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ストローマンのインプラントの費用は?内訳と高額になる理由を解説【日本歯科名古屋】

Dental care costs

結論:ストローマンをはじめとするインプラント治療の費用は、自由診療のため医院ごとに異なり、インプラント本体の価格だけでなく、検査・診断、手術、骨造成などの付随処置、人工歯、メンテナンスを合計した金額で決まります[1][2]。費用を比べるときは、1本あたりの価格ではなく、内訳と総額、リスクやメンテナンス体制まで含めて確認することが大切です。

この記事では、インプラントの費用の内訳、ストローマンの製品の特徴、費用を考えるときのポイント、負担を軽くする制度を、日本歯科名古屋の院長が解説します。

ストローマンのインプラントとは

ストローマン(Straumann)は、スイスに本社を置く歯科インプラントのメーカーです。

インプラントは、顎の骨に埋める「インプラント体」、人工歯との間をつなぐ「アバットメント」、人工歯である「上部構造」から構成されます[1]。メーカーによって、素材や形、表面の加工、部品の種類が異なります。

日本歯科名古屋を含む日本歯科グループでは、ストローマン社製のインプラントを主に採用しています(公式サイト記載)。

素材と表面処理の特徴

ストローマンの特徴として、独自素材「Roxolid」と表面処理「SLA」「SLActive」が挙げられます。

  • Roxolid:チタンに15%のジルコニウムを配合した素材で、メーカーは従来のグレード4チタンと比べて高い機械的強度をもつと説明しています[7]。
  • 細いインプラントの選択肢:強度の向上により細いインプラントを選べる場面が広がり、骨造成などの処置を避けられる場合があるとされています[7]。
  • SLA・SLActive:骨との結合を目的とした表面加工で、SLActive表面と組み合わせた製品は早期の治癒を促すとメーカーは説明しています[7][8]。

実際の治癒期間や適した製品は、骨の状態などによって異なります。

製品の種類

ストローマンには、形状や太さ・長さが異なる複数のインプラントがあり、骨の量や部位、見た目の要望などに応じて選択します。

どの製品が適しているかは、検査結果をもとに歯科医師が判断します。

インプラントの費用は何で決まる?

インプラントの費用は、インプラント本体の価格だけでなく、治療全体の項目の合計で決まります。

日本口腔インプラント学会は、インプラントの費用を次の6つの項目で説明しています[2]。

費用の項目 主な内容
1. 診査・診断 口の中の検査、レントゲン・CT撮影、治療計画
2. インプラント手術 インプラント体の埋入
3. 骨量が足りない場合の付随手術 骨造成など
4. 手術関連処置 麻酔、薬、術後の処置など
5. 上部構造 アバットメントや人工歯(素材によって異なる)
6. メンテナンス 治療後の定期的なチェックと清掃

同じメーカーのインプラントでも、骨造成の有無や人工歯の素材、本数によって総額は大きく変わります。見積もりを受けたら、どの項目が含まれ、どの項目が別料金なのかを確認しましょう[2]。

日本歯科グループのストローマンインプラントの費用

日本歯科名古屋を含む日本歯科グループでは、ストローマンインプラントの費用(1本あたり)を、上部構造の素材に応じて次のように設定しています(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)。

上部構造の素材 1本あたりの費用
銀・プラスチック 35万円
ジルコニア 40万円
セラミック 45万円

この費用にはレントゲン・CTスキャン・手術代が含まれ、保証期間は10年です。骨造成(サイナスリフト15万円、GBR10万円)、コンピューターガイド(6万円)、静脈内鎮静法(9万円)は必要に応じて別途かかります(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)。

なぜインプラント治療は高額になりやすいのか

インプラント治療は、手術を伴い、検査から治療後のメンテナンスまで長期間にわたるため、費用が高額になりやすい治療です[1]。

  • 保険適用外の自由診療である[1]
  • 手術前の検査(CTなど)や診断に時間をかける[1]
  • 骨が不足している場合は骨造成が必要になる[1]
  • 人工歯の作製や調整を複数回行う[9]
  • 治療後も定期的なメンテナンスが必要[3]

