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インプラント治療をローンで賢く利用する方法:費用負担を減らすためのポイント

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インプラント治療は高額になりがちで、まとまった資金が必要となります。しかし、最近では各種ローン制度の充実により、「今すぐ治療を始めたいが、費用が心配…」という方でも計画的に支払いを行うことができます。

インプラント治療にかかる費用の目安

インプラント治療は健康保険が適用されない自由診療の範囲となるため、その費用は歯科医院や症状によって変動します。一般的には、1本あたり40万円から50万円程度が目安とされており、複数本のインプラントが必要な場合には大きな出費となることもあります。また、術前検査や術後メンテナンスの費用も合わせると、さらに費用がかさむ場合もあります。

なぜインプラント治療は高額になるのか

インプラント治療が高額となる要因には、主に以下のようなものがあります。

  • 専門的な技術と高度な医療設備が必要
  • 使用するインプラント材料(チタンなど)の費用
  • 術前のCT検査や型取りなどの精密検査
  • 複数回の通院と長期的なメンテナンス

これらを総合すると、金額が大きくなることは避けられません。しかし、ローンの利用を検討することで、まとまった資金がない場合でもスムーズに治療を始めることが可能になります。

インプラント治療で利用できるローンの種類

インプラント治療をローンで賢く利用するには、どのようなローンがあるのかを知ることが大切です。歯科医院と提携しているデンタルローンのほか、銀行ローンやクレジットカードの分割払いなど、選択肢はさまざまです。

1. デンタルローン

歯科治療専用のローンで、「医療ローン」の一つに分類されます。金融機関や信販会社が歯科医院に対して治療費を立て替え、患者は立て替え額を分割で返済する仕組みです。最大84回(7年)程度の長期分割にも対応している場合が多く、一度に高額を支払わずに済むのがメリットです。金利は4~8%程度が一般的とされていますが、信販会社や利用者の信用状況によって変動することがあります。

2. 銀行ローン・フリーローン

銀行が提供しているローンや、使いみちが自由な「フリーローン」を活用する方法です。金利は銀行や申込者の信用度によって変わりますが、デンタルローンに比べてやや低金利になる場合があります。ただし、申し込みの手間がかかる場合や、審査期間が長くなる可能性がある点には注意しましょう。

3. クレジットカードの分割払い

既にクレジットカードを所持している場合には、カードの分割払いやリボ払いを使ってインプラント費用を支払うことも可能です。ただし、カードの限度額を超えると利用できない場合や、リボ払いの手数料が高くつくことがあるため、事前にしっかりと利用可能枠や手数料などを確認しておきましょう。

デンタルローンのメリットとデメリット

インプラント治療で多く利用されるのが「デンタルローン」です。デンタルローンのメリット・デメリットを理解し、利用の際には以下のようなポイントに気をつけましょう。

メリット

  • 手元にまとまった資金がなくても治療を開始できる
  • 分割払いにより月々の負担額を抑えられる
  • 歯科医院の窓口で手続きが完結することが多く、手軽
  • インプラント以外の自由診療にも適用可能
  • 借入額を必要な範囲に限定でき、無駄な借入を避けやすい

デメリット

  • 金利・手数料がかかるため、治療費総額が高くなる
  • ローンの審査があり、必ずしも全員が利用できるわけではない
  • 利用できる歯科医院が限られる場合がある
  • 返済期間が長期化すると、総支払額の増加リスクが高まる
  • ローンの契約後に追加治療が必要になった場合、再度審査が必要

ローン審査のポイントと対策

ローンを利用するには審査に通ることが必須です。審査に落ちてしまうと治療計画が大きく変わってしまうため、あらかじめ審査の基準や対策を理解しておきましょう。

審査基準の主なポイント

  • 安定した収入があるか(年収や職業形態、勤続年数など)
  • 現在の借入状況(他社ローンの有無、カードのリボ残高など)
  • 過去の返済履歴(クレジットカードの利用実績、延滞歴など)
  • 職業や雇用形態(正社員・自営業・非正規雇用など)
  • 連帯保証人の有無

一般的に「正社員で勤続年数が長い」「他の借入が少ない」ほど審査に通りやすい傾向があります。過去に金融事故やクレジットカードの延滞がある場合、審査で不利になる場合もあるため注意が必要です。

