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インプラントが何度も取れるのはなぜ?考えられる原因と対処法【日本歯科札幌院長が解説!】

Dental tooth implant

せっかく費用と時間をかけて入れたインプラントが何度も取れるトラブルでお困りではありませんか?インプラントが何度も取れることで、食事や会話に不安を感じ、日常生活に大きな支障をきたします。インプラントが何度も取れる背景には、骨との結合不良、感染症、過剰な負荷など複数の原因が考えられます。何度も取れるインプラントも、適切な診断と治療で多くのケースで解決できるため、まずは原因を正しく理解することが重要です。

今回は、インプラントが何度も取れる主な原因と、それぞれに応じた具体的な対処法、そして何度も取れる状況を防ぐためのポイントを詳しく解説します。

インプラントが何度も取れる主な原因

インプラントが何度も取れるのは偶然ではなく、必ず明確な原因があります。まずは代表的な原因を理解し、自分の状況と照らし合わせることで、適切な対処法を見つけることができます。

骨との結合不全(オッセオインテグレーション不全)

インプラント体と顎骨が十分に結合できていない状態が、インプラントが何度も取れる最も根本的な原因となります。通常、インプラント埋入後3~6ヶ月かけて骨とチタン製のインプラント体が結合しますが、この過程が失敗すると何度も取れる原因となります。骨質が軟らかい場合や骨量が不足している場合、インプラントが何度も取れる問題が起こりやすくなります。

また、埋入時の手術に問題があった場合や、術後に過度な力がかかった場合も、インプラントが何度も取れる結合不全の原因となります。喫煙習慣がある方は、血流が悪化して骨の治癒が妨げられインプラントが何度も取れるリスクが高まるため特に注意が必要です。

インプラント周囲炎による感染

インプラント周囲炎はインプラント周辺の歯茎や骨に起こる感染症で、インプラントが何度も取れる原因となる重要な疾患です。細菌感染により周囲の骨が溶けてしまうと、インプラントを支える土台が失われて脱落に至ります。初期症状としては歯茎の腫れや出血、膿の排出などがあり、放置するとインプラントが何度も取れる原因となります。

口腔清掃が不十分な場合や定期的なメンテナンスを受けていない場合に発症しやすく、一度進行すると治療が困難になる場合があります。特に糖尿病患者や免疫力が低下している方は、感染のリスクが高くなります。

噛み合わせの異常により過剰な負担がかかっている

噛み合わせに問題があると、特定のインプラントに過度な負荷がかかり続け、何度も取れる状況を招きます。歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、睡眠中の強い力が原因でインプラントが何度も取れることがあるため、、特に注意が必要です。また、また、上下の歯の高さが合わない場合や、噛み合わせの調整が不十分な場合も、インプラントが何度も取れる要因となります。

過剰な負荷は骨との結合部分にストレスを与え続けるため、徐々にインプラントが緩んできます。硬い食べ物を頻繁に噛む習慣がある場合も、同様にインプラントが何度も取れるリスクを高めます。

インプラント部品の破損や緩み

インプラントは複数の部品で構成されており、アバットメント(土台)やスクリューの緩み、上部構造の破損がインプラントが何度も取れる直接的な原因となります。長期間使用している場合や、定期的なメンテナンスを受けていない場合に起こりやすい問題です。

特にスクリューの緩みは、噛む力によって徐々に進行するため、定期検診での早期発見が重要です。部品の素材や作りの精度の違いも耐久性に影響し、インプラントが何度も取れるリスクに関わってきます。

インプラントが取れた時の適切な対処法

インプラントが何度も取れるトラブルが起きても、冷静に適切な対処をすることで再治療の成功率を高められます。自己判断による対処は危険な場合があるため、専門医による診断と治療が不可欠です。

すぐに歯科医院を受診する

インプラントが何度も取れる状況では、できるだけ早く歯科医院を受診することが最も重要です。時間が経過するほど周囲の組織が変化し、再治療が困難になる可能性があります。特に感染の症状がある場合は緊急性が高く、インプラントが何度も取れる状況をさらに悪化させます。したがってその日のうちに受診が必要です。

受診時には、インプラントが何度も取れるようになった時期や痛みや腫れの有無、現在の症状などを詳しく説明しましょう。また、取れたインプラント部品がある場合は、清潔な状態で持参することで診断の参考になります。

応急処置と注意事項

受診までの間は、インプラント部位を清潔に保つことが重要です。優しくうがいをして汚れを除去し、強く触ったり刺激したりしないよう注意してください。痛みがある場合は市販の鎮痛剤を服用しても構いませんが、感染を隠してしまう可能性があるため、受診時に服用について報告しましょう

また、インプラントが何度も取れる部分では噛むことを避け、反対側で食事をするようにしてください。硬い食べ物や刺激の強い食べ物は控え、口腔内を清潔に保つよう心がけることが大切です。

原因別の治療アプローチ

インプラントが何度も取れるの原因によって治療方法は大きく異なります。骨との結合がうまくいかない場合は、骨を作る手術やインプラントを入れる位置を変える手術が必要になることがあります。感染が原因でインプラントが何度も取れる場合は、まず感染を抑える治療を行い、必要に応じて抗生物質や外科的な清掃を行います。

噛み合わせの問題が原因の場合は、噛み合わせの調整や夜間のマウスピース装着により、インプラントにかかる負荷を軽減します。部品の破損が原因の場合は、該当部品の交換や修理によりインプラントが何度も取れる問題に対応できることが多くあります。

インプラントが何度も取れることを防ぐためのポイント

インプラントが何度も取れることを防ぐには、日常的なケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。適切な予防策を実践することで、インプラントが何度も取れることなく長期間使用することが可能です。

