歯科ドック
唾液を採取するだけで【がんリスク】が検査できます。
クリーニングで来院した際に、がんリスクの検査を行う事のできる治療メニューです。
唾液を採取し、成分を測定する事で、がんのリスクが高いかどうかを検査する事が可能です。唾液成分の大部分は血液由来のため、がん細胞から染み出す代謝物質は血管を通り、唾液中に染み出します。がん組織の中から特異的に濃度が上昇する複数の物質を超高感度質量分析装置で分析し、解析することで、がんの疑いがあるかを判定していきます。
歯科ドックはこんな方におすすめ
- 痛い検査は苦手だ
- 検査を受けるのが負担だ
- 家族にがんの人がいて不安
- たばこを吸う、副流煙が気になる
- 便に血が混じる
がん細胞からしみ出す代謝物は唾液に表れます。
だ液は「身体の鏡」といわれ、血液や尿と同じように健康状態の指標となる多くの情報を含みます。唾液の成分の大部分は血液由来のため、がん細胞からしみ出す代謝物は血管を通り、唾液に分泌されます。がんリスク検査ではこれらの物質を分析・解析します。
“だ液を採るだけ”で完了
この検査はストローで少量の唾液を容器にとるだけで完了します。採取にかかる時間も数分間で終わります。検査にともなう痛みはありません。どなたでも簡単に安心して受けることができます。
複数のがんリスク対応
1度の唾液採取で肺がん、膵がん、胃がん、大腸がん、乳がん、口腔がんの6つのがんのリスクを調べる事が出来ます。
現在のリスクが分かる
唾液を採取した時点でのリアルタイムのがんリスクを知ることができます。定期的な健康診断のように検査を行うことで経時的変化も管理できます。
歯科医院へ行くと、虫歯の治療をした後に、「次回はクリーニングをしましょう」や「次は3か月後にクリーニングへ来てください」
と言われた事はありませんか?
歯が痛くないのに歯医者に行くなんて面倒くさい…。と思われるかもしれませんが、歯医者でクリーニングをする事には明確な理由があります。
検査の流れ
1.予約
まず当院へご予約のご連絡をお願いします。スタッフに、歯科ドック(唾液検査とクリーニング)を受けたいとお伝え下さい。
2.唾液採取
クリーニングへお越しいただいた際に、検査キットをお渡しします。お持ち帰りいただき、唾液の採取はご自宅で行います。
0.1ccとごく僅かな唾液を採取します。採取は2分程度で完了します。
3.検査機関へ郵送
検査キットと一緒に運送会社の送り状をお渡しします。そちらの送り状を使用にしクール便にて発送してください。
4.検査機関で測定
唾液中のがん特有の代謝物質の濃度を解析します。
5.検査結果を受け取る
検査実施日から約1週間で結果をお知らせすることが出来ます。結果の結果はクリニックでの受け取りがメールでの送付をお選びいただけます。
歯科医院でのクリーニングを行う理由
虫歯や歯周病予防
歯科医院で行うクリーニングでは、歯ブラシで落としきれなかった歯垢(プラーク)や歯石を取っていきます。この歯垢や、歯石の中には虫歯や歯周病の原因となる細菌の温床です。その繁殖場所を取り除く事で、虫歯や歯周病を防ぐ事ができます。
本来の歯の美しさに
日常の食生活による着色汚れは歯に蓄積します。クリーニングを行うことで、表面に付着しているコーヒーや茶渋といった軽い汚れを奇麗にする事ができます。歯、本来の白さを蘇らせるためにはホワイトニングをする必要がありますが、表面の汚れを取っただけでも見違えるように歯が白くなります。
気がつかなかった不具合や初期虫歯を発見できる
衛生士、歯科医師がお口の中を隈なくチェックをします。自覚症状がない初期虫歯や歯の欠け、詰め物の不具合などを発見できます。早期治療に治療する事で最小限の治療で終える事ができます。
実際にクリーニング時に、小さな虫歯などを発見するケースは多々あります。
口臭予防
先ほども説明した歯垢は細菌のかたまりです。これは口臭の原因の1つでもあります。歯垢を除去する事は口臭の軽減にも繋がります。
セルフケアをどれだけ頑張っても、歯垢を0にする事は出来ませんし、歯石は歯科医院で専用の器具を使わなければ除去する事はできません。
歯のクリーニングとホワイトニングの違い
クリーニングと混同されやすい治療にホワイトニングがあげられます。ホワイトニングは、黄ばんだ歯を白く漂白する方法です。クリーニングが口腔環境の維持・改善を目的とするのに対し、ホワイトニングは歯の美しさを目的とします。
クリーニングの内容
歯石取り
