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歯の欠損とは?インプラント治療で自然な噛み心地を取り戻す方法

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歯の欠損は、先天的または後天的な原因によって歯が失われた状態を指します。日本人の成人の約85%が何らかの歯の欠損を経験しているとされ、多くの方が悩みを抱えています。歯が欠けると咀嚼機能の低下だけでなく、見た目や発音にも影響を及ぼし、QOL(生活の質)を大きく下げてしまう可能性があります。

本記事では、歯の欠損の原因や影響、そして最も自然な噛み心地を取り戻せるインプラント治療について詳しく解説します。

歯の欠損とは何か

歯の欠損とは、口腔内で一本以上の歯が失われた状態を指します。これは見た目の問題だけでなく、口腔機能全体に影響を及ぼす重要な問題です。歯は単に食べ物を噛むだけでなく、顔の形を支え、発音をサポートし、消化の第一段階を担う重要な役割を持っています。

歯の欠損は大きく分けて先天的欠損と後天的欠損の2種類に分類されます。それぞれ原因や特徴が異なり、適切な対処法も変わってきます。まずはこの違いを理解することが、適切な治療法を選ぶ第一歩となります。

先天的な歯の欠損

先天的な歯の欠損(先天性欠如歯)とは、生まれつき永久歯の歯胚(歯の元となる組織)が形成されず、特定の歯が生えてこない状態を指します。日本人では約9.4%の方が何らかの先天的歯の欠損を持っているとされ、決して珍しい症状ではありません。先天性欠如歯の多くは遺伝的要因が大きく関与しており、家族内で同様の症状が見られることも少なくありません。

先天的に欠損しやすい歯には特徴があります。最も欠損が多いのは下顎の第二小臼歯(奥から2番目の小さい歯)と上顎の側切歯(前歯の横の歯)です。これらの歯は進化の過程で退化傾向にあるとも言われています。特に第三大臼歯(親知らず)の欠損は非常に多く、これを含めると日本人の約30%が何らかの先天的歯の欠損を持つとも言われています。

後天的な歯の欠損

後天的な歯の欠損は、生まれた後に何らかの原因で歯を失ってしまう状態です。統計によると日本人の約45%が60歳までに一本以上の歯を失っており、80歳では平均約10本の歯が失われています。健康寿命が延びている現代では、歯の喪失は生活の質に大きく影響する問題となっています。

後天的な歯の欠損は予防可能なケースが多いという特徴があります。日々の適切な口腔ケアや定期的な歯科検診によって、多くの歯の喪失は防ぐことができます。また、早期に適切な治療を受けることで、症状の進行を抑え、歯を保存できる可能性も高まります。

歯の欠損の主な原因

歯の欠損は様々な原因で発生します。その原因を理解することは、予防策を講じるためにも、また適切な治療法を選ぶためにも重要です。ここでは先天的な原因と後天的な原因に分けて詳しく解説します。

欠損の原因によって治療アプローチが異なることもあるため、歯科医師と相談する際にも自分の状態についての理解を深めておくことが役立ちます。どのような経緯で歯を失ったか、または先天的に欠損があるのかを正確に伝えることで、より適切な治療計画を立てることができます。

先天的欠損の発生メカニズム

先天的な歯の欠損が発生するメカニズムは複雑で、複数の要因が絡み合っています。最も大きな影響を与えるのは遺伝的要因であり、特にMSX1、PAX9、AXIN2などの遺伝子の変異が歯の発育に直接関わることが研究で明らかになっています。これらの遺伝子は歯の形成を制御しており、その機能に異常があると歯胚の発育が妨げられます。

また、胎児期の環境要因も先天性欠如歯の発生に関与します。特に妊娠初期における母親の栄養状態、感染症、薬物摂取などが胎児の歯の発育に影響を与える可能性があります。例えば、妊娠初期の風疹感染や特定の抗てんかん薬の服用は先天性歯欠損のリスクを高めることが知られています。