保険が適用されるケース

インプラント治療は通常保険適用外ですが、外傷や腫瘍による顎の骨の欠損、骨移植による再建、先天的な欠損など、一部のケースでは保険が適用されます[1]。

ご自身が該当するかどうかは、診察で確認します。

費用だけで判断しないためのポイント

インプラントを選ぶときは、1本あたりの価格だけでなく、治療の内容と長期的なケアまで含めて比べることが大切です。

見積もりで確認したいこと

  • 費用の総額と内訳(検査、手術、骨造成、人工歯、メンテナンス)[2]
  • 使用するインプラントのメーカー・製品名(記録として保管することが勧められています)[6]
  • 人工歯の素材と、その特徴
  • 治療後の保証の有無と条件
  • 追加費用が発生する可能性がある場合の説明

国民生活センターは、治療前に口の中と全身の状態、治療方法、費用、リスクについて歯科医師に説明を求めるよう呼びかけています[10]。

他の治療法との比較

歯を失った場合の治療法には、インプラントのほかにブリッジや入れ歯があり、それぞれに利点と欠点があります[11]。

治療法 主な利点 主な欠点
インプラント 隣の歯を削らない。取り外しの手間や違和感が少ない[11] 自由診療のため費用が比較的高額、治療期間が長め[11]
ブリッジ 固定式で比較的短期間。保険適用内なら比較的安価[11] 隣の歯を多く削る。支える歯の負担が大きい[11]
入れ歯 保険適用内なら比較的安価で、治療期間も比較的短い[11] 取り外しの手間。噛む力が弱い[11]

費用だけでなく、お口全体の状態やご希望をふまえて、歯科医師と相談して選びましょう。

インプラント治療の流れ・期間・リスク

インプラント治療は、検査・診断から人工歯の装着、メンテナンスまで段階的に進みます[9]。

  1. 相談・検査・診断:お悩みや全身状態の確認、レントゲン・CT撮影など[9]
  2. 前処置:必要に応じて抜歯、歯周病治療、虫歯治療、骨を補う処置[9]
  3. 埋入手術:局所麻酔(必要に応じて静脈内鎮静法)でインプラント体を埋入[1]
  4. 治癒期間:骨との結合を待つ期間は、下あごで2〜3か月、上あごで4〜6か月程度が目安[1]
  5. 人工歯の装着:仮歯で確認・調整し、最終的な人工歯を装着[9]
  6. メンテナンス:一般的に3か月から半年ごとの定期的なチェックと清掃[3]

治療期間は骨の状態や骨造成の有無によって異なります[1]。

主なリスク・副作用

どのメーカーのインプラントでも、手術や長期使用にともなうリスクがあります。

  • 術後の痛み・腫れ・内出血[1]
  • 周囲の組織や神経の損傷による、しびれなどの症状[6]
  • ネジのゆるみ、人工歯の破損や脱離[1][6]
  • インプラント周囲炎(インプラントの周りの歯ぐきや骨が炎症で壊れる病気)。進行するとインプラントを失うおそれがある[1]

また、高血圧、糖尿病、骨粗しょう症などの持病や服用中の薬、喫煙、歯周病は、治療の可否や経過に関わるため、事前に必ずお伝えください[1]。

費用負担を軽くする方法

インプラント治療の費用負担は、医療費控除や分割払いなどの制度を知っておくことで、計画的に準備しやすくなります。

医療費控除

医療費控除は、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告で受けられる所得控除です[4]。

  • 控除額は「支払った医療費 − 保険金などの補てん額 − 10万円」が原則です[4]。
  • 総所得金額等が200万円未満の方は、10万円の代わりに総所得金額等の5%を差し引きます[4]。
  • 控除額の上限は200万円です[4]。
  • 治療が年をまたぐ場合は、支払った年ごとに対象になります[5]。

インプラントが医療費控除の対象になるかは、治療の目的や内容によって異なります。領収書を保管し、詳しくは税務署や税理士にご確認ください。

分割払い・歯科ローン

医院によっては、分割払いや歯科ローン(デンタルローン)を利用できる場合があります。

歯科ローンで支払った場合、信販会社が立て替えた金額はローン契約が成立した年の医療費控除の対象になり、金利や手数料は対象外です[5]。利用条件は医院や金融機関によって異なるため、事前に確認しましょう。日本歯科グループでは、スルガ銀行、アプラス(SBI新生銀行グループ)、ジャックス(三菱UFJ銀行グループ)と提携したデンタルローンを利用できます(120回分割の場合で月々2,519円〜、別途分割手数料あり/公式サイト記載)。

