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ワンデイインプラントの費用は?一般的なインプラントとの違いと注意点

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結論:ワンデイインプラントは、少ない本数(4〜6本)のインプラントで片あご全体の歯を支え、手術当日に仮の歯を固定する治療法です[1]。自由診療で、費用はインプラントの本数や人工歯の材料、骨の状態によって変わります。多くの歯を失った方では、1本ずつインプラントを入れるより本数を減らせる場合があります。ただし、骨の状態によっては適応にならないため、検査をもとに歯科医師が判断します。

この記事では、ワンデイインプラントの仕組み、費用の目安と内訳、一般的なインプラントとの違い、注意点を解説します。

ワンデイインプラントとは

ワンデイインプラントとは、インプラントを埋め込んだ当日に、固定式の仮の歯を取り付ける治療法です。手術とその日の仮歯の装着が、通常同じ日に行われます[1]。

「オールオン4」「オールオン6」の仕組み

代表的な方法が「オールオン4」です。片あごに4本のインプラントを入れ、つながった人工の歯を固定します[1]。

  • 前歯の部分に2本をまっすぐ、奥の部分に2本を斜めに入れる[1]
  • 斜めに入れることで、骨を増やす処置を避けられる場合がある[1]
  • 6本で支える「オールオン6」という方法もある

「1日で治療が終わる」わけではない

当日に入るのは、樹脂製の仮の歯です[1]。約1週間後に抜糸を行い、約3か月の治癒期間の後、型取りをして最終的な歯を作ります[1]。そのため、治療全体は数か月かかります。

時期 主な内容
手術前 CT撮影・診査、治療計画の説明
手術当日 インプラントの埋入、固定式の仮の歯の装着[1]
約1週間後 抜糸[1]
約3か月後 型取りをして最終的な歯を作製・装着[1]
装着後 定期的なメンテナンス

ワンデイインプラントの費用の目安

ワンデイインプラントの費用は、インプラントの本数や人工歯の材料、骨の状態によって変わります。インプラントは自由診療で、保険が適用されず全額自己負担です[2]。

日本歯科グループの公式サイトでは、オールオン4・オールオン6について、1歯につき1本のインプラントを埋入して全ての歯を補う方法と比べ、埋入本数を抑えることで費用を抑えられるのが特徴としています(症例やインプラントの種類により適用できない場合があります)。インプラントの費用は1本あたりバイオテム15万円〜、ネオデント25万円〜、ストローマン35万円〜(上部構造が銀・プラスチックの場合、レントゲン・CTスキャン・手術代込み)です(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)。オールオン4・6の総額は本数や材料によって異なるため、見積もりでご確認ください。詳しくは日本歯科グループのインプラント治療ページをご覧ください。

費用に含まれる主なもの

  • CT撮影などの術前検査
  • インプラント体の埋入手術
  • アバットメント(インプラントと人工歯をつなぐ部品)
  • 仮の歯と最終的な人工歯(上部構造)

どこまでが費用に含まれるかは医院によって異なるため、見積もりの内訳を確認しましょう。

人工歯の材料による違い

最終的な人工歯の材料によっても費用が変わります。

  • メタルボンド:金属の土台にセラミックを焼き付けたもの
  • オールセラミック・ジルコニア:金属を使わず、見た目が自然な白い材料。一般に費用は高くなる

材料ごとの特徴と費用を説明を受けたうえで、ご希望と予算に合わせて選びましょう。

一般的なインプラントとの違い

一般的なインプラントは、失った歯1本ごとにインプラントを入れ、骨と結合するのを待ってから人工歯を付けます。

一般的なインプラントの費用

一般的なインプラントは、失った歯の本数が多いほど、総額は本数に応じて大きくなります。日本歯科グループでは1本あたりバイオテム15万円〜、ネオデント25万円〜、ストローマン35万円〜です(税込・公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)。別途、検査や骨造成などの費用がかかることもあります。

比較表

項目 ワンデイインプラント 一般的なインプラント
主な対象 片あごの歯の多く、またはすべてを失った方[1] 1本〜数本の歯を失った方
インプラントの本数 片あご4〜6本 失った歯の本数に応じる
手術当日の歯 固定式の仮の歯が入る[1] 結合を待つ間は仮歯や入れ歯を使うことが多い
骨と結合するまでの期間 約3か月後に最終的な歯を作製[1] 数か月以上かかることがある[3]
人工歯の形 連結した一体型の歯 1本ずつ独立させることもできる

