13%
破折(歯が割れる) 約11%
矯正 約1%

(出典:8020推進財団「永久歯の抜歯原因調査 報告書」平成17年[1])

むし歯による歯の喪失

むし歯は、歯垢(プラーク:歯の表面につく細菌のかたまり)の中の細菌が糖から酸を作り、歯の表面のエナメル質を溶かす病気です[2]。

放置すると内側の象牙質、さらに神経のある歯髄へと進み、保存が難しければ抜歯になります[2]。進み具合によって治療法が変わります。

むし歯の段階 主な対応
初期(エナメル質の範囲) フッ化物による再石灰化(自然な修復)の促進[2]
中期(象牙質まで進行) むし歯の部分を削り、詰め物をする[2]
重度(歯髄まで進行) 根管治療(歯の根の中の治療)、保存が難しい場合は抜歯[2]

歯周病による歯の喪失

歯周病は、歯ぐきやその深部に炎症が起こり、歯を支える骨が溶けていく病気です[3]。

初期は自覚しにくいものの、進むと歯がぐらつき、歯の位置も変わっていきます[3]。

  • 歯肉炎:歯ぐきが腫れた状態。丁寧な歯みがきで改善が期待できる[3]
  • 歯周炎:歯を支える骨が溶け、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の深い溝)ができる[3]
  • 重症:骨が失われて歯の動揺が大きくなり、歯の位置が変わる[3]

歯みがきのときの出血や、歯ぐきの腫れを繰り返すといった症状があれば、早めに歯科を受診しましょう[3]。

失った歯を補う3つの方法

失った歯を補う方法には、主にインプラント・ブリッジ・入れ歯の3つがあります[4]。

方法 主な長所 主な短所
入れ歯 保険適用内なら費用が比較的安い。治療期間が比較的短い 着脱の手間がある。噛む力が弱い。留め具をかける歯に負担がかかる
ブリッジ 取り外し不要。保険適用内なら費用が比較的安い 両隣の健康な歯を削る。支える歯の負担が大きい
インプラント 隣の歯を削る必要がない。取り外しの手間がない 保険適用外で費用が比較的高い。治療期間が長め

(日本口腔インプラント学会の資料をもとに作成[4])

インプラント治療とは

インプラント治療は、歯が抜けた部分の顎の骨に人工の歯根を埋め、それを土台に人工の歯を作る治療です[4]。

周りの歯を削らずに済み、取り外しの手間がない点が特徴です[4]。一方で手術が必要なため、全身の状態によっては適用が難しい場合があります[6]。

インプラント治療の流れ

インプラント治療は、検査と口の中の準備をしてから手術に進み、最後に人工の歯を入れて定期的なメンテナンスを続けます[5]。

  1. 相談・カウンセリング(全身の状態も確認)[5]
  2. 口の中全体の検査、必要に応じてむし歯・歯周病の治療[5]
  3. レントゲン撮影・血液検査で骨の形や神経の位置を確認[5]
  4. 骨が足りない場合は骨を増やす処置[5]
  5. 麻酔をしてインプラントを埋める手術[5]
  6. インプラントと骨が結合するのを待つ[5]
  7. 仮歯で見た目・噛み心地・話しやすさを確認・調整[5]
  8. 最終的な人工の歯を装着[5]
  9. 毎日の清掃と歯科医院での定期的なメンテナンス[5]

骨と結合するまでの待機期間は、骨の状態やインプラントの種類によって異なります[5]。治療全体の期間・通院回数は、検査のうえで個別にご説明します。

インプラント治療の主なリスク・副作用

インプラント治療には、手術に伴う症状や治療後のトラブルが起こる可能性があります[6]。

  • 術後の痛み(鎮痛薬が必要になることがある)、腫れや内出血[6]
  • 人工の歯の破損・脱落、ネジの緩み[6]
  • インプラント周囲の炎症(インプラント周囲粘膜炎・周囲炎)。周囲炎は骨の吸収を伴い、インプラントを失う原因になる[6]
  • 歯周病がある方や喫煙者は、インプラントが長持ちしにくいことが知られている[6]

