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マウスピース矯正のデメリット5選!ワイヤー矯正との違いも徹底解説【日本歯科札幌院長が解説!】

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マウスピース矯正は見た目に目立たない矯正方法として人気ですが、実際に始める前に知っておくべきデメリットもあります。

この記事では、マウスピース矯正のデメリットから、治療をスムーズに進めるためのコツまで丁寧に解説します。快適な矯正ライフを送るためにも是非参考にしてみてください。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正は「目立たない矯正」として注目されていますが、実際に治療を始める前に知っておきたいデメリットがあります。

長時間の装着と自己管理が必要

マウスピース矯正では1日20時間以上つける必要があり、食事や歯磨き以外の時間はほぼ常に装着する必要があります。この装着時間を守れない場合、治療効果が得られなかったり、治療期間が延長したりする可能性があります。

自己管理ができるかどうかは、マウスピース矯正の成否を左右する重要なポイントです。特に以下のような方は注意が必要です。

  • 忙しい方
  • 物をよく失くす方
  • 規則正しい生活が苦手な方

ワイヤー矯正のように装置が固定されているわけではないため、装着するかどうかは完全に患者さま自身の意思に委ねられています。そのため、自己管理能力が低いと治療効果が得られにくくなります。

治療できない症例がある

マウスピース矯正は全ての歯並びの問題に対応できるわけではありません。以下のような症例では効果が限定的であったり、適応外となったりすることがあります。

適応しにくい症例 理由
歯並びが大きく乱れている 歯を大きく動かす必要があり、マウスピースだけでは難しい
顎の骨格的な問題 骨格自体の修正には外科的手術が必要な場合がある
歯の大幅な回転が必要な場合 十分な力が加えられない場合がある
重度の出っ歯や受け口 歯を大きく動かす必要があり、対応が難しい

マウスピース矯正は軽度~中程度の歯列不正には効果的ですが、重度の症例ではワイヤー矯正など他の治療法と組み合わせることが必要になる場合があります。そのため、治療開始前の診断がとても重要になります。

紛失・破損のリスクがある

マウスピースは取り外し可能なため、紛失や破損のリスクがあります。特に以下のようなシチュエーションで問題が発生しやすいです。

  • 外食時にナプキンと一緒に捨ててしまう
  • 旅行先に置き忘れる
  • 掃除中に壊してしまう
  • ペットに噛まれて壊れる

マウスピースを紛失・破損した場合、新しいマウスピースを作り直す必要があり、追加費用が発生するだけでなく、治療期間が延びてしまう可能性もあります。マウスピースを外す際は必ず専用ケースに保管するなど、慎重な取り扱いが求められます。

飲食時の制限がある

マウスピースをつけているときは、水以外は飲食できません。それ以外の飲食をする場合はマウスピースを外す必要があります。特に以下のような制限があります。

  • コーヒーや紅茶を飲むときは外す必要がある
  • 間食をするたびにマウスピースを外して後で歯を磨く必要がある
  • 熱い飲み物を飲むとマウスピースが変形する恐れがある

このような制限があるため、普段から頻繁に飲食する習慣がある方や、外出先でカフェなどに立ち寄ることが多い方にとっては、マウスピース矯正は生活スタイルに影響を与える可能性があります

ただし、間食が減ることでダイエット効果があったという声もあり、生活習慣が良くなったという方もいます。

痛みや違和感が出ることがある

マウスピース矯正でも、ワイヤー矯正と同様に痛みや違和感を感じることがあります。特に以下のようなケースが報告されています。

  • 新しいマウスピースに替えた後、数日間は圧迫感や痛みがある
  • 装着時の違和感や違和感による発音の変化
  • 知覚過敏が起こる場合がある
  • 噛み合わせに違和感を感じることがある

マウスピースの厚みの影響で、一時的に奥歯が合わなくなる(オープンバイト)ことがあります。これは治療過程において一時的なものですが、不快に感じる方もいます。

マウスピース矯正を選ぶ際のポイント

マウスピース矯正を検討する際は、以下のポイントをチェックすることをおすすめします。

信頼できる矯正歯科医を選ぶ

マウスピース矯正の成功には、経験のある歯科医による正確な診断と計画が大切です。矯正治療の実績や症例数、使用するマウスピースのブランドなどを確認しましょう

また、カウンセリングでは以下の点について詳しく確認することをおすすめします。

  • 自分の症例がマウスピース矯正に適しているか
  • どのくらいの期間がかかるか
  • 費用の総額と支払い方法
  • 治療中のサポート体制

自分の生活習慣に合うか確認する

マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が必要です。自分のライフスタイルと照らし合わせて、以下のような点を考慮しましょう。

  • 忙しい生活の中で装着時間を確保できるか
  • 外食が多い生活でマウスピースの管理ができるか
  • きちんと続けられる性格か

コストパフォーマンスを考える

マウスピース矯正は一般的にワイヤー矯正よりも高額になる傾向があります。以下の点も含めて総合的に判断しましょう。

  • 定期的なメンテナンス費用
  • 紛失・破損時の追加費用
  • 保証の内容

マウスピース矯正は装置が目立たず社会生活への影響が少ないメリットがありますが、その分、費用が高く、自分での管理も必要になることを知っておきましょう

マウスピース矯正のデメリットを軽減するコツ

マウスピース矯正のデメリットは、いくつかの工夫によって軽減できます。以下に具体的な対策をご紹介します。

装着時間の管理

装着時間を確保するためのコツは以下の通りです。

  • スマートフォンのタイマーやアプリを活用する
  • 食事や歯磨きの時間を短縮する
  • 長時間外すときはアラームを設定する

マウスピースの紛失・破損防止

紛失や破損を防ぐためのコツは以下の通りです。

  • 必ず専用ケースを使用する
  • 外出時は予備のケースを持ち歩く
  • ナプキンやティッシュで包まない
  • ペットの届かない場所に保管する

快適に使用するためのケア

マウスピースを快適に使用するためのケア方法です。

  • 専用の洗浄液とブラシで毎日きれいに洗う
  • 高温の場所や熱湯は避ける
  • 着色飲料の摂取後は必ず歯を磨いてからマウスピースを装着する
  • 新しいものに替えるときは、寝る前がおすすめ

マウスピースの清潔を保つことは、口腔衛生だけでなく、マウスピースの透明性を維持して目立ちにくくするためにも重要です。毎日の丁寧なケアを習慣化しましょう。

まとめ

マウスピース矯正は、見た目が目立たず取り外しが可能という大きなメリットがあります。その一方で、自分での管理が必要なことや、治療できない症例があること、紛失・破損のリスク、飲食時の制限、痛みや違和感といったデメリットも存在します。

ただし、これらのデメリットを事前に理解し適切な対策を講じることで、多くの場合軽減可能です。マウスピース矯正を検討する際は、ご自身の生活スタイルや矯正の目的、症例の難易度などを考慮し、歯科医師としっかり相談した上で判断することが大切です。

日本歯科札幌では、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。