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ホワイトニングの種類を徹底解説!オフィス・ホーム・セルフの違いと選び方【日本歯科静岡院長が解説!】

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白い歯は健康的で清潔な印象を与え、笑顔に自信をもたらします。近年、歯のホワイトニングへの関心が高まる中、様々な種類の方法が登場しています。オフィスホワイトニングやホームホワイトニング、セルフホワイトニングなど、それぞれに特徴や効果、費用が異なります。

この記事では、各ホワイトニング方法の違いを解説します。自分に合ったホワイトニング方法を見つけて、理想の白い歯を手に入れましょう。

ホワイトニングとは?

ホワイトニングとは、歯の表面や内部に付着した着色や変色を除去し、本来の白さを取り戻したり、さらに白くしたりする施術です。加齢や食生活、喫煙などによって黄ばんだり変色したりした歯を、薬剤の力で化学的に白くしていきます。ホワイトニングにはいくつかの種類があり目的や方法に応じて使い分けます。

ホワイトニングの原理

ホワイトニングの主成分は過酸化水素や過酸化尿素などの酸化剤です。これらの薬剤が歯の表面や内部に浸透し、着色物質を分解して無色化することで歯を白くします。薬剤の濃度や使用方法によって効果や即効性、持続性が変わってきます。ホワイトニングは単に表面を磨くだけでなく、歯の内部からの変化を促す点が、歯磨き粉などの表面をクリーニングする方法とは大きく異なります。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングは大きく分けて3種類あります。まず「オフィスホワイトニング」は歯科医院で行う方法です。次に「ホームホワイトニング」は歯科医師の指導のもと自宅で行うものです。そして「セルフホワイトニング」は市販品やエステなどで自分自身で行うものです。この他にも「デュアルホワイトニング」という、オフィスとホームを組み合わせた方法もあります。

それぞれの方法で使用される薬剤の濃度や、効果の出方に違いがあるため、自分の希望や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

オフィスホワイトニングの特徴

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士といった専門家が直接施術するホワイトニング方法です。いくつかある種類の中でも、高濃度の薬剤を使用するため、即効性があり短時間で白さを実感できる点が特徴です。

オフィスホワイトニングの施術方法

オフィスホワイトニングでは、まず口腔内診査を行い、歯のクリーニングを行います。次に歯肉を保護するための処置を施した後、高濃度(30~35%程度)の過酸化水素などの薬剤を歯の表面に塗布します。さらに特殊な光やレーザーを当てることで薬剤の効果を活性化させます。一般的に施術時間は1回あたり30分~1時間程度で、1回の施術でも明らかな白さの変化を実感できることが多いです。

オフィスホワイトニングのメリット

オフィスホワイトニングの最大のメリットは即効性です。1回の施術でも明らかな効果を実感できることが多く、急ぎで白い歯が必要な場合に適しています。また、専門家による施術なので、安全性が高く、歯や歯茎の状態に合わせた適切な処置が受けられます。

さらに、自分で何もする必要がなく、プロに任せられる手軽さもメリットです。忙しい方や自分でケアする時間や根気が持てない方にも向いています。

オフィスホワイトニングのデメリット

オフィスホワイトニングのデメリットとしては、まず費用が比較的高額になることが挙げられます。1回の施術で数千円~3万円程度、複数回のコースだと5~7万円程度かかることが一般的です。

また、高濃度の薬剤を使用するため、施術後に一時的な知覚過敏(しみる感覚)が生じることがあります。これは通常、数日で収まりますが、敏感な方は不快に感じるかもしれません。

さらに、効果の持続性については、生活習慣や食生活によって個人差があり、数か月で色が戻ってくることもあるため、定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。

ホームホワイトニングの特徴

ホームホワイトニングは、歯科医院で作製した個人専用のマウスピースと専用薬剤を用いて、自宅で行うホワイトニング方法です。歯科医師の指導のもと、自分のペースで継続的に行えるのが特徴です。

ホームホワイトニングの施術方法

ホームホワイトニングは、ホワイトニングの種類の一つで、まず歯科医院で口腔内診査と歯のクリーニングを行います。次に、患者さまの歯型に合わせたマウスピースを作製します。そして、専用の薬剤(通常10~15%程度の過酸化尿素など)の使用方法について説明を受けます。自宅では、このマウスピースに薬剤を注入し、医師の指示に従って1日2時間程度または就寝時など、指定の時間装着します。これを2週間~1ヶ月程度継続することで、徐々に歯が白くなっていきます。

ホームホワイトニングのメリット

ホームホワイトニングの大きなメリットは、自分の生活スタイルに合わせて無理なく続けられることです。時間や場所を選ばず、忙しい方でも就寝時に行うなど柔軟に調整できます。また、オフィスホワイトニングと比べて低濃度の薬剤を使用するため、知覚過敏などの副作用が比較的少ないのも特徴です。