多くの歯を失った方では、ワンデイインプラントの方がインプラントの本数を少なくできる場合があります。一方、1〜数本の欠損では、一般的なインプラントやブリッジなどが検討されます。

ワンデイインプラントの適応と注意点

ワンデイインプラントは、すべての方に適用できるわけではありません。

適応になるための条件

  • 手術時にインプラントが骨にしっかり固定されること(初期固定)が基本条件[1]
  • 歯ぐきや骨の形、上あごの空洞(上顎洞)や下あごの神経の位置などの条件[1]
  • 噛み合わせ・見た目・心理面を含めた事前の評価が必要[1]

国内の臨床研究でも、即時荷重(手術直後に歯を付けること)は、患者さんを慎重に選ぶことで成り立つ治療とされています[4]。

主なリスクと注意点

  • 手術に伴う腫れ・痛み、周囲の組織や神経の損傷、感染など[3]
  • インプラントのゆるみ・脱落、ネジのゆるみ[3]
  • 連結した歯は清掃が難しく、清掃のために骨の形を整える処置が必要な場合がある[1]
  • 喫煙や糖尿病のコントロール不良は、治りや長期的な安定に影響する[3]
  • インプラント部分の再治療は難しい[2]

追加でかかる可能性のある費用

  • 骨の量が足りない場合の骨造成
  • 歯周病など、手術前に必要な治療
  • 治療後の定期的なメンテナンス

インプラントを長く使うには、治療後の定期的なメンテナンスが欠かせません[3]。メンテナンス費用も含めて、事前に確認しておきましょう。

費用の支払い方法と負担を軽くする制度

高額になりやすい治療のため、支払い方法や制度を事前に確認しておくと安心です。

分割払い・デンタルローン

分割払いやデンタルローンが利用できる医院もあります。日本歯科グループでは、お振込・クレジットカード・デンタルローンでのお支払いに対応しており、デンタルローンはスルガ銀行、アプラス(SBI新生銀行グループ)、ジャックス(三菱UFJ銀行グループ)と提携しています(120回分割の場合で月々2,519円〜、別途分割手数料あり)。

医療費控除

歯の治療費は、病状などに応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分が、医療費控除の対象になります[5]。デンタルローンで支払った場合、ローンの金利・手数料は対象外です[5]。個別の判断は税務署などで確認してください。

保険適用について

一般的なインプラントは保険適用外です[2]。腫瘍や外傷、先天性疾患による広い範囲の欠損など、限られたケースのみ保険の対象となります。

よくある質問

ワンデイインプラントは本当に1日で終わりますか?

手術当日に固定式の仮の歯が入りますが、治療はそこで終わりではありません。約3か月の治癒期間の後、最終的な歯を作って取り付けます。治療全体では数か月かかります。

ワンデイインプラントは一般的なインプラントより安いのですか?

多くの歯を失った方では、インプラントの本数を減らせるため、総額が抑えられる場合があります。ただし、1〜数本の欠損では、一般的な方法の方が適していることもあります。費用は状態や材料で変わるため、見積もりで比べましょう。

骨が少なくてもワンデイインプラントはできますか?

インプラントを斜めに入れることで、骨を増やす処置を避けられる場合があります。ただし、手術時にしっかり固定できることが条件です。適応かどうかはCTなどの検査で判断します。

手術当日から何でも食べられますか?

当日から固定式の仮の歯で過ごせますが、治癒期間中は硬いものや粘着性の強いものを控えるよう指示されることがあります。食事の注意点は、歯科医師の指示に従ってください。

まとめ

ワンデイインプラントは、4〜6本のインプラントで片あごの歯を支え、手術当日に仮の歯を固定する治療法です。費用はインプラントの本数や材料によって変わり、適応には骨の条件があり、治療全体には数か月かかります。

日本歯科札幌では、CTなどの検査結果をもとに、ワンデイインプラントが適しているかどうか、他の方法も含めてご説明しています。インプラントの初回相談は0円です。

参考情報

  1. Foundation for Oral Rehabilitation「All-on-4® treatment concept」
  2. 山形県口腔保健支援センター「入れ歯・ブリッジ・インプラントの違い(青年期・壮年期シリーズvol.5)」
  3. U.S. Food and Drug Administration「Dental Implants: What You Should Know」
  4. 日本口腔インプラント学会誌 18巻2号「即時荷重インプラントに関する臨床的検討 ―臨床術式と1年経過時の臨床成績―」(2005年)
  5. 国税庁「No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例」