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チタン製インプラントのメリット・デメリットと費用相場をチェック!選び方のポイントも紹介

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歯を失ったときに検討される治療法として注目される「インプラント」。中でも、人体との親和性が高いとされるチタン製のインプラントは、多くの歯科医院で使われています。チタン製インプラントは長持ちしやすく、自然な仕上がりが得られるため、多くの患者に支持されています。ただし、金属アレルギーや高額な費用などの注意点があるため、デメリットを理解することも必要です。

本記事では、チタン製インプラントの特徴、メリット・デメリット、費用相場、主要メーカー、選び方などを幅広く解説します。治療を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

チタン製インプラントとは?

インプラントとは、歯を失った部分の顎骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。人工歯根にはさまざまな素材がありますが、現在多くの歯科医院で採用されているのが「チタン」です。チタンは医療器具でも広く使われ、アレルギーリスクが低く、骨と結合しやすい点が大きな特徴です。

チタンは酸化被膜で保護され、錆びにくく耐久性が高い素材として高く評価されています。その結果、体内で腐食しにくく長期安定性が高いため、インプラント治療の主流素材になりました。

チタン製インプラントのメリット

骨と結合しやすく拒絶反応が少ない

チタンの大きな魅力は「骨と直接結合する性質」があることです。体内にチタンを埋め込んでも異物とみなされにくく、拒絶反応(アレルギー反応)が起きにくいとされています。

通常、金属を埋め込むとアレルギーのリスクがありますが、チタンは比較的安全性が高いと知られています。そのため、歯科治療以外にも人工骨や人工関節など、さまざまな医療分野で使われています。

酸化被膜による耐久性・長持ちしやすさ

チタンは空気中の酸素と結合して酸化被膜を形成し、錆びや金属の溶け出しを防ぐ仕組みを持ちます。

その結果、インプラントとして埋め込んだ後も長期間劣化しにくく、口腔内の環境変化に強いという大きな利点があります。

さらに、骨との結合が安定しやすく、メンテナンスを続ければ10年以上機能する例も多く見られます。

軽量で加工しやすい

チタンはステンレスやコバルトクロム合金と比べて軽く、加工性に優れます。人それぞれ口腔内の形状は異なりますが、チタンなら個々の患者さんの歯やあごに合わせやすい形状を作ることが可能です。

強度と軽さを兼ね備え、体内への負担を減らしながら機能性と見た目を両立できる点もメリットです。

チタン製インプラントのデメリット

治療費が高額になりやすい

インプラント治療は保険適用外の自由診療のため、費用を全額負担する必要があり、費用面のハードルが高いというデメリットがあります。

チタンが高価で、最先端設備や技術を要するため、1本あたり30万~40万円になる場合も珍しくありません。

ただし、医療費控除の対象なら一部還付が受けられる場合があります。高額が予想される場合は、領収書を保管し、確定申告も確認しましょう。

稀に金属アレルギーを起こす可能性がある

チタンは金属アレルギーを起こしにくいとされますが、絶対ではありません。体質によっては、埋め込み後にアレルギー反応が起こる場合もあります。

不安がある場合は、治療前に歯科や皮膚科でパッチテストを受け、リスクを確認することがおすすめです。アレルギーが判明すれば、チタン以外の素材や別の治療方法を検討しましょう。

治療期間が長い

インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため、治療期間が比較的長くなる点に注意が必要です。

ワンピースタイプ(1回の手術で済むタイプ)であっても数か月以上かかる場合があり、ツーピースタイプ(2回手術を行うタイプ)だと半年ほどかかることもあります。

しかし、術後の経過が良ければ長く使えるため、長期的な利点を重視する方に向いています。

チタン製インプラントの費用相場

チタン製インプラントの費用は、メーカーや素材、本数、形状、タイプなど多くの要因で変動します。

メーカーや素材による価格差

インプラントを製造しているメーカーは国内外を含め多数存在します。実績が豊富なメーカーほど開発コストや研究費が高く、価格も高めに設定される傾向があります。

チタンにも「純チタン」と「チタン合金」があり、純チタンはアレルギーリスクが低めでも費用が高くなるケースがあります。

本数や追加治療の有無

本数が増えるほど費用も増え、1本あたり30万~40万円が一般的な目安です。全歯をインプラントにする「オールオン4」「オールオン6」では、数百万円になる場合もあります。

また、骨量不足で「骨造成(ソケットリフトやサイナスリフトなど)」が必要なら、費用や治療期間がさらに増えます。

形状・タイプによる違い

代表的な形状としては「スクリュータイプ」「シリンダータイプ」「バスケットタイプ」などがあります。

中でもスクリュータイプは安定性が高く主流です。形状が複雑または難易度が高いものは治療費が上がることもあります。

また、ワンピースタイプは1回の手術で費用を抑えやすく、ツーピースタイプは2回手術のため高額になりやすいです。ただし、ツーピースタイプはカスタマイズしやすく、症例次第では適しています。

