インプラント

無料相談

Menu

矯正で抜歯4本すると値段はいくら増える?追加費用の相場と注意点

183

矯正治療を検討していると、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要になる場合があります。特に「抜歯が4本も必要」と言われると、治療費や治療期間など不安に思う方も多いかもしれません。矯正に伴う抜歯の目的やメリット・デメリットを理解して、納得できる治療を進めることが大切です。

矯正治療で4本抜歯が必要になる理由とは?

歯科矯正では、歯を動かすためのスペースを確保するために抜歯を行うことがあります。なかでも、小臼歯(前から数えて4番目・5番目の歯)を抜く方法は比較的多いです。これは上下左右の計4本を抜くことで左右・前後のバランスがとりやすく、歯並びや咬み合わせが整いやすいと考えられているからです。

もちろん、全ての症例で抜歯が必要になるわけではありません。歯の大きさや顎のサイズ、歯並びの状態によっては非抜歯でも矯正できる場合があります。したがって、事前に歯科医院で精密検査やカウンセリングを受け、抜歯の必要性をしっかりと確認することが大切です。

4本抜歯で値段はどれくらい増える?

矯正治療では、基本的に「矯正装置の費用」「調整費」「保定装置費用」などのメイン費用がかかりますが、抜歯を伴う場合は別途「抜歯費用」や関連する治療費が加わります。矯正用の抜歯は原則保険適用外で、1本あたり5,000~15,000円程度かかることが多いです。4本抜歯すれば単純計算で2万~6万円ほど追加になる可能性があります。

ただし、抜歯費用はあくまでも目安であり、歯の状態や病院の方針、地域などによって金額が変動することがあります。抜歯の前にCTやレントゲン撮影を行うと、検査費用や診断費用が別途かかる場合もあるため、合計の費用としてはさらに増える可能性がある点に注意が必要です。

矯正抜歯が保険適用になりにくい理由

一般的な虫歯や歯周病、親知らずの抜歯は、機能回復や疾患治療を目的としているため保険適用されます。一方、矯正のために健康な歯を抜歯する場合は「見た目を主目的とした自由診療」とみなされやすく、保険が効きにくいのが現状です。

ただし、顎変形症など一部の病気を伴う矯正治療であれば、保険が適用される場合があります。自身の症状が保険診療の対象となるかどうかは、矯正専門医やかかりつけ医に相談してみましょう。

4本抜歯による追加費用の目安

4本全て小臼歯を抜歯する場合、1本あたり5,000~15,000円程度の抜歯費用が発生します。さらに、レントゲンやCT、診察・麻酔などが複数回に分かれて行われる場合には、その都度費用が加算されることもあります。「検査費用+抜歯費用+診療費」の合計が高額になりやすい点を覚えておきましょう。

費用項目 目安費用 内容
抜歯費用
(4本分)
20,000~60,000円 1本あたり5,000~15,000円
検査費用 10,000~50,000円 CT・レントゲン撮影、モデル作製、診断料など
診療費 数千円~数万円 通院時の診察、麻酔代、投薬代など

これらはあくまでも目安で、矯正治療に入る前の虫歯・歯周病治療などによっても費用は変わってきます。「思っていたより高かった…」ということにならないよう、事前カウンセリングや見積もりをよく確認することが重要です。

4本抜歯のリスク

矯正治療で4本抜歯が必要と診断された場合、下記のような注意点やリスクがあります。

  • 抜歯後のスペースが十分に活かされないと歯並びが戻りやすい
  • 抜歯部位の治癒に時間がかかる場合がある
  • 一度に4本全て抜くのは体への負担が大きいため、段階的に抜歯することが多い
  • 抜歯の選択肢が正しいかどうかは歯並びだけでなく顔貌への影響も考慮する

抜歯するメリットとしては、歯を並べるスペースが生まれることで歯並びが改善しやすくなる点や、口元が引っ込み、横顔がすっきりすることがある点が挙げられます。抜歯を行う前に十分な検査とカウンセリングを受け、メリット・デメリットを把握しておくことが大切です。

矯正での抜歯費用を抑えるには?

矯正中の抜歯費用を少しでも抑えたい場合は、以下のような方法を検討してみてください。

治療費を明確化している歯科医院を選ぶ

矯正治療では、装置費用や調整料、抜歯費用、検査費用など複数の項目が混在します。総額の見積もりをはっきり提示してくれる歯科医院を選ぶと安心です。抜歯費用や追加オプション費用が含まれているのかどうか、契約前に必ず確認しておきましょう。

分割払い・デンタルローンを活用する

一度に大きな金額を負担するのが難しい場合、分割払い(デンタルローン)や月々の定額払いなどの支払いプランを利用するのも一つの手です。クリニックによっては無金利あるいは低金利で利用できる場合もあるため、カウンセリング時に相談してみることをおすすめします。

保険適用になる抜歯があるかを確認する

歯科矯正のための抜歯(便宜抜歯)は基本的に自由診療ですが、親知らずなど機能障害や痛みがある歯に対しては保険適用となる場合があります。矯正計画を立てる際に、保険で抜ける歯が含まれていないかどうか、担当医に確認しておくと費用負担を抑えられるかもしれません。

まとめ

矯正治療で4本抜歯を行うと、1本あたり5,000~15,000円程度の抜歯費用が追加となり、検査費用や診療費も含めると総額が想定より高くなることがあります。まずは、抜歯が本当に必要なのかをしっかり診断してもらい、治療計画と費用の見積もりを確認しておくことが大切です。納得のいく形で矯正を進めるために、複数の歯科医院でカウンセリングを受けるのも良いでしょう。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。