マウスピース矯正中にホワイトニングはできる？タイミングを紹介【日本歯科名古屋院長が解説！】

マウスピース矯正をしながら、歯を白くすることはできるのでしょうか？実は、マウスピース矯正中でもホワイトニング治療は可能です。むしろ、同時に行うことで時間とコストを節約できるメリットもあります。ここでは、マウスピース矯正中のホワイトニング治療について、いつ始めるか、どのように行うか、気をつけることは何かを説明します。

マウスピース矯正中にホワイトニングはできる？

結論から言うと、マウスピース矯正中でもホワイトニング治療は十分可能です。特に取り外しができるマウスピース型矯正装置（インビザラインなど）は、ホワイトニング治療との相性が良いとされています。

マウスピース矯正は装置を取り外せるため、従来のワイヤー矯正と比較して口腔ケアがしやすく、ホワイトニングとの併用に適しています。さらに、矯正用のマウスピースをホワイトニング用の装置としても使える場合があり、効率的に治療を進めることができます。

マウスピース矯正とホワイトニングの両立が可能な理由

マウスピース矯正中にホワイトニングをするメリット

マウスピース矯正中にホワイトニングを行うことには、いくつかの大きなメリットがあります。両方の治療を計画的に進めることで、より効率的に理想の歯並びと白さを実現できます。

時間とコストの効率化

マウスピース矯正とホワイトニングを同時に行うことで、通院回数を減らし、治療全体の期間を短縮できます。特に矯正用マウスピースをホワイトニング用トレーとして活用できる場合は、別途トレーを作製する費用も節約できます。

また、矯正治療は一般的に数ヶ月から2年程度かかるため、その間にホワイトニングも行えば、治療終了時には歯並びも色も理想的な状態に仕上がります。

美しい仕上がりの実現

歯並びを整えながら同時に歯を白くすることで、トータルでの審美性が大幅に向上します。矯正治療だけでなくホワイトニングも同時に行うことで、より完成度の高い美しい口元を手に入れることができます。

特に結婚式や就職活動などの大切なイベントを控えている場合、矯正とホワイトニングを計画的に進めることで、目標の時期に合わせた仕上がりを目指すことができます。

治療スケジュールの調整がしやすい

マウスピース矯正は取り外しが可能なため、ホワイトニングの予定に合わせて装着時間を調整できます。例えば、オフィスホワイトニングを受ける日は矯正用マウスピースの装着時間を短めにするなど、ライフスタイルに合わせた治療計画を立てることができます。

マウスピース矯正中にホワイトニングを始めるタイミング

マウスピース矯正中にホワイトニングを行う場合、最適なタイミングがいくつかあります。状況や目的に応じて、歯科医師と相談しながら最適なタイミングを選びましょう。

矯正開始前または初期段階

矯正治療を開始する前、もしくは開始直後の段階でホワイトニングを行うメリットがあります。この時期はには以下のような変化が起こります。

• アタッチメントがまだ付いていないため、均一な仕上がりを目指せる
• 歯の移動による痛みや違和感が少ない
• 早い段階から美白効果を実感できる

ただし、この時期にホワイトニングを行う場合、矯正によって歯の位置が変わるため、後にアタッチメントがあった部分に色むらが生じる可能性があります。

矯正治療が進んでからの時期

矯正治療に慣れ、歯の動きが安定してきた時期にもホワイトニングを始められます。この時期はこのような状態になります。

• 初期の痛みや違和感が落ち着いている
• ホワイトニングの効果を確認しながら矯正を進められる
• 大きなイベントの前などに合わせやすい

矯正治療中期にホワイトニングを行う場合、アタッチメントがある部分は薬剤が十分に作用しない可能性があるため、歯全体の色むらに注意する必要があります。

矯正治療終了後（保定期間中）

多くの歯科医師が最もおすすめするのが、矯正治療終了後の保定期間中にホワイトニングを行う方法です。この時期はこのような状態になります。

• アタッチメントが除去され、歯全体に均一にホワイトニング剤が作用する
• 歯の移動に伴う痛みがなく、知覚過敏のリスクが低い
• リテーナー（保定装置）をホワイトニングトレーとして使用できる場合がある

矯正終了後のホワイトニングは色むらが発生するリスクが少なく、最も美しい仕上がりが期待できます。

マウスピース矯正中のホワイトニングの注意点

マウスピース矯正中にホワイトニングを行う場合、いくつかの注意点があります。これらを理解し、適切な対策を講じることで、トラブルなく両方の治療を進めることができます。

アタッチメントによる色むら

マウスピース矯正では歯の表面にアタッチメントと呼ばれる固定器具を付けることがありますが、この部分にはホワイトニング剤が十分に染み込まないため、色むらが生じる可能性があります。この問題を避けるためには以下のような対策を取りましょう。

• 矯正治療が終わってからホワイトニングを行う
• アタッチメント装着前にホワイトニングを完了させる
• アタッチメントの配置を考慮して計画を立てる

知覚過敏のリスク

ホワイトニングによる一時的な知覚過敏は珍しくありませんが、矯正中は特に強く感じる可能性があります。以下のような対策で防ぐことができます。

• 低濃度のホワイトニング剤から始める
• 歯の移動が活発な時期を避ける
• 知覚過敏用の歯磨き粉を併用する
• 痛みが強い場合は一時中断し、歯科医師に相談する

装着時間の調整

マウスピース矯正では1日20〜22時間の装着が推奨されていますが、自宅でホワイトニングを行う場合は、その時間配分を工夫する必要があります。効果的な治療のポイントには以下のようなことが挙げられます。

• マウスピース矯正とホワイトニングの時間配分を歯科医師と相談
• 毎日の装着スケジュールを明確に計画
• 矯正の進行状況をチェックし、必要に応じて調整

適切なケア方法

マウスピース矯正中のホワイトニングでは、通常以上に丁寧なお手入れが必要です。

• マウスピースとホワイトニングトレーの清掃を徹底する
• ホワイトニング後の30分〜1時間は飲食を避ける
• 着色しやすい食品・飲料（コーヒー、赤ワイン、カレーなど）を控える
• 食後は丁寧な歯磨きを心がける

ホワイトニング直後は歯が着色しやすい状態のため、ホワイトニング直後72時間は特に着色に注意することが重要です。

まとめ

マウスピース矯正中でもホワイトニングは可能です。矯正開始前、治療中期、終了後など様々なタイミングで実施できます。ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングなど、複数の方法から選択可能ですが、アタッチメントによる色むらや知覚過敏には注意が必要です。両方の治療を組み合わせることで、効率的に理想の歯並びと白い歯を手に入れることができます。詳しい治療計画については歯科医師に相談することをお勧めします。

日本歯科名古屋では、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。