項目 特徴 費用の目安
純チタン 他金属を含まないためアレルギーリスクが低い
耐久性・安全性が高い
1本あたり
30万~40万円程度
チタン合金 チタン以外の金属を含む
加工がややしやすい
純チタンよりやや安価
目安:25万~35万円程度
ワンピースタイプ 人工歯根とアバットメントが一体型
手術回数が1回で済む
やや安い傾向
ツーピースタイプ 人工歯根とアバットメントが分離型
2回の手術が必要
ワンピースより高め

チタン製インプラントの代表的なメーカー

インプラントを成功させるには、実績や技術力のあるメーカーの素材を選ぶことが重要です。ここでは、日本国内外で代表的なメーカーを5社紹介します。

京セラ(FINESIAシリーズ)

京セラは日本企業でありながら長年にわたってインプラント製品を手掛けてきた実績があります。

「FINESIA(ファインシア)」というシリーズを展開しており、ボーンレベルタイプ・ティッシュレベルタイプ・1ピースタイプなど症例に応じた選択肢を揃えています。

ストローマン社(ITIインプラント)

スイスに本社を置くストローマン社は、世界的にも大きなシェアを持つトップクラスのインプラントメーカーです。「ITIインプラント」として知られ、多くの臨床研究に基づく高い信頼性が評価されています。

ITIは国際的な研究チームが改良を重ねてきたため、豊富な実績を持ちます。安定した治療結果が期待できるブランドと言えるでしょう。

Zimmer Dental社

アメリカを拠点とするZimmer Dental社は、「スイスプラス」というインプラントで有名です。

スイスのITIインプラントを参考に独自開発され、「スイスの技術を超える」というコンセプトで命名されました。耐久性や使いやすさに定評がある点が特徴です。

デンツプライシロナ株式会社

「アストラテックインプラントシステム EV」というインプラントを提供しているメーカー。純チタンを用いた製品を中心に展開しており、長期的な安定性を重視する医療機器の開発実績が豊富です。

歯科材料全般を扱う大手企業で、サポート体制や研究データが充実しており、全国の歯科医院で採用される信頼性の高いメーカーです。

ノーベルバイオケア社

1965年に世界初の骨結合型インプラントシステムを実用化した会社として知られています。本社はスウェーデンにあり、長い歴史と豊富な臨床研究データを持つ点が強み。

近年はデジタル技術を導入し、精密な治療計画をサポートするシステムでも注目されています。

チタン製インプラントの選び方のポイント

チタン製インプラントには多くのメーカーがあり、特徴や価格帯もさまざまです。自分に合ったインプラントを見極めるためには、以下のポイントを意識してみましょう。

  1. 実績や歴史のあるメーカーを選ぶことで信頼性と安全性を確保する
  2. 歯科医の得意とするインプラントメーカーやシステムを確認する
  3. 純チタンかチタン合金かなど素材の違いに注目する
  4. ワンピース・ツーピースといったタイプや形状をチェックする
  5. 治療後のメンテナンス体制や保証が手厚いかを事前に確認する

メーカーは歯科医師が得意とするシステムを選ぶことが多いので、治療方針や術後のフォロー、料金などを歯科医師とよく相談しましょう。また、素材やタイプの違いによってはアレルギーリスクや術後のフィット感に影響が出ることもあるため、納得のいくまでカウンセリングを受けることが大切です。

チタン製インプラント治療の流れ

インプラント治療は、基本的に以下のステップで進みます。症例によって前後する場合がありますが、目安として押さえてください。

ステップ 概要
初診・カウンセリング レントゲンやCTスキャンなどの画像検査、口腔内の状態チェック、患者さんの要望の確認を行います。
治療計画の策定 素材やタイプ、埋入位置を歯科医師が決定し、費用や治療期間も具体的に説明されます。
一次手術(ワンピースならこれで終わることも) 人工歯根(インプラント)をあごの骨に埋め込み、骨と結合するのを待つための期間を設けます。
二次手術(ツーピースの場合) 埋入したインプラントと骨が十分に結合したら、二次手術を行いアバットメントを装着します。
人工歯の装着 型取りを行い、患者さんに合った人工歯を作製してインプラントに装着。噛み合わせやフィット感を調整します。。
メンテナンス 定期的なクリーニングや検査で問題をチェックし、正しいメンテナンスを続ければ長期間使用できます。

インプラントの成功率を高めるためには、計画段階から十分に相談し、術後も通院・メンテナンスを続けることが重要です。

まとめ

チタン製インプラントは、金属アレルギーリスクが低く骨と結合しやすいため長持ちしやすく、軽量で加工性に優れ、自然な仕上がりを得やすいのが特徴です。ただし、保険適用外で費用が高額になりやすく、まれにアレルギーが起こる可能性や治療期間の長さなどのデメリットがあります。費用相場は1本30万~40万円ほどですが、追加治療やメーカー選びで変わるため、信頼性や実績、サポート体制を総合的に検討することが大切です。

治療を検討する際は、口腔内の状態や予算、ライフスタイル、仕上がりの希望などを歯科医師に伝え、最適な素材と方法を選びましょう。チタン製インプラントは「自分の歯のように噛める」快適さが支持され長期的に見ても検討価値があります。治療を始めたら、メンテナンスや定期検診を欠かさず、快適に使い続けられるようにしましょう。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。