後天的欠損の主要因子

後天的な歯の欠損の原因は非常に多岐にわたりますが、最も一般的なのは虫歯と歯周病です。日本での歯の喪失原因の調査によると、35〜44歳では虫歯が主な原因であるのに対し、45歳以降では歯周病による歯の喪失が増加し、60歳以上では歯の喪失原因の約70%を歯周病が占めています。これらの疾患は適切な歯科ケアと生活習慣の改善によって予防可能です。

外傷も重要な歯の喪失原因です。交通事故、スポーツ中の怪我、転倒などによって歯が破折したり、完全に脱落したりすることがあります。特に前歯は突出しているため外傷を受けやすく、子どもや若年層ではスポーツによる歯の外傷が多く見られます。また、過度なブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)も長期的には歯に過剰な負担をかけ、歯の破折や喪失につながることがあります。

年齢と歯の欠損の関係

歯の欠損と年齢には明確な相関関係があります。厚生労働省の調査によると、40代で平均1.5本、50代で平均3.2本、60代で平均8.2本、70代以上では平均12.3本の歯が失われているというデータがあります。加齢に伴い歯の喪失リスクが上昇するのは、長年にわたる咀嚼時の負荷の蓄積や、歯周組織の老化、全身疾患の影響などが複合的に作用するためです。

しかし、近年は予防歯科の普及と歯科医療の進歩により、高齢者の残存歯数は増加傾向にあります。「8020運動」(80歳で20本以上の歯を保つことを目指す運動)の成果もあり、80歳で20本以上の歯を保持している方の割合は2016年には51.2%に達しています。これは適切なケアと定期的な歯科受診によって、年齢に関わらず歯を長く保つことが可能であることを示しています。

歯の欠損がもたらす影響

歯の欠損は単に見た目の問題だけではなく、口腔内の機能から全身の健康まで、様々な面に影響を及ぼします。一本の歯の喪失が連鎖的に他の問題を引き起こすこともあり、早期の対処が重要です。ここでは歯の欠損がもたらす具体的な影響について解説します。

特に注目すべきは、歯の欠損による影響は時間の経過とともに拡大する傾向があるという点です。最初は小さな不便さに過ぎなかったものが、数年後には深刻な問題に発展することもあります。そのため、歯の欠損に気づいたら早めに歯科医師に相談し、適切な対処法を検討することが推奨されます。

咀嚼機能への影響

歯の欠損が最も直接的に影響を及ぼすのは咀嚼(そしゃく)機能です。研究によれば、奥歯1本の喪失で咀嚼効率は約10%低下し、複数の歯を失うとその影響はさらに大きくなります。奥歯の喪失は特に咀嚼効率を著しく低下させ、食品の選択が制限されたり、食べ物を十分に噛み砕けなくなったりする原因となります。

咀嚼機能の低下は食生活全体に影響します。硬い食品や繊維質の多い食品を避けるようになり、柔らかく消化しやすい食品への偏りが生じがちです。これにより栄養バランスが崩れ、タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの摂取不足につながる可能性があります。また、十分に噛まないことで消化負担が増加し、胃腸の問題を引き起こすこともあります。

審美性と心理的影響

特に前歯の欠損は審美性に大きく影響し、心理的な問題を引き起こすことがあります。歯科心理学の研究では、前歯の欠損を持つ患者の約78%が社交的な場面で笑顔を隠す傾向があり、約65%が自己イメージの低下を経験していることが報告されています。これは人間関係や仕事のパフォーマンス、全体的な生活の質に影響を与える可能性があります。

見た目の変化は自信の喪失や社会的孤立にもつながりかねません。特に現代社会では、見た目の印象が重視される場面も多く、歯の欠損による審美的な問題が就職や昇進、恋愛など様々な局面で不利に働くこともあります。歯の欠損を放置することで、これらの心理的・社会的な問題が長期化する恐れがあります。

周囲の歯への影響と顎骨の変化

歯の欠損を放置すると、隣接する歯や対合歯(噛み合う歯)にも悪影響が及びます。歯を失った部分には本来あるべき噛む力がかからなくなるため、残った歯に過剰な負担がかかり、その結果、歯の傾斜や移動、さらには歯周病のリスク増加につながることが臨床研究で確認されています。これは歯の欠損が連鎖的に拡大する原因となります。

