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ワイヤー矯正で装置が付くまでの期間は?検査から装着までの流れ【日本歯科静岡院長が解説!】

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ワイヤー矯正を検討されている方の中には、「実際に装置が付くまでどのくらいの期間がかかるのか」気になる方も多いのではないでしょうか。一般的に初診から装置装着までは1〜2ヶ月程度かかりますが、お口の状態や治療計画によって個人差があります。

この記事では、ワイヤー矯正を始める前の検査から装置装着までの流れと期間について紹介します。

ワイヤー矯正で装置が付くまでの期間

ワイヤー矯正治療を始めるにあたり、実際に矯正装置が取り付けられるまでには複数のステップがあります。初診から装置装着までの期間は、患者さまの口腔内状態や必要な準備によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

プロセス 所要期間
初診(カウンセリング)〜精密検査 1〜2週間
精密検査〜診断・治療計画説明 1〜2週間
治療計画説明〜装置装着 2〜4週間
合計期間(平均) 1〜2ヶ月

事前に虫歯や歯周病などの治療が必要な場合は、その分だけ全体の期間が延びることがあります。また、抜歯が必要なケースでは、抜歯後の回復期間を設けるため、さらに時間がかかる場合があります。

ワイヤー矯正開始までの流れ

ワイヤー矯正を始めるまでには、いくつかのステップがあります。それぞれの段階での検査内容や所要時間について詳しく見ていきましょう。

初診相談(カウンセリング)

まず初めに、歯科医院での初診相談(カウンセリング)を行います。

  • 所要時間:約30〜60分
  • 費用:無料〜5,000円程度(医院による)
  • 主な内容:現在の歯並びや噛み合わせの確認、希望や悩みのヒアリング

初診では、歯科医師が口腔内を視診し、簡単な検査を行います。また、矯正治療の概要や費用についての説明があり、患者さまからの質問に答える時間も設けられます。この段階では詳細な治療計画は立てられず、あくまで概要の説明や患者さまの希望を確認するための時間となります。

精密検査(資料採取)

初診後、本格的な治療計画を立てるための精密検査を行います。

  • 所要時間:約60〜90分
  • 実施時期:初診から1〜2週間後

精密検査では以下のような検査が行われます。

検査項目 内容 目的
レントゲン撮影 頭部X線規格写真(セファロ)、パノラマレントゲン 骨格や歯の位置関係を確認
口腔内写真撮影 様々な角度からの口腔内写真 治療前後の比較資料として
歯型採取 上下の歯型を取る 診断用模型の作成
CT撮影 必要に応じて3D画像を撮影 より詳細な歯や骨の状態確認
虫歯・歯周病検査 口腔内の健康状態チェック 矯正前に治療が必要か判断

これらの検査結果を基に、歯科医師は患者さま一人ひとりに最適な治療計画を立てます。この検査データは治療の基礎となる重要な情報源です。

診断・治療計画の説明

精密検査から約1〜2週間後、検査結果をもとに作成された治療計画の説明を受けます。

  • 所要時間:約30〜60分
  • 実施時期:精密検査から1〜2週間後

この段階で説明される内容は以下の通りです:

  • 現在の口腔内状態の詳細な説明
  • 治療方針と期間の提案
  • 使用する矯正装置(ブラケット)の種類の選択
  • 治療費用と支払い方法の確認
  • 抜歯の必要性についての説明(該当する場合)

この説明を受けて納得できれば、治療の同意書にサインをし、実際の矯正装置の装着に向けて準備が進められます。疑問点や不安があれば、この段階で歯科医師に相談することが重要です。治療計画に納得してから次のステップに進みましょう。

矯正前の事前処置

矯正装置を装着する前に、口腔内を健康な状態にするための事前処置が必要な場合があります。

  • 実施時期:治療計画説明後〜装置装着前
  • 所要期間:状態により異なる(数日〜数週間)

主な事前処置には以下のようなものがあります。

処置内容 目的 所要期間
虫歯治療 矯正中の虫歯悪化を防ぐ 虫歯の程度により異なる
歯周病治療 健康な歯茎の状態を確保 状態により数週間〜数ヶ月
クリーニング 歯石除去と清掃 1回30〜60分程度
抜歯 スペース確保が必要な場合 抜歯後1〜2週間の回復期間
分離(セパレーション) バンドを装着するためのスペース作り 数日間

矯正治療は長期間にわたるため、健康な口腔内環境を整えてから開始することが非常に重要です。事前処置の内容や期間は個人の口腔内状態によって大きく異なります。

ワイヤー矯正装置の装着

すべての準備が整ったら、いよいよ矯正装置の装着を行います。

  • 所要時間:約60〜90分
  • 実施時期:事前処置完了後

装置装着の流れは以下の通りです。

  1. 歯の表面の清掃と乾燥
  2. エッチング剤(接着のための前処理剤)の塗布
  3. 接着剤を使用してブラケットを歯に固定
  4. 接着剤の硬化(光照射)
  5. ワイヤーをブラケットに装着
  6. ゴムやワイヤーでブラケットとワイヤーを固定
  7. 装着後の注意事項の説明

装置の装着自体は痛みをほとんど感じませんが、装着後1〜3日程度は歯に力がかかることによる違和感や痛みが生じることがあります。装置装着後は食事や歯磨きの方法に制限が出てくるため、医師からの指導を注意深く聞き、装置と上手に付き合うことが大切です。

ワイヤー矯正の装置装着までの期間に影響する要因

初診から装置装着までの期間は、個人によって差があります。期間に影響する主な要因を理解しておきましょう。

期間が延びる可能性がある要因

  • 虫歯や歯周病の治療が必要な場合
  • 抜歯が必要な場合(抜歯後の回復期間)
  • 顎関節症などの問題がある場合
  • 複雑な症例で詳細な検討が必要な場合
  • 矯正装置の種類によって準備期間が異なる場合

矯正治療は長期間にわたるため、慎重な準備が必要です。事前の口腔内環境の整備が完全に行われることで、その後の矯正治療がスムーズに進み、最終的な治療成果にも良い影響を与えます

医院選びも重要な要素

矯正装置が付くまでの期間は、選ぶ歯科医院によっても異なります。医院の混雑状況や検査から診断までの体制によって、スケジュールが前後することがあります。複数の医院でカウンセリングを受けて比較検討することも一つの方法です。

ワイヤー矯正装置装着後の流れ

装置装着後は、定期的な通院による調整が始まります。一般的な通院頻度と内容について知っておきましょう。

時期 主な内容 通院頻度
装着直後 装置の違和感や痛みへの対応 必要に応じて(痛みが強い場合)
調整期間 ワイヤー交換や力の調整 4〜6週間に1回程度
治療中期 動きの確認と微調整 4〜8週間に1回程度
治療終盤 最終的な噛み合わせの調整 4〜8週間に1回程度
装置除去後 保定装置の装着と管理 数ヶ月に1回程度

矯正治療全体の期間は通常1〜3年程度ですが、症例の複雑さによって異なります。装置装着後も定期的なメンテナンスや調整が必要なことを理解しておきましょう。

まとめ

ワイヤー矯正で装置が付くまでの期間は、一般的に初診から1〜2ヶ月程度です。この期間は、初診相談、精密検査、診断・治療計画の説明、事前処置、そして装置の装着という流れで進んでいきます。

この準備期間は、矯正治療全体の成功に大きく影響します。口腔内の健康状態を整え、最適な治療計画を立てるための重要なステップです。個人によって口腔内の状態や必要な準備は異なるため、医師とよくコミュニケーションを取りながら進めることが大切です。

日本歯科静岡では、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。