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銀歯を外すリスクってあるの?銀歯を外すメリットと外した後の治療法を紹介【日本歯科名古屋院長が解説!】

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口の中にある銀歯が気になって、銀歯を外すべきかどうか悩んでいませんか。見た目の問題だけでなく、銀歯による金属アレルギーや健康への影響を心配される方も多いでしょう。銀歯を外すことには確かにメリットがありますが、同時にリスクも存在するため、正しい知識を持って判断することが重要です。

この記事では、銀歯を外すリスクとメリット、そして外した後の最適な治療法について詳しく解説します。あなたが安心して最適な治療方針を決められるよう、専門的な視点から分かりやすくお伝えしていきます。

銀歯を外すリスクと注意点

銀歯を外す際には、知っておくべきリスクと注意点があります。まず最も重要なのは、健康な歯を削る可能性があることです。銀歯を除去する過程で、周囲の健康な歯を削る場合があり、歯の寿命を縮めるリスクがあります。

銀歯を外す際の歯のリスク

銀歯を外す作業では、接着剤やセメントを完全に取り除くために、健康な歯の一部も削る必要が生じることがあります。特に古い銀歯の場合、歯との接着が強固になっているため、銀歯を外す時により多くの歯質を失う可能性が高くなります。また、除去後に虫歯が発見された場合、さらに歯を削る必要が生じ、最悪の場合は抜歯に至るケースもあります。

一時的な痛みや知覚過敏のリスク

銀歯を外した後は、一時的に痛みや知覚過敏が生じることがあります。これは歯の内部構造が外気にさらされることで起こる自然な反応です。多くの場合は数日から数週間で症状は改善しますが、場合によっては根管治療が必要になることもあります

治療期間中の仮歯のリスク

新しい被せ物が完成するまでの間は仮歯で過ごすことになります。仮歯は強度が弱く、硬いものを噛むと欠けたり外れたりする可能性があります。また、仮歯の期間が長引くと、歯茎の形態が変化したり、隣接歯が移動したりするリスクもあります。そのため治療スケジュールの管理が重要になります。

銀歯を外すメリットと健康への効果

銀歯を外すことには多くのメリットがあり、特に長期的な口腔の健康維持において大きな効果が期待できます。見た目の改善だけでなく、金属アレルギーの予防や虫歯の再発防止など、様々な健康上の利点があります。

見た目の改善

銀歯を外して白い材料に交換することで、自然で美しい笑顔を取り戻すことができます。現在のセラミック技術では、天然歯とほとんど見分けがつかない仕上がりが可能で、笑顔に自信を持てるようになります。特に前歯や小臼歯など、目立ちやすい部位の銀歯を交換する効果は絶大です。

金属アレルギーの予防と改善

銀歯に含まれるパラジウムや銀などの金属イオンが唾液に溶け出すことで、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。症状としては口内炎、歯茎の黒ずみ、皮膚炎などです。銀歯を外す際にセラミックなどの非金属材料に交換することで、これらのアレルギー症状の改善が期待できます

虫歯の再発リスク軽減

銀歯と歯の境界部分は経年劣化により隙間が生じやすく、細菌侵入による二次虫歯のリスクがあります。セラミックなどの新しい材料は歯との接着力が高く、境界部分の密封性が優れているため、虫歯の再発リスクを大幅に軽減できます。また、表面が滑らかで汚れが付きにくいため、日常のケアも効果的に行えます。

銀歯を外した後の治療選択肢

銀歯を外した後は、複数の治療法から最適なものを選択できます。それぞれ費用や耐久性、審美性が異なるため、希望や状況に応じて選択することが重要です。

セラミッククラウンによる治療

セラミッククラウンは人気の高い選択肢の一つで、優れた審美性と耐久性を兼ね備えています。オールセラミックやジルコニアセラミックなど複数の種類があり、それぞれ強度や透明感が異なるため、部位や用途に応じて最適なものを選択できます。自費治療ですが、10年以上の長期使用が期待できます。

CAD/CAM冠(白い被せ物)

CAD/CAM冠は保険適用で白い被せ物を作ることができる治療法です。ハイブリッドレジンという材料を使用し、CAD/CAMシステムによって精密に製作されます。費用を抑えながら審美性を改善したい方に適していますが、セラミックと比較すると耐久性や審美性はやや劣ります。