さらに、徐々に白くなっていくので、自然な白さになりやすく、効果の持続性も比較的長いとされています。継続することで半年〜1年程度、効果が持続することも珍しくありません。費用面でもオフィスホワイトニングより経済的なケースが多いです。

ホームホワイトニングのデメリット

ホームホワイトニングのデメリットとしては、効果が表れるまでに時間がかかることが挙げられます。そのため、即効性を求める方には不向きかもしれません。また、自分で継続して行う必要があるため、面倒に感じたり忘れたりして、途中で挫折してしまう可能性もあります。

さらに、正しくマウスピースを装着できなかったり、薬剤の量を間違えたりすると、効果にムラが出ることもあります。とはいえ、歯科医院での定期的なチェックを受けることで、これらの問題は回避できることが多いです。

セルフホワイトニングの特徴

セルフホワイトニングは、歯科医院を介さずに、市販のホワイトニング製品やホワイトニングサロンで行うホワイトニング方法です。手軽さが最大の特徴ですが、医療行為ではないため効果や安全性の面で限界があります。

セルフホワイトニングの種類と特徴

セルフホワイトニングには、大きく分けて「市販のホワイトニング製品」と「ホワイトニングサロン」の2種類があります。市販品には、ホワイトニング歯磨き粉、ホワイトニングシート、ジェル、マウスピースキットなどがあり、薬局やインターネットで購入できます。一方、ホワイトニングサロンは医療機関ではなく美容サービスとして、低濃度の薬剤とLEDライトなどを使用し、専門のスタッフの指導のもとセルフケアを行う施設です。

セルフホワイトニングのメリット

セルフホワイトニングの最大のメリットは、手軽さとコストの低さです。歯科医院に通う時間や予約の手間が不要で、市販品であれば数千円から、サロンでも1回数千円から利用できることが多いです。また、自分のペースで気軽に始められるため、ホワイトニング初心者にも取り組みやすいでしょう。

薬剤の濃度が非常に低いため、副作用のリスクも低く、安全性という点では優れていると言えます。特に敏感な歯を持つ方や、まずは試しに軽くホワイトニングしてみたいという方には向いているでしょう。

セルフホワイトニングのデメリット

セルフホワイトニングの最大のデメリットは、効果の限界です。医療機関で使用される薬剤に比べて非常に低濃度(多くは3%以下)のため、効果は限定的で、大きな変化を期待するのは難しいでしょう。特に、タバコやコーヒーなどによる強い着色や加齢による黄ばみには十分な効果が得られないことが多いです。

また、歯科医師による事前チェックがないため、虫歯や歯周病がある場合に使用すると症状を悪化させる可能性があります。さらに、市販品の場合は専用のマウスピースではないため、フィット感が悪く、効果にムラが出やすいというデメリットもあります。

各ホワイトニング方法の比較と選び方

ホワイトニングの種類ごとの特徴を理解したところで、ここでは各方法を効果、持続性、費用、向いている人などの観点から比較し、自分に最適な選択をするためのポイントをご紹介します。

効果と持続性の比較

効果の即効性と持続性は、ホワイトニング選びの重要な要素です。オフィスホワイトニングは即効性に優れていますが、持続期間は数か月程度が一般的です。ホームホワイトニングは徐々に効果が現れますが、持続期間は半年~1年と比較的長いことが多いです。セルフホワイトニングは効果も持続性も限定的で、継続使用が必要となります。最も効果と持続性に優れているのはデュアルホワイトニングで、1年以上効果が持続することも珍しくありません。

タイプ 即効性 持続期間 効果の程度
オフィス 高い(1回で効果実感) 数か月~半年 高い(3~8トーン程度)
ホーム 中程度(2週間程度) 半年~1年 中~高(2~6トーン程度)
セルフ 低い(数週間~) 短い(継続使用が必要) 低~中(1~3トーン程度)

ホワイトニングの種類別費用の比較

各ホワイトニング方法の費用は大きく異なります。市販のセルフホワイトニング製品は数千円からと最も安価ですが、効果も限定的です。ホワイトニングサロンは1回3,000円~1万円程度が一般的です。ホームホワイトニングは初期費用として2万円~5万円程度かかりますが、長期的な効果を考えるとコストパフォーマンスは良いと言えます。

オフィスホワイトニングは1回あたり1万円~3万円程度、複数回のコースだと5万円~7万円程度かかることが多いです。デュアルホワイトニングは最も高額で、7万円~10万円以上することもありますが、効果と持続性を考えると長期的には経済的な選択肢とも言えるでしょう。

