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子供の反対咬合の矯正費用はいくら?早期治療の相場と保険適用の条件は?

Teeth trouble ( bite type ) vector illustration /Underbite

お子さまの反対咬合(受け口)の治療を検討する中で、費用が気になるという方は多いのではないでしょうか。マウスピース矯正を含む様々な治療オプション、費用相場、保険適用の可能性など、知っておくべき情報はたくさんあります。

この記事では、子どもの反対咬合矯正にかかる費用を、分かりやすく解説します。

反対咬合(受け口)とは?

反対咬合は、下あごが上あごより前に出ている状態を指し、一般的に「受け口」とも呼ばれます。この状態は見た目の問題だけでなく、咀嚼機能や発音に影響を与え、将来的には顎関節症などの機能的な問題を引き起こすリスクもあります。

子どもの反対咬合には以下のような原因が考えられます。

  • 遺伝的要因(家族に受け口の人がいる)
  • 顎の発育不均衡
  • 指しゃぶりなどの習癖
  • 口呼吸の習慣

反対咬合は成長とともに自然に改善することは少なく、放置すると成長に伴い症状が悪化してしまうケースが多いため、早期発見・早期治療が重要と考えられています。

子どもの反対咬合矯正の費用相場

小児矯正は一般的に「一期治療」と「二期治療」に分けられ、それぞれの治療段階によって費用や治療法が異なります。

一期治療(乳歯・混合歯列期)の費用

一期治療は、主に乳歯から永久歯に生え変わる時期(3〜10歳頃)に行う早期矯正治療です。

  • 費用相場:10万円〜50万円程度
  • 治療期間:6ヶ月〜2年程度
  • 主な装置:床矯正装置、マウスピース型矯正装置など

成長期の子どもの顎の発達を利用して骨格的な問題を改善するため、早期に行うほど効果が期待できます。軽度から中等度の反対咬合であれば、この段階だけで治療が完了する可能性もあります。

二期治療(永久歯列完成後)の費用

二期治療は、ほとんどの永久歯が生えそろった後(12歳頃〜)に行う本格的な矯正治療です。

  • 費用相場:40万円〜100万円以上
  • 治療期間:1年半〜3年程度
  • 主な装置:ワイヤー矯正、マウスピース矯正など

骨格的な問題が大きい場合や、一期治療だけでは十分な改善が見られなかった場合に行われます。症状が重度の場合は、外科手術を併用する顎矯正手術が必要になることもあり、その場合は費用が150万円を超える場合もあります。

治療段階 年齢目安 費用相場 主な装置例
一期治療 3〜10歳頃 10万〜50万円 床矯正・マウスピース等
二期治療 12歳頃〜 40万〜100万円以上 ワイヤー・マウスピース等
外科矯正併用 成長完了後 100万〜150万円以上 手術+矯正装置

マウスピース矯正による反対咬合治療の費用相場

近年、子どもの矯正治療でもマウスピース型矯正装置の使用が増えています。従来の金属ブラケットに比べて目立ちにくく、取り外しが可能なため、お子さんの負担を軽減できるというメリットがあります。費用相場は以下の通りです。

  • 一期治療での費用:20万〜60万円程度
  • 二期治療での費用:80万〜120万円程度

マウスピース矯正は従来の矯正方法に比べて高額になる傾向がありますが、見た目の優位性や取り外しができる利便性から選択する方も増えています。ただし、症状によってはマウスピース矯正が向いていない場合もあるため、歯科医師の診断を受けることが重要です。

子どもの反対咬合矯正における保険適用の条件

歯科矯正治療は基本的に自費診療となりますが、特定の条件を満たす場合には健康保険が適用されることがあります。

保険適用となる主な条件

  • 厚生労働省指定の疾患(唇顎口蓋裂など先天性疾患)に該当する場合
  • 顎変形症などで外科手術を伴う場合
  • 反対咬合で、上下の歯のかみ合わせが前歯4本以上逆の場合(厳密な条件あり)

保険適用には医師による詳細な診断と所定の手続きが必要となり、すべての患者さまが対象になるわけではありません。また、保険適用になっても、使用できる装置や材料に制限があることも理解しておきましょう。

自立支援医療制度について

18歳未満の子どもの場合、保険適用となる症例であれば「自立支援医療(育成医療)」の利用も検討できます。この制度を利用すると、世帯の所得に応じて自己負担額が軽減される可能性があり、最大で医療費の1割負担まで軽減されることもあります。

ただし、申請には指定医療機関での診断書など複数の書類が必要で、事前の手続きが必須です。お住まいの自治体の窓口で詳細を確認しましょう。

医療費の負担を軽減する方法

矯正治療の費用負担は大きいですが、いくつかの方法で経済的負担を軽減できる可能性があります。

医療費控除の活用

年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告で医療費控除を受けることができます。矯正治療費だけでなく、治療に関連する交通費なども医療費に含めることができるため、しっかりと記録を残しておくことが重要です。

矯正治療用の保険や積立プラン

  • 医療保険の矯正特約(一部の保険会社で提供)
  • 歯科医院での分割払いプラン
  • 医療ローン(金融機関やクレジットカード会社提供)

治療開始前に複数の歯科医院で相談し、支払いプランについても確認しておくと安心です。多くの医院では無料相談や診断を行っているので積極的に活用しましょう。

子どもの反対咬合矯正はいつ始めるべきか

反対咬合の治療時期については、症状の程度や原因によって異なりますが、一般的には以下のような目安があります。

最適な治療開始時期の目安

  • 顎の成長による問題:3〜6歳頃から(早期発見が重要)
  • 歯並びの問題が中心:乳歯から永久歯への交換期(6〜9歳頃)
  • 軽度の場合:様子を見ながら永久歯が生えそろう時期に判断

子どもの顎は成長期に効率よく誘導できるため、早期発見・早期治療が推奨されます。最初の診察は3〜4歳頃から行い、必要に応じて適切な時期に治療を開始するというアプローチが一般的です。

ただし、すべてのケースで早期治療が必要というわけではなく、症状によっては経過観察を選択することもあります。どの場合も歯科医師の適切な診断を受けることが大切です。

矯正歯科医院選びのポイント

子どもの反対咬合治療では、医院選びも重要な要素です。以下のポイントを参考に選ぶと良いでしょう。

  • 小児矯正の実績や症例数が豊富か
  • お子さんの不安を和らげる工夫がされているか
  • 複数の治療オプション(マウスピース矯正など)を提供しているか
  • 定期的な経過観察やメンテナンスの体制は整っているか

治療方針や費用は医院によって大きく異なることがあるため、必ず複数の医院で相談を受けて比較検討することをおすすめします。また、相談時には詳細な見積もりを出してもらい、分割払いなどの支払い方法についても確認しておくとよいでしょう。

まとめ

子どもの反対咬合の矯正治療は、成長期のタイミングを活かすことで効果的に行うことができます。費用面では、一期治療で10万〜50万円、二期治療では40万〜100万円以上かかるのが一般的です。

大切なのは、お子さんの症状を早期に専門家に相談し、最適な治療時期と方法を見極めることです。複数の医院で相談を受け、費用面だけでなく治療方針や医院の雰囲気なども比較した上で決断することをおすすめします。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。