歯周病の予防や治療を目的として、専用の器具・機械を使い歯の表面に付着した歯石を取り除きます。先が尖った器具(バンドスケーラー)、あるいは超音波を活用した振動(超音波スケーラー)で歯石を除去します。一般的に、超音波スケーラーは、大量の歯石を落としたいときに用いられます。歯と歯の間や、歯茎の下など、歯石がとりにくい箇所は、ハンドスケーラーを使うことが一般的です。歯石は、歯垢(プラーク)が唾液の成分と反応して石灰化したものです。歯石が歯の表面に付着すると凹凸ができるため、汚れが付着しやすくなるうえ細菌も増殖しやすくなります。
フロッシング
デンタルフロスで歯間に溜った汚れを取り除きます。フロスを使用する事で、歯ブラシでは届かない歯と歯の狭い隙間に溜まった汚れや歯垢をしっかりと取り除きます。歯ブラシのみでの歯垢除去率は約6割ですが、フロスを使うとこの割合が約8割まで向上します。他にもフロスを使用する事で詰め物などの不具合や歯周病の進行具合などトラブルの早期発見につながります。
フロスを使って糸が切れたりひっかかったりする場合、被せ物や詰め物がご自身の歯と合っていない場合がほとんどです。合っていない詰め物や被せ物を使い続けいていると虫歯菌が侵入してしまいます。フロスを使って歯茎から出血が確認されたり、使用済みのフロスから悪臭がした場合は歯周病が疑われます。自覚症状がない場合でも、フロスでトラブルを発見できます。ご自宅でのケアにも取り入れる事を推奨しております。
ルートプレーニング
歯の根に沈着している歯石や細菌性プラークなどを除去する処置です。歯茎から上の歯を歯冠、歯茎に埋まっている歯を歯根といいます。歯の根に沈着した歯石やプラークを放置すると歯周ポケットへ大きく影響してきます。歯周ポケットは、細菌による炎症で歯と歯茎の間にできた隙間です。ここで細菌が繁殖すると歯根の表面が汚染されてしまいます。これを取り除き滑らかにする処置がルートプレーニングです。基本的には、スケーリングと組み合わせて行います。
PMTC
PMTCとは、【ProfessionalMechanicalToothCleaning】の略で歯科医師もしくは歯科衛生士が専用の器具を使用し歯の汚れを落とし研磨することを指します。歯や歯肉を傷つけない専用の器械を使い、ご家庭の歯磨きでは落としきれない汚れや歯垢を除去し、表面を磨くことで歯垢がつきにくくコーティングする処置を行います。研磨には歯と同じ成分を配合したペーストを使用し、着色汚れをつきにくくし、再石灰化を促します。仕上げにはフッ素塗布を行いますので、歯のエナメル質が強化されて、歯が丈夫になります。
当院ならではのクリーニング
エアフローの使用
エアフローとは、細かい粒子のパウダーと水をジェット噴射する事で、虫歯や歯周病の原因であるバイオフィルムや歯ブラシでは落とせない着色を簡単に除去する事のできる歯科器材です。従来のクリーニングよりも清掃効果が高く、歯にやさしく、かつ効果的に歯をきれいにできます。
エアフローは自由診療扱いになるため、保険のクリーニングでは使用できず、導入している歯科医院が少ないのが現状です。
・虫歯や歯周病の予防になる
エアフローは、従来の歯石取りやPMTCよりも効果的に歯を清潔にすることが可能です。歯や歯茎にダメージを与えることなく、日々の歯磨きでは落とせないような汚れも落とせます。また、歯の表面だけでなく、歯間や歯茎の溝などにも届くため、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。
残念ながら、通常のクリーニングでは歯周ポケットの奥の歯石やプラークは取り切れない場合があります。
しかしエアフローの細かい粒子は、歯と歯の隙間や、歯周ポケットの中のバイオフィルムも除去する事が可能な為、口腔内の細菌を減らす事に効果的です。細菌数が減れば、虫歯や歯周病のリスクを抑えることが可能です。またエアフローをした後は、歯の表面が磨かれて滑らかになり、細菌がつきにくくなります。
・歯や被せ物への負担が少ない
従来の研磨剤や金属チップを使用するスケーリングでは歯や歯茎、被せ物などを傷つけるリスクがありました。エアフローでは細かいパウダーと水で清掃します。そのため、患者様の歯や、被せ物へのダメージを大きく減らすことが可能です。
歯を傷つける心配がない一方、エアフローはジェット噴射で汚れを吹き飛ばしていくので、頑固な汚れでも綺麗にすることが可能となります。
・着色汚れに効果がある
