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矯正後のリテーナーは一生必要?装着期間と継続のメリットを解説

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矯正治療を終え、きれいに整った歯並びを手に入れた後に待っているのが「リテーナー」の装着です。矯正治療直後の歯はまだ不安定な状態にあり、元の位置へ戻ろうとする性質があるため、矯正後にはリテーナーを使用して新しい歯並びを長期間安定させる必要があります。

リテーナーを正しく理解し、より良い歯並びと健康な口元を長く保つためのポイントを押さえておきましょう。

矯正直後の歯の特徴

矯正治療が完了して装置が外れた瞬間、歯は「新しい位置」に移動したばかりです。そのため、周囲を支える骨や歯茎がまだ安定していません。

矯正治療を終えた後でも歯は生涯を通じて少しずつ動き続けるため、時間をかけてゆっくりと位置が変化し、場合によっては矯正前の歯並びに戻ってしまうこともありえます。これを防ぐために、矯正直後は特にリテーナーの装着が重要です。

矯正後のリテーナーは一生必要?

「一生必要」と聞くと大げさに感じる方もいるかもしれません。実際には、リテーナーの装着期間には段階があり、時間や頻度を徐々に減らすことが多いです。

装着時間とスケジュールの目安

一般的に、矯正直後の半年から1年ほどは、一日20時間前後装着することを推奨される場合が多く見られます。食事や歯磨きの時間を除いて、ほぼ一日中はリテーナーをつけておくイメージです。そして歯がある程度安定してきたと診断された段階で、夜間のみ、あるいは週に数回といった形で装着時間が徐々に減っていきます。

また、年数が経っても油断は禁物です。特に加齢による歯茎や骨の変化を考えると、リテーナーを定期的に使用し続けることで歯並びを安定化できます。歯科医から「もう装着しなくても大丈夫」と言われることは少なく、夜間だけであっても長期的に続けるほうが安心です。

リテーナーを継続的に使用することで後戻りを防ぎ、再矯正のリスクを減らすことができます。これは長期的に見れば費用面や時間面でも大きなメリットです。

リテーナーの種類

リテーナーには大きく分けて「取り外し式」と「固定式」の2つがあります。それぞれの特徴を理解しておくと、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことができるでしょう。

取り外し式リテーナーと固定式リテーナー

取り外し式リテーナーは、食事や歯磨きの際に外すことができるため、清潔を保ちやすく衛生面で優れています。一方、装着を忘れてしまうと後戻りのリスクが高くなるので、本人の意識と管理が大切です。透明素材を使っているものが多く、見た目を気にする方でも装着しやすい点はメリットといえます。

固定式リテーナーは、歯の裏側にワイヤーを接着するため、自分で外す必要がありません。つまり装着し忘れがないことから後戻り防止により有効である半面、歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病になりやすいリスクも考えられます。定期的に歯科医師のチェックを受け、口腔内を衛生的に保つためのケアが欠かせません。

リテーナーの種類 メリット デメリット
取り外し式 衛生的に保ちやすい
透明タイプなら目立ちにくい
装着を忘れるリスク
紛失しやすい
固定式 24時間効果を発揮
装着忘れの心配がない
歯磨きが難しい
虫歯・歯周病のリスク

矯正後の後戻りの原因

リテーナーをしっかり装着していても、何らかの理由で歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こる場合があります。後戻りが起こりやすい原因と、万が一後戻りしてしまったときの再矯正について紹介します。

後戻りを防ぐためのセルフケアと歯科医でのチェック

歯が後戻りしてしまう主な原因には、歯や骨が新しい位置に馴染むまでの時間不足、咬み合わせや顎のバランスの乱れ、舌や唇からの力の影響などが挙げられます。加齢による歯茎・骨の変化も無視できません。

後戻りを防ぐには、まずはリテーナーの装着を指示通りに続けることが大切です。また、リテーナーそのものが破損していたり汚れていたりすると、正しい位置にフィットせず、十分な効果を得られません。定期的に歯科医院でリテーナーの状態をチェックしてもらうと同時に、虫歯や歯周病の検査も受けておくと安心です。

もし後戻りが進行して歯並びが大きく崩れてしまった場合、再矯正が必要になることがあります。しかし最初から正しいセルフケアを実践し、歯科医の定期チェックを受けていれば、大掛かりな治療を避けられる可能性が高いです。

リテーナーのメンテナンス

矯正治療の効果をしっかり持続させるためには、リテーナーの正しい使い方やメンテナンスが欠かせません。特に取り外し式リテーナーは、破損や紛失を防ぐための管理方法にも注意が必要です。

長期使用を想定したお手入れのコツ

取り外し式リテーナーの場合、朝晩の歯磨きと同時にリテーナーを清掃するのがおすすめです。リテーナー専用の洗浄剤を使うことで、菌の繁殖や汚れを落としやすくなります。装着していないときは専用のケースに入れて保管し、誤って踏んでしまったり落としてしまったりといった事故を避けましょう。

固定式リテーナーの場合は、自分では外せないため歯磨きの仕方に工夫が必要です。ワイヤー周りに歯垢や歯石がたまりやすいので、歯間ブラシやフロスを使って丁寧に清掃を行いましょう。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。

もしリテーナーが合わなくなったり、破損してしまった場合はできるだけ早く歯科医に相談しましょう。少しのゆがみでも、歯に余計な負担がかかり後戻りを促進してしまう可能性があります。

まとめ

矯正後のリテーナーは、歯並びを安定させるために重要な役割を果たします。装着を怠ってしまうと、せっかく整えた歯列が再び乱れ、後戻りのリスクが高まってしまいます。リテーナーには取り外し式と固定式があり、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ライフスタイルに合った選択をすることが大切です。継続的な使用で歯を美しく健康な状態に保つことができ、長期的な費用や時間の削減にもつながります。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。