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ホワイトニングはセルフでもできる?自宅で手軽に歯を白くする方法と注意点【日本歯科名古屋院長が解説!】

Whiten - smile and teeth whitening treatment before and after.

「歯を白くしたいけど、歯科医院に通う時間がない」「自分のペースでホワイトニングをしたい」というお悩みをお持ちではありませんか?実はご自宅でセルフで行える「ホームホワイトニング」なら、忙しい方でも無理なく歯を白くすることができます。歯科医院で作製した専用マウスピースと適切な濃度の薬剤を使用すれば、安全に自宅でホワイトニングが可能です。

この記事では、ホームホワイトニングの特徴や効果的な方法、そして注意点までを詳しく解説します。自分らしい白い歯を手に入れて、自信ある笑顔を取り戻しましょう。

ホームホワイトニングとは?基礎知識を解説

ホームホワイトニングは、歯科医院で作製した専用のマウスピースと処方された薬剤を用いて、ご自宅でセルフで行うホワイトニング方法です。歯科医師の管理下で行うため、安全性が高く、かつ効果的な歯の漂白が可能となっています。

一般的な市販のホワイトニングキットとは異なり、歯科医院でのホームホワイトニングでは、あなたの歯型に合わせたカスタムメイドのマウスピースを作製します。これにより、薬剤が歯にムラなく密着し、より効果的に白くすることができるのです。

ホームホワイトニングと他のホワイトニング法の違い

ホワイトニングには大きく分けて「ホームホワイトニング」と「オフィスホワイトニング」の2種類があります。オフィスホワイトニングが歯科医院で短時間で行う高濃度の薬剤を使用した処置であるのに対し、ホームホワイトニングは比較的低濃度の薬剤を使って、時間をかけてじっくりと歯を白くしていく方法です。どちらにもメリット・デメリットがありますが、以下の表で具体的な違いを見てみましょう。

比較項目 ホームホワイトニング オフィスホワイトニング
施術場所 自宅 歯科医院
薬剤濃度 低~中濃度(10-15%程度) 高濃度(30-35%程度)
施術時間 1回30分~2時間×2週間程度 1回60分程度
即効性 緩やかに白くなる 即効性あり
歯の知覚過敏 比較的少ない 起こりやすい
費用 比較的安価 比較的高価

このように、ホームホワイトニングは自分のペースで行えることや、知覚過敏などの副作用が少ないことが大きな特徴となっています。また、効果の持続性も高いとされています。

ホームホワイトニングの仕組み

ホームホワイトニングで使用する薬剤の主成分は、多くの場合「過酸化尿素」または「過酸化水素」です。これらの成分が歯のエナメル質に浸透し、歯の内部にある着色物質を分解・漂白します。歯の表面だけでなく、内部からキレイにするため、単なる表面クリーニングとは異なる本質的な白さを実現できるのです。

この漂白作用は時間をかけて徐々に進行するため、数日から2週間程度の継続使用により、徐々に歯が白くなっていきます。個人差はありますが、平均して2〜3トーン程度の白さ向上が期待できます。

ホームホワイトニングに適した人

ホームホワイトニングは多くの方に適していますが、特に以下のような方におすすめです。

  • 仕事や育児などで歯科医院に何度も通う時間が取れない方
  • 自分のライフスタイルに合わせてホワイトニングを行いたい方
  • 歯の知覚過敏が心配で、低濃度の薬剤を使いたい方
  • コストを抑えて効果的にホワイトニングを行いたい方
  • 長期的に白い歯を維持したい方

ただし、妊娠中・授乳中の方や、重度の歯周病や虫歯がある場合、歯の神経を抜いた歯が多い方などは、事前に歯科医師との相談が必要です。また、セラミック等の人工物(詰め物・被せ物)は漂白されないため、前歯に多くの人工物がある場合は、効果が均一にならない可能性があります。

歯科医院でのホームホワイトニングの流れ

ホームホワイトニングを始めるためには、まず歯科医院での診察と準備が必要です。ここでは、初診から実際に自宅でセルフでホワイトニングを行うまでの流れを詳しく解説します。

安全で効果的なホワイトニングを行うためには、適切な手順と歯科医師のサポートが欠かせません。あなただけの白い歯を手に入れるための第一歩を見ていきましょう。

初診時のカウンセリングと診査

ホームホワイトニングを始める前に、まずは歯科医院での初診カウンセリングと口腔内診査が行われます。この段階では、現在の歯の色調確認、口腔内の健康状態チェック、そして希望する白さについての相談が行われます。虫歯や歯周病がある場合は、ホワイトニング前に治療を完了させることが重要です。これは薬剤の効果を最大化し、痛みなどのリスクを減らすためです。

また、既存の詰め物や被せ物の確認も行います。これらはホワイトニングで漂白されないため、ホワイトニング後に色の違いが目立つ可能性があることを理解しておく必要があります。場合によっては、ホワイトニング後に詰め物や被せ物の色調を合わせるための治療計画も立てます。

マウスピースの作製

診査後、あなたの歯に完全にフィットするオーダーメイドのマウスピースを作製するために、歯型を採取します。通常、シリコン系の印象材を使用して上下の歯の型を取り、それをもとに精密なマウスピースを作製します。