ライフスタイルと目的に合わせた選び方

ホワイトニング選びでは、自分のライフスタイルや目的に合った方法を選ぶことが重要です。例えば、結婚式や重要なイベントを控えていて短期間で効果を出したい場合は、オフィスホワイトニングやデュアルホワイトニングが適しています。

時間に余裕があり、自分のペースでじっくり白くしたい方や、敏感な歯を持つ方には、ホームホワイトニングがおすすめです。忙しくて歯科医院に通う時間がない方や、まずは試しに軽いホワイトニングを体験してみたい方には、セルフホワイトニングが適しているでしょう。

また、予算の制約も重要な要素です。限られた予算内で最大の効果を得たい場合は、まずはホームホワイトニングから始めるのが良いでしょう。長期的な白さの維持を考えると、初期投資は高くてもデュアルホワイトニングがコストパフォーマンスに優れていることも多いです。

ホームホワイトニングを始める前に知っておくべきこと

ホームホワイトニングはいくつかある種類の中でも、自宅で行える点が特徴です。効果的かつ安全に行うためには、いくつか知っておくべきポイントがあります。適切な準備と知識を持って始めることで、満足のいく結果を得られるでしょう。

事前の歯科検診の重要性

ホームホワイトニングを始める前に、必ず歯科検診を受けることをおすすめします。歯科医師は口腔内の状態を詳しく確認し、ホワイトニングが適しているかどうか判断します。また、現在の歯の色を記録し、目標とする白さについても相談できます。

事前検診では、必要に応じてクリーニングも行われます。歯の表面の汚れやプラークを除去することで、ホワイトニングの効果が均一になり、より良い結果が期待できます。さらに、知覚過敏がある場合は、事前に対策を講じることができるのも大きなメリットです。

正しい使用方法と注意点

ホームホワイトニングを効果的に行うためには、歯科医師の指示に従って正しく使用することが重要です。マウスピースに薬剤を入れる量や装着時間、頻度などを守らないと、期待通りの結果が得られなかったり、副作用のリスクが高まったりする可能性があります。

また、ホワイトニング中は着色の強い飲食物(コーヒー、赤ワイン、カレーなど)や喫煙を控えることで、より効果的に白くなります。ホワイトニング直後は歯の脱灰により着色しやすい状態になっているため、特に注意が必要です。

一時的な知覚過敏が生じることがありますが、多くの場合は数日で収まります。症状が強い場合や長引く場合は、使用を一時中断し、歯科医師に相談しましょう。定期的なフォローアップも効果を最大化するために重要です。

ホワイトニング後のケアと効果の維持方法

せっかく白くなった歯を長持ちさせるためには、ホワイトニングの種類に関わらず、治療後のケアがとても重要です。適切なアフターケアと生活習慣の見直しで、美しい白い歯をより長く維持することができます。

日常のホームケア方法

ホワイトニング後の歯を維持するためには、まず正しい歯磨きが基本です。歯ブラシは柔らかめのものを選び、強くこすらないよう注意しましょう。フッ素入りの歯磨き粉を使用し、可能であればホワイトニング効果のある歯磨き粉を取り入れるのも良いでしょう。また、フロスや歯間ブラシでの清掃も重要で、歯と歯の間の着色を防ぐのに役立ちます。特にホワイトニング直後は歯の表面が敏感になっているため、優しくケアすることを心がけましょう。

着色しやすい食べ物・飲み物と対策

ホワイトニング後の歯の白さを維持するためには、着色しやすい食べ物や飲み物に注意することが大切です。特に着色の原因となりやすいのは、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、トマトソース、醤油、ベリー類などです。これらを完全に避けるのは難しいですが、摂取後すぐに水でうがいをしたり、できれば歯を軽く磨いたりすることで着色を最小限に抑えられます。

また、ストローを使って飲み物を飲むことで、前歯への着色を減らすことができます。喫煙も歯の着色の大きな原因となるため、可能であれば禁煙や減煙を検討することをおすすめします。

まとめ

オフィスホワイトニングは短期間で効果を得たい方に、ホームホワイトニングは自分のペースでじっくり白くしたい方に、セルフホワイトニングは気軽に試してみたい方に向いています。また、より確実で持続的な効果を求める方にはデュアルホワイトニングがおすすめです。

どの方法を選ぶにしても、事前に歯科医師に相談し、自分の歯の状態や目標に合った適切な方法を選ぶことが大切です。また、ホワイトニング後のケアも効果を維持するために重要なポイントです。正しい歯磨き習慣や食生活の見直し、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

白い歯は見た目の印象を大きく左右し、自信につながります。あなたのライフスタイルや予算、希望する白さのレベルに合ったホワイトニング方法を選び、健康的で美しい白い歯を手に入れてください。何か不安や疑問があれば、専門家に相談することをためらわないでください。

日本歯科静岡のクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、お客様の希望に沿った審美治療(審美歯科)を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。