手術の流れについて

インプラント治療では、インプラントを顎の骨の中に入れる手術が必要となります。

インプラントを埋入する手術には2回法と1回法があります。

成功率が高いことから、一般的には2回法を選択することが多いようです。

インプラントの手術の流れ

・1回目
①カウンセリング
当日、再度カウンセリングをします。
ご質問やご不安点があれば、担当医に再確認しましょう。

②麻酔
カウンセリングで問題が無ければ、最初に麻酔をします。
インプラント手術は麻酔をしますので、通常痛みはありません。
緊張や不安などストレスを軽減して治療を行うために、「静脈内鎮静法」を使用することもあります。

②切開（フラップ）
歯ぐきに必要最小限の切開を入れます。

③形成
専用のドリルで骨に小さな穴をあけます。

④埋入
穴にインプラントを埋め込みます。

⑤縫合
歯ぐきを縫合（糸で縫うこと）します。

・2回目
⑥確認
前回の処置から1～3か月後を目安に、骨とインプラントが結合しているか確認をします。
結合していれば、アバットメントと呼ばれるパーツを取り付けていきます。

⑦人工歯の装着
数回の工程を経て、人工歯を装着し完成です。

インプラント手術にかかる時間は、埋入するインプラントの本数および骨移植の有無によって異なります。

入れるインプラントの本数が多くなるほど、手術時間が長くなります。

通常、インプラント手術には入院の必要はありません。

手術当日の食事については、担当の医師の指示に従う必要があります。

・飲酒や激しい運動、入浴
血行が良くなり、治療部位から出血することがあります。
当日は安静にし、シャワーのみで済ませた方がよいでしょう。

・治療した部位で咬む
インプラントが骨と結合するまでは、できるだけインプラントに外力がかからないようにします。

・治療した部位に触れる
舌や指で触れると、感染したり治癒が遅くなることがあります。
傷が落ち着くまでは治療部位の歯磨きは避けましょう。

・手術当日のうがい
過度にうがいをすると出血が止まらず、傷の治りが遅くなることがあります。

・喫煙
血行が悪くなり、骨とインプラントの結合および粘膜の治癒に悪影響を及ぼします。
手術前後は喫煙を控えることが推奨されます。

インプラントの手術は歯科医師であれば誰でもできるという訳ではありません。

実績や経験が豊富で、本当に得意としている歯科医院はほんの一握りです。

インプラント手術について詳しくお聞きになりたい方は、お気軽にご相談ください。

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