治療後の費用を抑えるために大切なこと

インプラントを長く使い、修理や再治療の費用を抑えるためには、毎日のセルフケアと定期メンテナンスが欠かせません[3]。

  • 歯ブラシで、インプラントと歯ぐきの境目をていねいに磨く[3]
  • デンタルフロス、歯間ブラシ、タフトブラシで隙間を清掃する[3]
  • 3か月〜半年ごとを目安に、定期メンテナンスに通う[3]
  • 喫煙している方は、禁煙または減煙に取り組む[1]

まとめ

  • インプラントの費用は医院ごとに異なり、検査・手術・付随手術・人工歯・メンテナンスなどの合計で決まります[2]。
  • ストローマンは、Roxolid素材やSLA・SLActive表面処理などの特徴をもつメーカーです[7][8]。
  • 費用は1本あたりの価格ではなく、内訳と総額、リスク、保証やメンテナンス体制まで含めて比べましょう。
  • 医療費控除や歯科ローンの仕組みを知っておくと、計画的に準備しやすくなります[4][5]。

日本歯科名古屋では、インプラントの初回相談を0円で行っており、検査結果をもとに治療計画・保証内容・見積もりをご説明しています。インプラントは主にストローマン社製を採用しており、治療中の緊張や不安が強い方は静脈内鎮静法を選ぶこともできます。費用や治療の流れは日本歯科グループのインプラント治療のページでもご確認いただけます。まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

ストローマンのインプラントは1本いくらですか?

インプラント治療は自由診療のため、費用は医院ごとに異なり、検査や手術、骨造成の有無、人工歯の種類などによっても変わります[2]。日本歯科グループでは、ストローマンインプラントは1本あたり35万〜45万円(上部構造の素材により異なる)です(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)。見積もりでは、どの項目が含まれているかを確認しましょう。

インプラントの費用に保険は使えますか?

インプラント治療は通常、保険適用外の自由診療です。外傷や腫瘍による顎の骨の欠損、先天的な欠損など、一部のケースでは保険が適用されます[1]。

インプラントの費用は医療費控除の対象になりますか?

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に受けられる所得控除です[4]。インプラントが対象になるかは治療の目的や内容によるため、税務署や税理士にご確認ください。歯科ローンの場合は、ローン契約が成立した年の対象になります[5]。

安い見積もりの医院を選んでも大丈夫ですか?

費用だけで判断せず、検査や診断の内容、骨造成やメンテナンスが含まれているか、リスクや他の治療法の説明があるかを確認することが大切です[2][6]。総額で比べることをおすすめします。

インプラントの費用以外に、治療後にかかるお金はありますか?

治療後は定期的なメンテナンスが必要で、日本口腔インプラント学会もメンテナンスを費用の項目の一つに挙げています[2][3]。人工歯の修理や交換が必要になる場合もあるため、保証内容とあわせて確認しておきましょう。

参考情報

  1. 公益社団法人日本口腔インプラント学会「よくあるご質問」
  2. 公益社団法人日本口腔インプラント学会「インプラントの費用は?」
  3. 公益社団法人日本口腔インプラント学会「インプラントのお手入れ」
  4. 国税庁「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」
  5. 国税庁「No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例」
  6. U.S. Food and Drug Administration「Dental Implants: What You Should Know」
  7. ストローマン「Straumann® Roxolid®」(メーカー情報)
  8. ストローマン「Straumann® IMPLANT MATERIAL」(メーカー情報)
  9. 公益社団法人日本口腔インプラント学会「相談から治療の流れ」
  10. 独立行政法人国民生活センター「あなたの歯科インプラントは大丈夫ですか-なくならない歯科インプラントにかかわる相談-」(2019)
  11. 公益社団法人日本口腔インプラント学会「入れ歯やブリッジとの違いは」