インプラント治療という選択肢

歯の状態によっては、銀歯を外す際にインプラント治療が最適な場合があります。特に虫歯が進行して抜歯が必要になった場合、インプラントなら周囲の健康な歯を削ることなく治療できます。インプラントは天然歯に近い機能と見た目を再現でき、適切なメンテナンスを行えば長期間使用できる優れた治療法です

治療法 費用 審美性 耐久性
セラミッククラウン 自費(8-15万円) 非常に良い 10-15年
CAD/CAM冠 保険適用(約1万円) 良い 5-8年
インプラント 自費(30-50万円) 非常に良い 15-20年以上

銀歯の状態が悪い場合のインプラント治療

銀歯を外すと、予想以上に歯がダメージを受けていることがよくあります。こうした状況では従来の被せ物では対応できず、インプラント治療が最も適切な選択肢となるケースが多くあります。

抜歯が必要な場合のインプラントの優位性

銀歯の下で虫歯が進行し、抜歯が避けられない状況では、インプラント治療が他の治療法と比較して優れた結果をもたらします。ブリッジ治療の場合、両隣の健康な歯を大幅に削る必要があり、将来的にこれらの歯の寿命を縮めるリスクがあります。また、銀歯を外した後の部分入れ歯では噛む力が天然歯の30-40%まで低下するリスクがあり、見た目や装着感にも問題があります。

インプラントによる周囲歯の保護効果

銀歯を外すリスクを考慮したインプラント治療の最大のメリットは、周囲の健康な歯を傷つけずに治療できる点です。銀歯を外して抜歯になった場合でも、インプラントなら隣接する歯を削らずに、失った歯と同等の機能を回復できます。これにより銀歯を外すリスクに対処しながら、お口全体の健康を長期間維持できます。

QOLの向上

銀歯を外すリスクに対するインプラント治療は初期費用が高く感じますが、長期的な視点で見ると優れた費用対効果を発揮します。適切なメンテナンスを行えば20年以上の使用が期待でき、天然歯と変わらない噛み心地と審美性を維持できるため、食事の楽しみや笑顔の自信を取り戻すことができます。ブリッジや入れ歯のような定期的な作り直しが不要なため、結果的に治療費を抑えることも可能です。

治療成功のためのポイント

銀歯を外すリスクを知り、そこから新しい治療完了までの流れを理解することで安心して治療を受けられます。また、治療を成功させるためのポイントも併せて把握しておきましょう。

銀歯を外すリスクの評価から治療計画の立案

まず詳細な診査診断を行い、銀歯の状態や周囲の歯の健康状態を確認します。レントゲン撮影や口腔内写真の撮影を通じて、最適な治療法を提案いたします。この段階で銀歯を外すリスクを説明したうえで、費用や治療期間、審美性の要望に応じた治療計画を立案します

銀歯の除去と仮歯の装着

麻酔を行った後、リスクを最小限に抑えて慎重に銀歯を除去します。除去後は虫歯がないかチェックし、リスクを避けるため必要に応じて虫歯治療を行います。その後には銀歯を外すリスクを軽減するため、新しい被せ物完成まで仮歯を装着して日常生活への支障を防ぎます。仮歯の期間中は硬いものを避け、丁寧なブラッシングを心がけることが重要です。

最終的な被せ物の装着とアフターケア

銀歯を外した後の型取りから約1-2週間で新しい被せ物が完成します。装着時には噛み合わせを詳細に調整し、違和感がないことを確認します。銀歯を外すリスクを乗り越えた後にも定期的なメンテナンスが不可欠で、3-6ヶ月ごとの検診とクリーニングによって長期間良好な状態を維持できます。日常のブラッシングやフロッシングも、担当医や歯科衛生士が適切な方法を指導します。

まとめ

銀歯を外すことには除去時の歯質へのダメージリスクや一時的な痛みなどのリスクがありますが、審美性の改善、金属アレルギーの予防、虫歯再発リスクの軽減など、多くのメリットがあります。治療法としてはセラミッククラウン、CAD/CAM冠、インプラントなどの選択肢があり、それぞれ費用や耐久性、審美性が異なります。ご自身の希望と口腔内の状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。

銀歯を外すリスクを回避する成功の鍵は適切な診査診断と治療計画の立案、そして治療後の継続的なメンテナンスにあります。銀歯を外すかどうか迷われている方は、まず歯科医師に相談し、詳細な検査を受けることをお勧めします。

日本歯科名古屋では、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。