また、歯を失った部分の顎の骨は刺激を受けなくなるため、徐々に吸収(萎縮)していきます。歯を失ってから1年間で骨の幅は約25%減少し、高さは約4mm低下するとされています。この骨吸収は時間の経過とともに進行し、顔の形状にも影響を与えることがあります。特に多数の歯を失った場合は、口元が凹み、顔の下部が縮んだように見える「老人顔貌」の原因となることもあります。

インプラント治療とは

インプラント治療は、失われた歯の機能と見た目を最も自然に回復できる現代歯科医療の選択肢の一つです。チタンなどの生体親和性の高い材料で作られた人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

従来の入れ歯やブリッジと異なり、インプラントは顎の骨と直接結合するため、より安定した噛み心地と自然な見た目を実現します。また、健康な隣接歯を削る必要がなく、骨の吸収を防ぐ効果もあるため、長期的な口腔健康の維持に貢献します。以下では、インプラント治療の基本的な仕組みから適応症、治療の流れまで詳しく解説します。

インプラントの基本構造

歯科インプラントは主に3つの部分から構成されています。まず顎の骨に埋め込まれる「インプラント体(フィクスチャー)」、次にインプラント体と人工歯をつなぐ「アバットメント」、そして見た目と噛む機能を担う「上部構造(クラウン)」です。これらが一体となって失われた歯の機能を再現します。

インプラント体は通常、純チタンまたはチタン合金で作られています。チタンは生体親和性が高く、アレルギー反応が少ないため、インプラント材料として最適です。また、表面には微細な凹凸加工が施されており、骨との結合(オッセオインテグレーション)を促進する設計になっています。上部構造には審美性と耐久性を考慮して、セラミックやジルコニアなどの材料が使用されることが多く、天然歯と見分けがつかないほど自然な見た目を実現しています。

インプラント治療のメリット

インプラント治療には多くのメリットがあります。最大の利点は天然歯に最も近い噛み心地と見た目を実現できることであり、臨床研究では患者満足度が他の歯の欠損治療法と比較して15〜20%高いことが報告されています。固定式のため、取り外しの手間もなく、普段の生活をストレスなく送ることができます。

また、インプラント治療は健康な隣接歯を削る必要がないため、残存歯への負担が少ないという大きな利点があります。ブリッジでは支えとなる両隣の歯を削る必要がありますが、インプラントではそれが不要です。さらに、インプラントは顎の骨に直接固定されるため、骨への適度な刺激が維持され、骨吸収を防止する効果があります。これは顔の形態を保つうえでも重要な要素です。

インプラント治療の流れ

インプラント治療は複数のステップからなる治療プロセスです。標準的な治療の流れとしては、まず初診・検査で口腔内の状態や骨量、全身状態を確認し、続いてCTスキャンなどの詳細な検査に基づいて治療計画を立案します。これにより、インプラントの埋入位置や角度、必要に応じた骨造成の計画などが決定されます。

次にインプラント埋入手術を行います。局所麻酔下で歯肉を切開し、顎の骨に穴を開けてインプラント体を埋め込みます。その後、骨とインプラントが結合するまでの治癒期間(通常2〜6ヶ月)を設けます。この期間中は仮歯を装着することもあります。骨との結合が確認できたら、アバットメントを取り付け、最後に人工の歯(クラウン)を装着します。治療完了後も定期的なメンテナンスが必要で、適切なケアを続けることでインプラントの寿命を延ばすことができます。

インプラント治療に適する症例・適さない症例

インプラント治療はほとんどの歯の欠損ケースに適応可能ですが、いくつかの条件があります。基本的には十分な骨量があること、口腔衛生状態が良好であること、全身的な健康状態に問題がないことなどが主な適応条件となります。また、年齢については顎の骨の成長が完了している必要があるため、通常は18歳以上が対象となりますが、上限はなく、80代や90代でも健康状態が良ければ治療は可能です。