正しい口腔ケアを行う

インプラント周囲炎を予防するためには、天然歯以上に丁寧な口腔清掃が必要です。通常の歯ブラシに加えて、インプラント専用のブラシやフロス、口腔洗浄器を使用して、インプラント周囲のプラークを徹底的に除去しましょう。特にインプラントと歯茎の境目は細菌がたまりやすく、インプラントが何度も取れる原因となります。そのため重点的にお手入れすることが重要です。

歯磨きの際は、力を入れすぎないよう注意し、柔らかめのブラシを使用してください。また、研磨剤入りの歯磨き粉は避け、インプラント専用の清掃用品を使用することをお勧めします。

定期メンテナンスを受診する

インプラントが何度も取れることなく長期間使用するには、3~6ヶ月ごとの定期検診が欠かせません。定期検診では、インプラント周囲の健康状態チェック、噛み合わせの確認、専門的なクリーニングを行います。早期に問題を発見することで、インプラントが何度も取れるような大きなトラブルを未然に防ぐことができます

レントゲン検査により骨の状態を確認し、必要に応じてスクリューの締め直しや噛み合わせの調整を行います。また、ブラッシング指導を受けることで、より効果的なセルフケアが可能になります。

生活習慣を改善する

喫煙はインプラント周囲の血流を悪化させ、感染リスクを高めるため、禁煙が強く推奨されます。また、糖尿病などの病気がある場合は、適切な管理により口腔内の健康状態を改善することができます。

歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、夜間のマウスピース装着により、インプラントが何度も取れる原因となる過度な負荷を軽減しましょう。硬い食べ物を避け、バランスの取れた食事を心がけることも重要です。

信頼できる歯科医院選びのポイント

インプラントが何度も取れるトラブルを避けるには、歯科医院選びに大きく左右されます。適切な医院を選ぶことで、初回治療の成功率向上と長期的な維持が期待できます。

治療実績の確認

インプラント治療は高度な専門技術を要するため、十分な経験と実績を持つ歯科医師による治療を受けることが重要です。年間のインプラント症例数や治療実績についても質問することをお勧めします。

難しいケースにも対応できる設備や技術力があるかどうか、骨造成手術などの高度な治療にも対応しているかなども重要な判断基準となります。

充実したアフターケア体制

インプラント治療は埋入後のメンテナンスが成功の鍵を握ります。定期検診の頻度や内容、トラブル時の対応体制について事前に確認しておきましょう。長期保証制度がある医院では、インプラントが何度も取れるなどの万が一のトラブル時にも安心して治療を受けることができます

また、歯科衛生士による専門的なメンテナンスが受けられるかどうか、緊急時の連絡体制が整っているかなども重要なポイントです。治療後のサポート体制が充実している医院を選ぶことで、インプラントが何度も取れることのない長期的な成功が期待できます。

十分な説明と治療計画

信頼できる歯科医院では、治療前に十分な検査と詳細な説明を行います。CT検査による精密な診断、個人の口腔内状況に応じた治療計画の提示、リスクや合併症についての説明などが含まれます。

また、治療費用の内訳や治療期間についても明確に説明してくれる医院を選びましょう。セカンドオピニオンを求めることも適切な判断に役立ちます。

インプラントが何度も取れる場合は、セカンドオピニオンという選択肢も

インプラントが何度も取れる場合、現在通院中の歯科医院とは別の歯科医院に相談することも重要な選択肢の一つです。異なる視点からの診断により、見落とされていた原因が発見される場合があります。

セカンドオピニオンを求めるタイミング

同じインプラントが2回以上脱落した場合や、明確な原因の説明が得られない場合は、積極的にセカンドオピニオンを検討しましょう。また、提案された治療法に疑問がある場合や、高額な再治療費用を提示された場合も、別の歯科医師の意見を聞くことで適切な判断ができます。現在の担当医に遠慮する必要はありません。

特に骨造成を伴う大掛かりな再治療を提案された場合や、インプラント以外の治療選択肢について十分な説明がない場合は、他の歯科医師の見解を求めることをお勧めします。

セカンドオピニオンの受け方

セカンドオピニオンを受ける際は、現在の治療経過や検査結果を整理して持参することが重要です。レントゲン写真、CT画像、治療記録などの資料があると、インプラントが何度も取れる原因をより正確に診断することが可能になります。事前に現在の担当医から紹介状や資料の提供を受けておくとスムーズです。

相談時には、インプラントが何度も取れるこれまでの経過、現在の症状、提案されている治療内容について詳しく説明し、疑問点や不安に思っていることを率直に伝えましょう。複数の治療選択肢についても積極的に質問することが大切です。

セカンドオピニオン後の判断基準

複数の歯科医師から意見を聞いた後は、それぞれの診断内容と治療方針を比較して検討します。単純に費用の安さだけで判断するのではなく、説明の分かりやすさ、治療実績、アフターケア体制なども総合的に評価しましょう。また、ご自身の価値観や生活スタイルに合った治療法を選択することも重要です。

まとめ

インプラントが何度も取れる原因には、骨との結合不全、感染症、過剰負荷、部品の破損など様々な要因があります。それぞれの原因に応じた適切な治療を受けることで、インプラントが何度も取れる問題の多くは解決することが可能です。重要なのは自己判断せずに、歯科医師による正確な診断を受けることです。

再発防止には、正しい口腔ケアの実践、定期的なメンテナンス、生活習慣の改善が欠かせません。また、初回治療から信頼できる歯科医院を選ぶことで、インプラントが何度も取れることのない長期的な成功が期待できます。インプラントは適切な管理により長期間使用できる優れた治療法ですので、何度も取れるからといって諦めずに適切な対処を行いましょう。

日本歯科札幌では、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。