インプラントが難しいと言われた場合

顎の骨が足りない場合でも、骨を作る手術を事前または同時に行うことで治療できることがあります。ただし、患者さんの負担は増えます[6]。

高血圧・心臓の病気・糖尿病・骨粗しょう症などがある方や、服用中の薬によっては注意が必要です[6]。持病やお薬については、診察時に正確にお伝えください。

インプラント治療の費用と保険

インプラント治療は原則として健康保険が使えない自由診療です[6]。

例外として、外傷や腫瘍などで顎の骨を失った場合や、生まれつき歯や顎の骨が欠損している場合などには保険が適用されることがあります[6]。費用は治療内容や材料、医院によって異なるため、治療前に総額を確認しましょう[6]。

日本歯科グループの公式サイトでは、インプラント1本あたりの料金を次のように案内しています(レントゲン・CTスキャン・手術代を含みます)。

インプラントの種類(保証期間) 上部構造が銀・プラスチック ジルコニア セラミック
ストローマン(10年保証) 35万円 40万円 45万円
ネオデント(5年保証) 25万円 30万円 35万円
バイオテム(1年保証) 15万円 20万円 25万円

上記はいずれも税込・公式サイト記載の料金で、症例により別途費用があります。骨造成が必要な場合は、GBRが10万円、サイナスリフトが15万円(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)です。詳しくはインプラントのページをご覧ください。

支払い方法・デンタルローンについて

日本歯科グループでは、振込、クレジットカード、デンタルローンの3つの支払い方法を案内しています。デンタルローンはスルガ銀行、アプラス、ジャックスと提携しており、別途分割手数料がかかります。支払い方法は治療前に相談しておくと安心です。

インプラントを長持ちさせるケア

インプラントは、ご自分の歯より入念なセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です[7]。

  • 歯ブラシで、歯ぐきとの境目を特に丁寧に磨く[7]
  • 歯間ブラシやデンタルフロスですき間を清掃する[7]
  • インプラントの根元にはタフトブラシ(毛束が小さい歯ブラシ)を使う[7]
  • 定期健診は一般的に3か月〜半年ごと。頻度は口の状態で決まる[7]
  • 喫煙はインプラントが長持ちしにくくなる要因のため、禁煙・減煙が望ましい[6]

まとめ

歯がない状態は、見た目の印象だけでなく、噛む・話す機能や残りの歯の健康にも関わります。歯を補う方法にはインプラント・ブリッジ・入れ歯があり、費用・期間・周りの歯への影響がそれぞれ異なります。

インプラントは周りの歯を削らずに済む一方、手術や費用の負担、周囲炎などのリスクもあります。治療内容・期間・リスク・費用について十分に説明を受け、納得したうえで選ぶことが大切です。

日本歯科静岡(静岡市葵区追手町2-15 MRKビル3階、静岡駅から徒歩5分)では、患者さまのご希望とお口の状態をうかがい、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案しています。インプラントの初回相談は0円です。術前の疑問や不安にもお答えしますので、歯を失ってお悩みの方はお気軽にご相談ください。

よくある質問

歯がない状態を放置するとどうなりますか?

すき間に向かって周りの歯が傾いたり移動したりして、かみ合わせが変わることがあります。噛みにくさや発音のしづらさにつながる場合もあります。抜歯後は早めに歯を補う方法を歯科医師と相談しましょう。

インプラント・ブリッジ・入れ歯はどれを選べばよいですか?

それぞれに長所と短所があり、残っている歯や骨の状態、全身の健康状態、ご希望によって適した方法が異なります。検査のうえで歯科医師が選択肢をご説明しますので、比較して決めることをおすすめします。

インプラント治療に保険は使えますか?

通常のインプラント治療は健康保険が使えない自由診療です。外傷や腫瘍で顎の骨を失った場合など、一部の例外では保険が適用されることがあります。日本歯科グループの公式サイトでは、インプラント1本あたり15万〜45万円(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)と案内しています。

喫煙していてもインプラント治療は受けられますか?

喫煙者はインプラントが長持ちしにくいことが知られています。治療を検討する場合は、減煙または禁煙してから受けることがすすめられています。

参考情報

  1. 8020推進財団「永久歯の抜歯原因調査 報告書」(平成17年)
  2. MSDマニュアル家庭版「むし歯(う蝕)」
  3. 日本歯周病学会「歯周病の症状|歯周病Q&A」
  4. 日本口腔インプラント学会「入れ歯やブリッジとの違いは」
  5. 日本口腔インプラント学会「相談から治療の流れ」
  6. 日本口腔インプラント学会「よくあるご質問」
  7. 日本口腔インプラント学会「インプラントのお手入れ」