エアフローは、食べ物や飲み物、タバコによる着色汚れにも効果的です。これらの着色汚れは歯磨きではなかなか落ちませんが、エアフローを使用すれば歯の表面に付着している着色汚れを綺麗にすることができます。また、エアフローの施術後は、歯の表面がツルツルになります。そのため、クリーニングをしてしばらくの間は、着色汚れや歯垢がつきにくい状態が続きます。
歯、本来の白さを蘇らせるためにはホワイトニングをする必要がありますが、表面の汚れを取っただけでも見違えるように歯が白くなります。
歯科ドックの注意点・リスク・副作用
メリットの多いエアフローですが、下記のような方は事前に歯科医師に伝えるようにしましょう。
- 呼吸器疾患をお持ちの方
- 放射線治療中の方
- 妊娠中、授乳中の方
- ナトリウム摂取制限を必要とする方
- 塩化セチルピリジニウム(CPC)、エリスリトールにアレルギーの方
クリーニングを受けるべき頻度
口腔内の状態によって、クリーニングを受けるべき頻度は変わってきます。これらはあくまでも目安ですので参考にし担当の歯科医師・衛生士に指定された期間で通院するよう心掛けてください。
・歯周病と言われた方【1〜2ヶ月に1回】
歯周病と言われた方やそのリスクが高い方は短い間隔でクリーニングを受けましょう。歯周病は全身の健康にも関わってきます。予防のため1~3ヶ月が一般的です。
・虫歯ができやすい方【1〜2ヶ月に1回】
虫歯のできやすさには個人差があります。上手に歯磨きしていても虫歯ができてしまう方もいれば、磨けていないのに虫歯ができにくい方もいます。
虫歯ができやすいと自覚のある方は1〜2ヶ月に1回のクリーニングをおすすめします。クリーニング時には虫歯のチェックも行います。早期に発見する事で少ない治療で治すことができます。
・歯の着色が気になる方、つきやすいと言われた方【2〜3ヶ月に1回】
コーヒーやお茶、赤ワインなど、着色しやすいものをよく口にする方は2〜3ヶ月に1回クリーニングを受けると良いでしょう。
クリーニングで行う着色除去は歯の表面に付着した汚れしか除去できません。これだけでも十分綺麗になりますが、ホワイトニングを行うことで歯の吸収された着色を除去する事ができ、平均して1~2トーンほど明るくなります。
・歯石がつきやすいと言われた方【2〜3ヶ月に1回】
毎日の歯磨きをしていても、唾液の分泌が少なかったり、食事内容によって口の中の常在菌が歯垢を作り出します。これは取り除かないと硬くなり、歯石という物質に変化して歯の表面に付着します。歯石表面はバイオフィルム(プラーク、歯垢)巣となり、バイオフィルムが原因よる歯周病の発症、進行が促進されます。
・セルフケアがしっかりできている方【3〜6ヶ月に1回】
自宅でのセルフケアがしっかりできていて、虫歯などもなければ3〜6ヶ月に1回のクリーニングで十分です。ただ、インプラント治療をしている方は短い期間でクリーニングを受けることをおすすめします。
歯科ドックの流れ
Flow当院では患者様の率直なお悩みを伺い、一人ひとり最適な診断・治療計画を作成します。初診時は30~60分程度かけ丁寧に説明します。
STEP2
レントゲン・CTによる精密検査
当院では無料カウンセリング時にレントゲン検査・CT検査を行います。安全に治療を行うためには精密な検査をしたうえで、歯や顎の状態を確認し正確な診断を行います。
STEP3
歯科衛生士によるクリーニング
実際に歯科衛生士が口腔内をチェックします。クリーニングだけでなく、虫歯・歯周病の有無も検査していきます。
①→虫歯・歯周病の検査
②→歯石・歯垢除去(歯石取り、フロッシング)
③→歯面清掃・研磨(エアフロー・PMTC)
④→ホームケア指導
STEP4
歯科医師による最終チェック
歯科医師が口腔内をチェックします。虫歯や歯周病の治療が必要ある場合は治療の説明を行います。
STEP5
唾液検査セットのお渡し
ご自宅で手順に沿い採取していただきます。検査機関へ送付後、約7~10日後に検査結果が届きます。
検査結果はクリニックでお渡しかメールでの送付がお選びいただけます。
STEP6
定期的なメンテナンス
白い歯を維持する為にも、定期的なメンテナンス・検診にお越しください。
メンテナンス・検診では、ご自宅での歯磨き指導、クリーニング、口腔内の診査を行います。これらのメンテナンス・検診を受ける事で、口腔内の環境を良好に保ちます。
歯科ドックに関するよくある質問
Q&AQ. がんリスク検査は必ずがんを発見できるのですか?