このマウスピースは、ホワイトニング剤を均一に歯に届けるための重要なアイテムです。既製品とは異なり、歯科医院で作製するマウスピースは歯にぴったりとフィットし、薬剤が歯茎に触れることを最小限に抑えつつ、効果的なホワイトニングを可能にします。通常、マウスピースの作製には1週間程度かかります。

マウスピースと薬剤の受け取り・使用方法の説明

マウスピースが完成したら、再度歯科医院に来院し、マウスピースと専用のホワイトニング剤を受け取ります。この時、歯科医師または歯科衛生士から詳しい使用方法の説明を受けます。

説明内容には、マウスピースへの薬剤の適量の入れ方、装着の仕方、1日の装着時間、総治療期間、そしてマウスピースのお手入れ方法などが含まれます。特に薬剤の量は重要で、多すぎると歯茎に付着して炎症を起こす可能性があり、少なすぎると効果が十分に得られません。歯科医院によっては、実際にマウスピースの装着練習を行うこともあります。

自宅での具体的な使用手順

自宅でのホームホワイトニングは、以下のような手順で行います。

  1. 歯磨きをしっかり行い、歯の表面の汚れを落とす
  2. マウスピースを水ですすぎ、乾いた状態にする
  3. 指示された量のホワイトニングジェルをマウスピースの各歯に対応する部分に入れる
  4. マウスピースを装着し、余分なジェルがあれば清潔なティッシュで拭き取る
  5. 指示された時間(通常30分~2時間)マウスピースを装着する
  6. 時間が経過したら、マウスピースを外し、口をしっかりゆすぐ
  7. マウスピースは水かぬるま湯で洗浄し、専用ケースに保管する

一般的には、1日1~2回、2週間程度の継続使用が推奨されますが、具体的な頻度や期間は歯科医師の指示に従いましょう。途中で歯の様子に変化がある場合や、不安なことがあれば、すぐに歯科医院に相談することが大切です。

ホームホワイトニングの効果と期間

ホームホワイトニングを始める前に、セルフでどのくらいの効果が得られるのか、どれくらいの期間で効果が現れるのかを知っておくことは重要です。期待値を適切に設定することで、満足度の高いホワイトニング体験が可能になります。

ここでは、ホームホワイトニングの効果の目安や、効果を左右する要因、そして効果の持続期間について詳しく解説します。

どれくらい白くなるの?効果の目安

ホームホワイトニングでは、一般的に2~3トーン程度の歯の明るさアップが期待できます。歯の色はA1~D4までの16段階で表されるシェードガイドで測定されることが多く、例えばA3からA1へのような変化が見込まれます。ただし、効果には個人差があり、もともとの歯の色や着色の原因、エナメル質の状態などによって変わってきます。

特に、コーヒーやワイン、タバコなどの外因性の着色であれば、効果が得られるケースが多いです。一方、テトラサイクリン系抗生物質の服用による着色や、加齢による黄ばみなどの内因性の着色には、効果が出にくい場合もあります。

効果が現れるまでの期間

ホームホワイトニングの効果は即効性はなく、徐々に現れてきます。通常、使用開始から3~4日程度で少しずつ変化を感じ始め、1~2週間で明らかな効果を実感できるケースが多いです。

ただし、これも個人差があり、中には3週間程度かけて徐々に白くなることもあります。重要なのは焦らず、歯科医師の指示に従って継続することです。途中で効果が感じられない場合でも、自己判断で使用頻度や時間を増やすのではなく、まずは歯科医院に相談しましょう。

効果の持続期間と維持方法

ホームホワイトニングの効果は永久的なものではなく、通常6ヶ月~2年程度持続します。持続期間は、食生活や喫煙、口腔ケアの状態によって大きく左右されます。白さを長く維持するためには、ホワイトニング後も定期的なメンテナンスが重要です。

具体的な維持方法としては、以下のようなことが挙げられます。

  1. 毎日の丁寧な歯磨きと定期的なフロス使用
  2. 着色性の高い食品・飲料の摂取後はすぐにうがいをする
  3. 3~6ヶ月に一度の歯科医院でのクリーニング
  4. 白さが気になり始めたら「タッチアップ」(1~2日程度の短期間のホワイトニング)を行う
  5. 歯に優しいホワイトニング用歯磨き粉の使用

多くの方は、最初のホワイトニングから1~2年後に再度ホワイトニングを行うことで、白い歯を維持しています。あなたのライフスタイルに合わせた効果的な維持方法を歯科医師と相談するとよいでしょう。

まとめ

ホームホワイトニングは、歯科医院で作製した専用マウスピースと適切な濃度の薬剤を使って、自宅で手軽に歯を白くできる方法です。忙しい現代人にとって、セルフで自分のペースで行える利便性の高さが大きな魅力となっています。

この方法の最大のメリットは、オフィスホワイトニングと比べて副作用が少なく、緩やかに自然な白さを手に入れられることにあります。また、費用も比較的リーズナブルで、効果の持続性も高いとされています。

ただし、効果を最大限に引き出し、安全に行うためには、歯科医師の適切な指導のもとで行うことが不可欠です。市販のホワイトニング製品とは異なり、専門家の管理下で行うからこそ、効果的かつ安心な歯の漂白が可能になります。

日本歯科名古屋では、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、お客様の希望に沿った審美治療(審美歯科)を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後日本歯科グループの副院長として8年間研鑽を積む。
日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。