インプラント

無料相談

Menu

マウスピース矯正とは?透明な歯列矯正のメリット・デメリットを解説【静岡歯科院長が解説!】

219

歯列矯正を考えている方の多くが「目立たない矯正方法はないか」と悩まれていることでしょう。マウスピース矯正は透明で取り外し可能な装置を使用するため、見た目を気にせず治療できます。

この記事では、マウスピース矯正の基本的な仕組みから適している症例まで詳しく解説します。矯正治療をお考えの方はぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正とは?透明な装置で歯を理想的な位置へ

マウスピース矯正とは、透明な装置(アライナー)を使って歯を少しずつ動かしていく歯列矯正の方法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、装置が目立たないため「見えない矯正」とも呼ばれ、審美性を気にする方に人気です

アライナーは患者さま一人ひとりの歯型に合わせてオーダーメイドで作製され、治療計画に沿って約2週間ごとに新しいものに交換していきます。少しずつ形状の異なるアライナーを順番に装着することで、理想的な歯並びへと導きます。

マウスピース矯正の仕組み

マウスピース矯正の治療プロセスは以下のような流れで進みます。

  1. 3Dスキャンや型取りを行い、現在の歯並びをデータ化
  2. コンピューター上で治療計画を立て、最終的な歯並びをシミュレーション
  3. 治療計画に基づいて複数段階のアライナーを作製
  4. 約2週間ごとにアライナーを交換しながら徐々に歯を移動
  5. 定期的な通院で進捗を確認

3Dシミュレーション技術により、治療開始前に矯正後の仕上がりイメージを確認できるのが大きな特徴です。歯がどう動いていくのか、画面で見て確認できます

マウスピース矯正に使用する装置

マウスピース矯正に使用されるアライナーには、以下のような特徴があります。

特徴 内容
素材 透明な医療用プラスチック
厚さ 約0.5〜0.8mm程度の薄いシート状
形状 歯全体を覆う設計
装着時間 1日20〜22時間(食事・歯磨き時以外)
交換頻度 約2週間ごと

マウスピース矯正のメリット

審美性に優れている

マウスピース矯正最大の魅力は、その優れた審美性です。透明な素材で作られているため、装着していても周囲からほとんど気づかれません。ビジネスシーンや人前に出る機会が多い方、就職活動や結婚式を控えた方など、見た目を重視したい方に特におすすめです。

取り外しが可能

マウスピース矯正は自分で簡単に取り外しができる装置です。食事や歯磨きの際にはアライナーを外すため、食べ物の制限がほとんどなく、歯磨きも普通に行えます。大切な会食やイベントなど、必要なときは短時間外すことも可能です。

痛みや違和感が少ない

従来のワイヤー矯正に比べて、マウスピース矯正は歯に加わる力が緩やかで計画的なため、従来の矯正に比べて痛みや違和感が少ないとされています。また、金属の針金やブラケットがないため、口内炎や頬の内側を傷つけるリスクも低減されます

お口の中を清潔に保ちやすい

装置を外して普段通りの歯磨きやフロスができるため、矯正中でも口腔内を清潔に保ちやすいです。矯正治療中も虫歯や歯周病を予防しやすいのが大きな利点です。

治療計画が可視化される

マウスピース矯正では、3Dシミュレーションにより治療開始前に最終的な歯並びを確認できます。また、歯がどのように動いていくかも事前にわかるので、治療の見通しが立ちやすく安心です。

通院の回数を減らせる

一度の来院で複数のアライナーをまとめて受け取れるため、従来の矯正より通院回数を減らせます。忙しい社会人や遠方にお住まいの方でも、時間的負担を軽減しながら矯正治療を続けられます

金属アレルギーの心配が少ない

金属アレルギーをお持ちの方でも、金属を使わないマウスピース矯正なら安心して治療を受けられます。使用される医療用プラスチックは、アレルギー反応を起こしにくい素材です。

マウスピース矯正の適応症例

マウスピース矯正の効果が高い症例と限定的な症例について理解しておきましょう。

マウスピース矯正に適した症例

  • 軽度から中程度の歯並びの乱れ
  • すきっ歯
  • 歯が少し重なっている
  • 軽い噛み合わせの問題
  • 矯正治療後の後戻り症例

マウスピース矯正が難しい症例

  • 歯の重なりが深刻な場合
  • 大きく歯を動かす必要がある場合
  • 顎関節症の重度症例
  • 顎が大きくずれている場合(外科的手術が必要)
  • 歯の形状が特殊な場合

マウスピース矯正の適応については、事前のカウンセリングと精密検査によって判断されます。マウスピース矯正が難しい場合でも、他の矯正方法や複数の治療法を組み合わせる方法を検討できます

マウスピース矯正の治療期間

治療期間の目安

マウスピース矯正の治療期間は歯並びの状態によって大きく異なりますが、一般的には以下のような目安があります。

歯並びの状態 かかる期間
軽度の歯並びの乱れ 約6ヶ月〜1年
中等度の歯並びの乱れ 約1年〜1年半
複雑な症例 約1年半〜2年以上

これらは目安であり、人によって期間は変わります。装着時間を守れない場合は、治療期間が延長することがあります。

マウスピース矯正を成功させるためのポイント

信頼できる歯科医院選び

マウスピース矯正の成功には、経験のある矯正歯科医による適切な診断が不可欠です。以下のポイントを参考に医院を選びましょう。

  • マウスピース矯正の治療実績は十分か
  • カウンセリングが丁寧で質問にしっかり答えてくれるか
  • 治療内容や費用をわかりやすく説明してくれるか
  • 最新の設備や技術を導入しているか
  • 治療後のケアや保証はどうか

装着時間を厳守する

マウスピース矯正では、アライナーの装着時間が治療効果に直結します。1日20〜22時間の装着を必ず守りましょう。食事と歯磨き以外はできるだけ装着し続けることが理想的です。

定期検診は必ず受ける

定期的な検診で治療の進み具合をチェックすることは大切です。問題があれば早めに対処でき、次の段階にスムーズに進むためにも必要です。予約はできるだけ変更せず、指定された間隔で受診しましょう。

適切な清掃と管理

アライナーの清潔を保つことも重要です。以下のケア方法を実践しましょう。

  • アライナーを外したらすぐに専用ケースにしまう
  • 専用クリーナーか中性洗剤で洗浄する
  • 熱いお湯や強い洗剤は使わない(変形の原因に)
  • 装着前に必ず歯磨きをする(食後すぐの装着は着色の原因に)

まとめ

マウスピース矯正は、透明で取り外し可能な装置を使用する最新の歯列矯正法です。高い審美性と日常生活への影響の少なさから、多くの方に選ばれています。すべての症例に対応できるわけではありませんが、軽度~中程度の歯並びの乱れなら効果が期待できます。

治療を成功させるには、信頼できる歯科医院での適切な診断と治療計画、そして患者さま自身がきちんと装着時間を守り、管理することが大切です。自分の歯並びや生活スタイル、予算に合った矯正方法を選ぶためにも、まずは歯科医師によるカウンセリングを受けることをおすすめします。

静岡歯科では、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。