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切端咬合の矯正の値段はいくら?噛み合わせ改善の費用相場と治療方法

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切端咬合の矯正を検討している方にとって、治療費用は重要な判断材料です。

この記事では、切端咬合の矯正にかかる費用相場や治療方法について詳しく解説します。適切な治療法と予算計画の参考にしていただければ幸いです。

切端咬合とは?

切端咬合(せったんこうごう)とは、上下の前歯の先端同士が直接当たる噛み合わせのことを指します。通常の噛み合わせでは上の前歯が下の前歯を少し覆うように噛み合いますが、切端咬合ではそのような重なりがなく、歯の先端同士がぶつかります。

切端咬合は見た目の問題だけでなく、歯の摩耗や顎関節への負担増大、発音障害など機能的な問題も引き起こす可能性があります。そのため、歯科医師から矯正治療を勧められるケースが多いです。

切端咬合の主な症状と影響

切端咬合は以下のような症状や影響が出る場合があります。

  • 上下の前歯が鋭角に当たることによる歯の摩耗
  • 顎関節への過度な負担
  • 前歯での咀嚼が難しい
  • 発音に影響が出ることがある
  • 歯並びや顔貌の審美性の低下

切端咬合の矯正治療方法

切端咬合の矯正には以下のような治療方法があります。症状の程度や患者さんの希望、年齢などによって最適な治療法が異なります。

ワイヤー矯正(表側矯正)

最も一般的な矯正方法で、歯の表側に装置を付けて矯正します。

  • メリット:確実な歯の移動が可能、複雑なケースにも対応
  • デメリット:装置が目立つ、口内炎などの不快感が生じる場合がある

裏側矯正(舌側矯正)

歯の裏側に装置を付けるため外からは見えず、審美性を重視する方に人気の矯正方法です

  • メリット:装置が見えない、確実な歯の移動が可能
  • デメリット:表側矯正よりも高額、発音への影響が大きい

マウスピース型矯正(インビザラインなど)

透明なマウスピースを装着して歯を少しずつ動かしていく方法です。

  • メリット:目立たない、取り外し可能、比較的快適
  • デメリット:患者の装着時間の協力が必要、複雑なケースには不向き

切端咬合矯正の費用相場

切端咬合の矯正費用は治療方法や症状の程度、治療期間などによって大きく異なります。主な治療法ごとの費用相場を紹介します。

治療方法 費用相場 治療期間 特徴
表側ワイヤー矯正 70万〜100万円 1.5〜3年 一般的かつ確実性が高い
裏側ワイヤー矯正 90万〜130万円 1.5〜3年 見た目を気にする方向け
マウスピース型矯正 50万〜100万円 6ヶ月〜2年 軽度〜中等度の症例に有効

多くの矯正歯科医院では、上記の費用に調整料や保定装置代を含むトータルフィー制を採用していますが、医院によっては別途費用が発生する場合もあります。カウンセリング時に必ず確認しましょう。

切端咬合矯正の費用例

  • 裏側矯正+抜歯処置:治療期間2年2ヶ月、総額約100万円
  • インビザライン(非抜歯):治療期間11ヶ月、総額約50万円
  • 表側矯正(部分矯正):治療期間1年、総額約60万円

症例によって必要な処置や治療期間が異なるため、一概に費用を断定することはできません。複数の医院で、個々の口腔内状況に応じた見積もりをもらうことをおすすめします。

矯正治療にかかる追加費用

矯正治療の基本費用以外にも発生する可能性のある追加費用について把握しておくことが重要です。

初診料・検査料

まず、初診料・検査料として以下の金額がかかることがあります。費用は検査の内容や、歯科医院によっても異なります。

  • 初診料:3,000円〜10,000円
  • 検査料(レントゲン、歯型取り等):20,000円〜50,000円

抜歯が必要な場合

切端咬合の治療では、歯を移動させるスペースを確保するために抜歯が必要になるケースがあります。抜歯費用は1本あたり5,000円〜10,000円程度です。

保定装置の費用

矯正装置を外した後も、後戻りを防ぐために重要な保定期間があります。この期間にも追加で費用がかかることがあります。

  • リテーナー(保定装置):30,000円〜50,000円
  • 定期検診費用:1回あたり3,000円〜5,000円

保険適用について

日本では基本的に成人の矯正治療は「審美目的」とみなされ、自費診療となります。切端咬合の矯正も例外ではなく、公的医療保険は適用されません。

ただし、以下のような特殊なケースでは保険適用の可能性があります。

  • 顎変形症など外科手術を伴う重度の症例
  • 先天性疾患(口唇口蓋裂など)に伴う不正咬合

保険適用の可能性がある場合でも、事前に医師の診断と保険審査が必要となりますので、初診時に相談することをおすすめします

医院選びのポイント

切端咬合の矯正治療を行う医院を選ぶ際のポイントをご紹介します。

専門性と経験

治療を検討する際には、歯科医師の専門性や経験が重要な判断材料となります。豊富な治療実績があるか確認しましょう。また、過去の症例や治療のビフォーアフターの写真が公開されていれば、治療の効果や技術レベルを把握することもできます。実際の症例を通じて、信頼できるクリニックかどうかを見極めることが可能です。

費用と支払い方法

治療費についても事前にしっかりと確認しておくことが大切です。費用の内訳が明確に提示されているか、また、治療の途中でどのような追加費用が発生する可能性があるのか確認しましょう。分割払いやデンタルローンといった柔軟な支払い方法が用意されているかどうかも、負担を軽減するうえでは重要なポイントです。加えて、治療後の保証制度の有無や、医療保険が適用されるかについても確認しておくと安心です。

設備や通院の利便性

最新の治療設備や診断機器が導入されているかどうかも重要なチェックポイントです。また、治療期間が長期にわたることを考慮し、通院のしやすさも考慮に入れましょう。

切端咬合矯正のリスク

矯正治療には以下のようなリスクや注意点があります。

治療中の不快感や痛み

特に、装置の装着直後や定期的な調整の後は痛みを感じることがあります。個人差がありますが、数日で自然に治まるのが一般的です。また、矯正装置が頬の内側や舌に触れることで口内炎や歯肉炎を起こしたり、一時的に発音しづらくなるケースも見られます。多くの場合は時間の経過とともに慣れていきますが、歯科医の適切なサポートや処置によって痛みや不快感を軽減することも可能です。

後戻りのリスク

切端咬合は矯正後に後戻りしやすい咬合状態のひとつです。治療後も指示通りに保定装置を使用することが非常に重要になります

歯の根吸収リスク

矯正治療では、長期間の力の影響で歯根が短くなることがあります。これを防ぐためにも、治療中は定期的にレントゲン検査を行い、歯根の状態をしっかり経過観察することが重要です。

まとめ

切端咬合の矯正治療には主に表側矯正、裏側矯正、マウスピース矯正の3種類があり、それぞれの特性と費用が異なります。費用相場は50万円〜130万円程度で、治療方法や症状の程度、治療期間などによって変動します。

矯正治療を検討する際は、単に費用だけでなく、医院の専門性や設備、アフターケアの充実度なども含めて総合的に判断することが大切です。無料カウンセリングを活用し、複数の医院を比較検討することをおすすめします。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのマウスピース矯正を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。