一方、適さない症例としては、重度の全身疾患(コントロール不良の糖尿病、重度の心疾患、骨粗鬆症治療薬のビスフォスフォネート系薬剤の長期服用など)がある場合や、活動性の歯周病がある場合などが挙げられます。また、骨量が著しく不足している場合は、骨造成手術が必要になることもあります。喫煙も治療の成功率を低下させる要因の一つであり、喫煙者ではインプラントの失敗率が非喫煙者の約2倍になるとの報告もあります。喫煙者の場合は、治療前の禁煙が推奨されます。

インプラント治療の費用と期間

インプラント治療は高品質な材料と高度な技術を用いるため、他の歯の欠損治療と比較すると費用が高くなる傾向があります。しかし、長期的な耐久性や快適性を考慮すると、費用対効果は決して低くはありません。治療費用や期間は個々の症例によって異なるため、事前に詳しく説明を受けることが重要です。

また、インプラント治療は保険適用外の自費診療となることがほとんどですが、一部の症例では医療費控除の対象になることもあります。治療を検討する際は、費用面だけでなく治療後の満足度や長期的なメリットも含めて総合的に判断することをおすすめします。

インプラント治療の一般的な費用

インプラント治療の費用は、使用する材料や治療の複雑さ、歯科医院の立地や方針によって異なります。一般的に1本あたりの費用は、インプラント体、アバットメント、上部構造を含めて30万円〜50万円程度が相場となっています。複数本の治療が必要な場合や、骨造成などの追加処置が必要な場合は、それに応じて費用が増加します。

インプラント治療は基本的に自費診療となるため、保険適用外です。ただし、顎の骨が極端に少ない方や、がん治療などで顎の骨を一部切除した方などの特定の条件を満たす場合には、保険適用となるケースもあります。また、大学病院などの特定の医療機関では、先進医療として認められたインプラント治療が行われることもあり、その場合は一部が保険適用となることもあります。

治療期間と回復までの時間

インプラント治療の期間は、個々の症例の複雑さによって大きく異なります。標準的なケースでは、初診から治療完了まで約3〜6ヶ月程度かかりますが、骨造成が必要な場合や複雑な症例では1年以上を要することもあります。治療期間が長くなる主な理由は、インプラント体と骨が結合する「オッセオインテグレーション」の過程に時間が必要なためです。

手術後の回復については、埋入手術後の腫れや痛みは通常3〜7日程度で軽減します。術後の痛みは個人差がありますが、多くの場合、一般的な抜歯後と同程度か、それよりも軽いレベルです。また、手術直後から日常生活への復帰は可能ですが、激しい運動や重労働は1週間程度避けることが推奨されます。仮歯を装着する場合は、治癒期間中も審美性と基本的な機能は維持されるため、社会生活への影響は最小限に抑えられます。

費用対効果と長期的視点

インプラント治療は初期費用が高額ですが、長期的な視点で見ると費用対効果に優れています。適切なケアを行えばインプラントの耐用年数は15年以上とされており、実際に20年以上問題なく機能しているケースも多く報告されています。これに対し、ブリッジの平均的な耐用年数は7〜10年、部分入れ歯は5〜7年程度とされています。

また、インプラントは他の治療法と比較して周囲の歯への負担が少なく、結果的に追加の歯科治療が必要になるリスクを減らすことができます。ブリッジの場合、支台歯として使用する健康な歯を削る必要があり、それらの歯に新たな問題が生じるリスクがあります。部分入れ歯も残存歯に負担をかけることがあり、長期的には歯の喪失リスクを高める可能性があります。これらの点を考慮すると、インプラント治療の初期費用は高くても、長期的な口腔健康の維持という観点では経済的である場合が多いのです。

その他の歯の欠損治療法との比較

インプラント治療は現代の歯科医療において非常に優れた選択肢ですが、すべての患者さんに最適とは限りません。個々の口腔状態や全身的健康状態、経済的な事情などによって、最適な治療法は異なります。ここではインプラントの代替となる主要な治療法について解説し、それぞれの特徴を比較します。

