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インプラントのロケーターで入れ歯が安定!アタッチメントシステムの仕組みとメリットを徹底解説

Human teeth and Dental implant. 3d illustration

近年、インプラントと入れ歯を組み合わせる「ロケーター義歯」が注目されています。入れ歯がどうしても合わない、すぐにずれてしまう、噛む力が弱いなどのお悩みは多くの方が抱えているものです。こうした悩みを解消するために開発されたのが、インプラントの「ロケーター」(アタッチメントシステム)です。

本記事では、ロケーター義歯の仕組みやメリット、治療の流れなどを詳しくご紹介します。入れ歯の不具合に悩む方にとって有力な選択肢となる治療法です。ぜひ最後までご覧ください。

ロケーター義歯(インプラントロケーター)とは

ロケーター義歯とは、あごの骨に埋め込んだインプラントに「ロケーター」と呼ばれる小さな留め具(アタッチメント)を取り付け、その上に入れ歯を固定する方法です。通常の入れ歯は歯ぐきの吸着力やクラスプ(金属のバネ)に依存するため、噛む時の安定性や装着感に不安が残ることがありました。一方、ロケーター義歯はインプラントから直接的に支えられるため、高い安定力と優れた咬合力を実現できます。

インプラントの負担をできるだけ抑えつつ、入れ歯の利点(取り外せてお手入れがしやすい)を活かせるのが特長です。最小2本からインプラント埋入を検討できるため、手術の負担や費用面の負担を比較的抑えることが可能です。

仕組みの概要

ロケーター義歯は、大まかな流れは次のとおりです。

  • あごの骨に2本以上のインプラントを埋入し、その上部に「ロケーターアバットメント」(凸部分)を取り付ける。
  • 入れ歯側の内面に対応する「キャップ」(凹部分)を埋め込む。
  • 装着時にインプラント側の凸と入れ歯側の凹がカチッとはまって、しっかりと固定される。
  • 装着後は、噛み合わせや違和感がないかなど微調整を行い、快適に使用できるようにする。

一般的には、今お使いの入れ歯をロケーター義歯用に加工できるケースが多く、新たに入れ歯を作成せずに治療に移れる場合があります。ただし、入れ歯の状態によっては新しく作製が必要となる場合もあるため、歯科医師と相談しながら最適な方法を選ぶことになります。

ロケーター義歯のメリット

ロケーター義歯は、入れ歯が外れにくいだけでなく、顎骨の健康維持や快適な装着感など、多くのメリットを備えています。ここからは、特に注目すべきポイントを4つに絞って見ていきましょう。従来の入れ歯や多本数のインプラント治療と比較しながら、その優位性をご説明いたします。

高い安定性と快適性

インプラントによる固定力が加わることで、入れ歯の横揺れや縦揺れを最小限に抑えられます。従来の入れ歯のように噛みにくさや外れやすさが生じにくく、硬いものを噛んでも安定感が保ちやすいのが特徴です。また、上あごを大きく覆う部分が小さくなるため、嘔吐反射や発音への影響が軽減され、快適な装着感と会話のしやすさが得られます。

クラスプ(金属のバネ)も基本的には不要なので、笑ったときに金属が見えにくく、見た目も自然に仕上がりやすい点も魅力です。

骨吸収の抑制と幅広い適応

歯が抜けた部分の顎の骨は刺激が減少することでやせやすくなりますが、インプラントが適度な刺激を与えるため、骨吸収を抑えられるのがロケーター義歯の特長です。また、歯ぐき(顎堤)の高さが不足している方でも、インプラントとアタッチメントによる物理的な固定がメインとなるため、入れ歯を安定させやすく、一般の入れ歯が合わなくなった方でも、対応できる場合が多いです。

取り外し可能で衛生的に保ちやすい

ロケーター義歯は通常の入れ歯と同様に取り外しが可能です。食後や就寝前に外して丸洗いできるため、衛生状態を良好に保ちやすいのがメリットです。固定式のインプラントに比べて清掃がしやすく、部分的に磨き残しが生じるリスクも大幅に低減できます。

身体的・経済的負担の軽減

オールオン4や多数のインプラントでフルマウスを目指す場合に比べ、ロケーター義歯は基本的に2本程度からの埋入で対応できるため、身体的負担や手術のリスクが抑えられます。インプラントを増やすほど費用は高額になるため、比較的費用負担を抑えられるのも大きなメリットです。大がかりな手術に抵抗がある方、治療費を抑えたい方にも向いています。

ロケーター義歯のデメリット

さまざまなメリットがあるロケーター義歯ですが、全てのケースで万能というわけではありません。以下に主なデメリットや注意点をまとめました。

取り外し式である

ロケーター義歯は文字通り「義歯」ですので、患者さまご自身で取り外しを行う必要があります。固定式のインプラントに慣れている方や、「入れ歯を外すのが面倒」という方には向かない場合もあります。一方、取り外して清掃できるため、衛生面では有利です。

