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【危険】 事故を起こしたインプラント

患者さま情報

□部位   右下奥歯2本
□年齢   60代
□性別   女性

来院の動機

「近所の歯医者でインプラント治療をしたけれど、顎の痺れが酷いので診てもらえませんか」といった理由で当院にお越しいただきました。

その医院では「インプラントだけでなく矯正など、総合的に歯科治療を全部やっているので全て任せてください」と言われたそうです。

「家から近い歯科医院というだけで治療をお願いしてしまった」と非常に後悔されていました。

検査結果

レントゲン検査とCTによる検査をしたところ、右下のインプラントが顎の骨の中を通る太い神経に食い込んでいることが分かりました。

この神経は「下歯槽神経(かしそうしんけい)」と呼ばれ、感覚に関係する大切な神経です。

この下歯槽神経のすぐ近くには下歯槽動脈と呼ばれる血管があり、この血管を傷つけてしまうと大事に至ります。

この患者さまのケースは、インプラントが神経に食い込み麻痺を起こさせるという事故です。

インプラントの埋入位置や、インプラントの種類の選択も適切とは言えませんでした。

今後の治療予定

現状として
・うまく口を動かすことができない
・飲み物をうまく飲むことができない
・話づらい
・顔が引きつった感じがする
など、様々な弊害がでています。

麻痺や痺れが出た場合はビタミン剤を服用し、経過をみるのが一般的です。

今回のケースはビタミン剤の服用で改善できるとは考えにくく、インプラントが原因であることがはっきりしています。

インプラントの撤去にはリスクも伴いますが、患者さまの希望により当院で治療をしていきます。

症状が改善された場合は、当院で再度インプラン治療を予定しています。

「入れ歯を使っていたことはあるけれど、痛くて全然噛めなかったからやっぱりインプラントが良い」とのことです。

インプラントの事故について

インプラントの事故は全国的に数多く報告されています。

原因はさまざまで、手術中のミス、術後のケア不足、疾患の存在などが考えられます。

また、インプラント自体の品質や材料に問題がある場合もあります。

インプラントの事故が起きた場合、痛みや腫れ、出血などの症状が現れることがあります。
またインプラントが動いたり、歯茎から飛び出したりすることもあります。

インプラントの事故を予防するためには、信頼できる歯科医師を選ぶこと、手術前の詳細な検査と診断、適切な手術技術と術後のケアなどが大切です。

しかしながら、事故の多くはインプラントの経験が浅い歯科医院と歯科医師によるものです。

インプラントは特に歯科医師としての年月ではなく、インプラント治療実績が一番重要です。

歯科医師を長年やっているからインプラント治療ができる、という訳ではありません。

どれだけインプラント治療に重きを置き、真剣に向き合ってきたかが重要となります。

インプラントは経験が豊富な歯科医院や歯科医師がやれば、全く危険な治療法ではありません。

よく噛め、見た目も綺麗な素晴らしい治療法です。

インプラントをお考えの方は、インプラント専門歯科医院での治療を強くお勧めいたします。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。