治療法の選択は患者さん自身の価値観や優先事項によっても変わってきます。何を最も重視するか(見た目、機能性、コスト、治療期間など)を歯科医師とよく相談し、自分に最適な選択をすることが重要です。以下では、代表的な治療法であるブリッジ、部分入れ歯、総入れ歯について詳しく見ていきましょう。

ブリッジとの比較

ブリッジは欠損部の両隣の歯を支台として利用し、人工歯を固定する治療法です。インプラントとブリッジを比較すると、治療期間はブリッジの方が短く(通常2〜3週間程度)、費用も1本あたり10万円〜15万円程度とインプラントより安価です。また、骨の量が少ない場合でも実施できるという利点があります。

しかし、ブリッジの最大の欠点は健康な隣接歯を削る必要があることです。支台歯として使用する歯は、将来的に根の治療が必要になるリスクが高まります。また、ブリッジの下の部分は清掃が難しく、不適切な管理は虫歯や歯周病のリスクを高めます。さらに、ブリッジでは骨への刺激がないため、時間の経過とともに顎の骨が吸収していく問題もあります。耐用年数の面でもインプラントに劣り、平均して7〜10年程度で再治療が必要になることが多いです。

部分入れ歯との比較

部分入れ歯は、残っている自分の歯に金属のバネをかけて固定する取り外し可能な装置です。インプラントと比較した部分入れ歯の利点は、費用が比較的安価(3〜5万円程度から)で、手術が不要なため体への負担が少ないこと、また短期間(約1〜2ヶ月)で治療が完了することなどが挙げられます。骨量が少ない場合や全身疾患のために手術が難しい患者さんにも適用できる点も大きなメリットです。

一方、部分入れ歯の欠点としては、装着感や違和感があること、バネがかかる残存歯に負担がかかること、発音や咀嚼機能がインプラントほど良好でないことなどがあります。また、取り外して洗浄する必要があり、日常の手入れが煩雑です。時間の経過とともに顎の骨が痩せていくため、定期的な調整や作り直しが必要になることも多く、平均的な耐用年数は5〜7年程度です。入れ歯の維持力も時間とともに低下する傾向があり、特に下顎の部分入れ歯は安定性に欠けることがあります。

総入れ歯との比較

総入れ歯は、上顎または下顎のすべての歯が失われた場合に用いられる治療法です。インプラントと比較した総入れ歯の利点は、手術が不要で身体的負担が少ないこと、治療期間が比較的短い(1〜2ヶ月程度)こと、費用が大幅に安い(片顎10〜30万円程度)ことなどがあります。また、重度の全身疾患があってインプラント手術が難しい患者さんでも利用できる点も重要です。

しかし、総入れ歯の最大の欠点は維持力と安定性の問題です。特に下顎の総入れ歯は安定させるのが難しく、会話中や食事中に動いてしまうことがあります。また、咀嚼効率は天然歯の20〜30%程度とされ、硬い食べ物やねばねばした食べ物は食べにくいという制限があります。さらに、装着感や違和感も強く、味覚の低下を訴える方も少なくありません。顎の骨の吸収も継続的に進行するため、数年ごとに調整や作り直しが必要になります。近年では、少数のインプラントで総入れ歯を支える「インプラントオーバーデンチャー」という選択肢もあり、従来の総入れ歯の欠点を補う中間的な治療法として注目されています。

まとめ

歯を失うのは生まれつきの場合と、後から様々な原因で失う場合があります。放っておくと、食べ物が噛みにくくなるだけでなく、周りの歯への負担やあごの骨が痩せる原因にもなります。インプラント治療は、失った歯の機能と見た目を最も自然な形で取り戻せる治療法です。周りの健康な歯を傷つけることなく、あごの骨も守れるため、長く健康的な状態を保つことができます。できるだけ早い治療と定期的なメンテナンスを行うことで、快適な生活を送ることができます。それぞれの方に合った治療法で、自然な噛み心地と笑顔を取り戻していきましょう。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。