100%インプラントよりは噛む力が劣る

インプラント単独の治療と比べると、噛む力は若干劣る面があります。ただし、一般的な入れ歯や保険内の入れ歯と比べると噛む力は大幅に向上し、多くの場合、通常の食事で不自由しにくくなります。

インプラント手術が必要

ロケーター義歯であっても、インプラントを埋め込む手術は避けられません。全身的なご病気をお持ちの方や、あごの骨量が極端に少ない方などでは手術が難しい場合もあります。事前に歯科医院でCT撮影や血液検査などを行い、リスクを十分に評価した上で治療計画が立てられます。

治療の流れ

ここでは一般的なロケーター義歯の治療の流れを紹介します。あくまで一例であり、患者さまの状態や医院の方針によって工程や期間は変わる場合があります。

カウンセリング・検査 レントゲンやCT撮影で骨の状態を確認し、インプラントの埋入本数や位置を検討します。
インプラント手術 局所麻酔や静脈内鎮静法などを用いてインプラントを埋入します。2本以上が基本目安です。
治癒期間 インプラントと骨が結合するまで数か月待機します。個人差はありますが、3〜6か月程度が目安とされています。
アタッチメント装着 インプラントの上にロケーターアバットメント(留め具)を装着し、入れ歯側にも対応するキャップを埋め込みます。
噛み合わせ・微調整 実際に装着して噛み合わせやフィット感を調整し、最終的に完成となります。

治療期間の目安を以下にまとめました。

ステップ 期間(目安)
カウンセリング・検査 1日〜数日
インプラント手術 1日
治癒期間 3〜6か月
アタッチメント装着 1日〜数日
噛み合わせ・微調整 数日〜数週間

費用や保険適用について

ロケーター義歯の費用は、保険の総入れ歯に比べると高額ですが、多数のインプラントを用いる治療(オールオン4やフルマウスインプラントなど)よりは抑えやすい場合が多いです。また、医療費控除の対象となる場合が多いため、高額な治療を受ける際には医療費控除の制度を活用すると負担を軽減できます。

治療方法 主な特徴 費用目安
保険の総入れ歯 低コストだが安定性が低い 数千円~数万円程度
ロケーター義歯 2本以上のインプラントで入れ歯を固定
費用と体の負担を抑えられる
数十万円~(インプラント本数や素材で変動)
オールオン4 4本のインプラントでフルアーチを支える
大規模な外科手術
100万円~(医院によって大きく変動)

よくある質問

Q1:しっかり噛めるようになりますか?

はい。あごの骨に直接インプラントを埋め込み、その上にロケーターアタッチメントで固定するため、ずれや外れが起こりにくく非常に安定した咀嚼力を得られます。通常の総入れ歯と比べると噛む力は大幅にアップし、硬い食べ物でも以前よりしっかりと噛めるようになるケースが多いです。

Q2:今使っている入れ歯を使えますか?

.現在お使いの入れ歯の状態が良ければ、加工してロケーター用のキャップを取り付けることで流用できる場合があります。ただし、入れ歯自体が劣化している、適合が悪いなどの場合には、新しく作成したほうが快適さや耐久性が向上することがあります。歯科医師と相談しながら最適な方法を選択するとよいでしょう。

Q3:インプラント手術の痛みが心配です

インプラント手術は局所麻酔や鎮静法を用いて行うことが一般的で、術中の痛みはほとんど感じません。術後の腫れや痛みには個人差がありますが、痛み止めや抗生物質を適切に使用すれば、多くの場合は日常生活に支障が出にくいとされています。また、近年はCT撮影やガイデッドサージェリーなどの技術進歩により、より正確で侵襲が少ない手術が可能となっています。

Q4:総入れ歯でも部分入れ歯でも可能ですか?

はい。ロケーター義歯は総入れ歯、部分入れ歯どちらにも適用が可能です。歯が一本も残っていないケースでも、部分的に歯が残っているケースでも、インプラントを埋入しロケーターアタッチメントを装着することで安定度が高まります。

Q5:ロケーター義歯はどのくらい持ちますか?

インプラントの寿命はメンテナンスや患者さまの全身状態によって左右されますが、適切なケアを行えば10年以上にわたって機能し続けることが期待できます。ロケーターアタッチメントのパーツは消耗品のため、数年に1回ほど交換が必要になる場合もありますが、その分インプラント部分への負担を分散できるメリットもあります。

まとめ

ロケーター義歯は、従来の入れ歯の安定性を高めながら、インプラントのメリットも取り入れた最先端の治療法です。入れ歯のズレや噛みにくさなどにお悩みの方や、多数のインプラント手術に伴う費用面での不安がある方にとって、リーズナブルかつバランスの取れた選択肢として注目されています。

ただし、インプラントを埋入する手術が必要になることや、毎日の清掃など特有のケアが欠かせない点にはご注意ください。治療を検討する際は、歯科医院で詳しいカウンセリングを受け、ご自身の状態やライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。入れ歯のフィット感や快適性にお悩みの方は、進化し続ける歯科医療の新しい可能性として、ぜひ一度ご相談ください。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。