本検査は、がんを診断するためのものではなく、現在のがんのリスクを調べる検査です。必ずがんを発見できるというものではありません。リスク値が高い場合には、かかりつけ医または相談ができる医療機関にご相談いただくことをお勧めします。
Q. がんリスク検査を受ければ他のがん検診を受けなくても大丈夫ですか?
本検査はだ液を採取した時点でのがんのリスクを調べる検査です。各検査には長所と短所があり、互いに補い合っています。本検査に限らず、他の検査でも偽陽性(本当はがんに罹患していないのに検査で陽性になること)・偽陰性(本当はがんに罹患しているのに検査で陰性になること)となる症例を含んでいます。他の検査を併用することで、がんを見つけ出せる可能性は高くなります。
Q. 今までがんになったことがある、または現在がんや他の病気で治療中でも受診できますか?
検査を受けることはできますが、リスク値は高く出る可能性があります。がんの既往歴がある場合、以下をご利用の目安としております。
◆手術を受けた場合 ~ 術後半年以上経過後
◆抗がん剤治療の場合 ~ 抗がん剤治療が完全に終了後
現在治療中のがんがある場合、リスク評価が影響を受ける可能性があります。
Q. だ液による、がんリスク検査は定期的に受けたほうが良いですか?
本検査はだ液を採取した時点でがんの疑いがあるかどうかを調べます。生涯にわたってのリスクを予測するものではありませんので、定期的に受けていただくことをお勧めします。進行の早いがんもありますので、がんが心配な方は半年に1回、健康管理ツールとして年に1回は定期的に検査を受けられることをお勧めします。
Q. がんリスク検査は保険診療で受けられますか?
本検査は、自由診療となりますので健康保険は適用されません。
Q. どのようながんを検査できるのですか?
現在は肺がん・膵がん・胃がん・大腸がん・乳がん(女性のみ)・口腔がんを対象としています。
Q. 検査結果について気になる点がある場合、相談窓口はありますか?
検査機関にて専門の看護師よりオンライン/お電話での相談窓口「https://airrsv.net/slvonline/calendar/」をご用意しております。また、「https://salivatech.co.jp/screening_search/medical-list02/」に本検査の結果を相談できる病院・クリニックをリストアップしていますので、事前に連絡の上、相談いただくことをお勧めします。
Q. がんリスク検査は身体上、問題無いのでしょうか?
患者さまには唾液の採取のみの検査であるため、身体に負担はございません。
Q. 検査を受けることで、どんなメリットがありますか?
症状が出にくい膵がんも早期発見できる可能性があります。早期発見ができれば治療の負担も少なく、家族も安心です。
Q. 現在妊娠していますが、サリバチェッカーを利用できますか?
妊娠中は胎児の発育や胎盤の維持のために細胞活動が活発となっており、その影響によりリスク値が高く出る可能性があります。
Q. 関節リウマチを患っています。今回の検査は受けても大丈夫でしょうか?
リウマチは、「炎症」の1つです。検査結果に影響を及ぼす可能性がございます。検査結果が高リスクとなる可能性があることをご了承いただいた上で、症状が寛解しているときに検査を受けるようお願いいたします。痛み止めなどを服用している場合は、可能であれば服薬前にだ液を採取ください。
Q. 服薬している薬がありますが、結果に影響をあたえるのですか?
アスピリン、メトホルミンについてのみリスク値に影響を与えることが分かっています。かかりつけ医に相談の上、服薬を控えることができるのであれば食事同様前日の21時以降(採取予定の12時間前が目安)は控えたうえで採取してください。
歯科ドックの費用
Cost-
一回
55,000円