審査を通りやすくするための対策

以下のような対策をとることで、審査に通る可能性を高められます。

  • 既存の借入やクレジットカードのリボ残高をできるだけ減らす
  • 勤続年数や収入が増えるタイミングで申し込む
  • 連帯保証人や家族名義での申込を検討する
  • 必要書類(見積書・本人確認書類など)を漏れなく用意する

審査に落ちてしまった場合でも、他のローンを探す、クレジットカードの分割払いを検討するなどの方法があります。また、歯科医院が複数の信販会社と提携していることもあるため、あきらめずに医院スタッフに相談してみましょう。

返済計画を立てる際の注意点

インプラント治療にローンを利用する場合、最も大切なのはローンを利用しても無理のない返済プランを立てることです。返済計画を誤ると、毎月の支払いに追われて生活が苦しくなったり、追加治療が必要になった際に対応できなくなったりするリスクがあるため、ポイントを押さえて、慎重に返済計画を立てましょう。

返済シミュレーションを活用する

ほとんどの金融機関や信販会社では、ローン申し込み前に返済シミュレーションを行うことができます。返済期間や金利を変えてシミュレーションすることで、月々の返済額や総支払額を具体的にイメージしやすくなります。短い返済期間を選べば総支払額は減る一方で、月々の負担が大きくなる点にも注意が必要です。

追加費用のリスクを考慮する

インプラント治療は、治療途中で想定外の処置が必要になる場合もあります。例えば、骨量不足による骨造成処置や再手術など、最初の見積もりに含まれていない費用が発生する場合もあります。事前に予備費として余裕をもって借り入れる、あるいはクレジットカードなど別の支払い手段を用意しておくことで、万が一の出費にも対応しやすくなります。

医療費控除の活用で費用負担を軽減

インプラント治療は自由診療ですが、「医療費控除」の対象になるケースが大半です。医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超える場合に所得控除が受けられる制度です。条件を満たせば、インプラント治療にかかった費用だけでなく、通院時の交通費なども申請できます。翌年支払う所得税や住民税が軽減される可能性があるため、忘れずに申告しましょう。

医療費控除を受けるためのポイント

  • 治療に関する領収書はすべて保管しておく
  • 通院時の交通費(電車代・バス代・タクシー代)なども記録しておく
  • 確定申告の際に必要な書類(領収書、通院記録、源泉徴収票など)を準備
  • 歯科医院で治療内容や費用に関する説明書を受け取っておく

ローンを組んでいても、実際に治療に対して支払われた金額が医療費控除の対象になる点を覚えておきましょう。控除額が大きくなれば、実質的な費用負担を減らすことにつながります。

複数のローンを比較検討する重要性

ローンの金利や手数料、分割可能回数、審査の難易度などは商品によって異なります。自分の状況に合ったローンを選ぶためにも、必ず複数の金融機関や信販会社のローン商品を比較検討しましょう。

比較項目 デンタルローンA デンタルローンB 銀行フリーローン
金利 4.5~6.0% 5.0~7.0% 3.0~6.0%
最大分割回数 84回 60回 120回
審査期間 最短即日 1~3日 1週間程度
特徴 医院窓口で申込可 キャンペーン金利あり 保証人が必要な場合あり

例えば、金利が低くても最長分割回数が短いため月々の負担が大きくなってしまう商品もあれば、金利はやや高いが分割回数が長く柔軟に対応できる商品もあります。それぞれの特徴を十分に理解したうえで、返済計画と照らし合わせながら最適なローンを選択しましょう。

まとめ

インプラント治療は高額である一方で、噛み心地や見た目など、多くのメリットをもたらしてくれます。ローンを上手に利用すれば、治療時期を先延ばしにせず、早めに治療を始めることが可能です。以下のポイントを押さえて、失敗しないローン選びを心がけましょう。

  • 治療費だけでなく、術前・術後の追加費用もしっかりと見積もる
  • 医療費控除の活用で実質的な負担を軽減する
  • 審査対策として借入状況を整え、返済計画を綿密に立てる
  • 複数のローン商品を比較検討し、自分に合った最適なプランを選ぶ
  • 万が一の追加治療にも対応できるよう、余裕のある返済計画を立てる

インプラント治療は将来の健康と生活の質を左右する大切な投資です。無理なく返済できるローンを利用することで、経済的負担を抑えつつ高品質な治療を受けられるでしょう。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。