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歯を失ったら放置は危険!治療法の選び方や費用・注意点を徹底紹介

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歯を失うことは単なる見た目の問題だけではなく、口腔内の健康や全身の健康状態にも大きく影響します。しかし、適切な治療を受ければ、快適な生活を取り戻すことが可能です。本記事では、歯を失った際のリスクや治療方法、選び方のポイントから費用まで、詳しく解説していきます。

歯を失ったまま放置することの危険性

たった1本の歯の欠損でも、放置すると想像以上に深刻な問題が次々と発生します。見た目の問題だけではなく、健康面にも大きな影響を及ぼすことを理解しましょう。

咀嚼機能の低下

歯が欠けることで食べ物を十分に噛み砕けなくなり、消化不良や栄養吸収の低下を引き起こす可能性があります。咀嚼は消化の第一段階であり、この機能が損なわれることで全身の健康状態にも悪影響を及ぼします。特に高齢者の場合、低栄養状態につながり、免疫力の低下や筋力の低下を引き起こすことも少なくありません。

隣接する歯の移動と歯列の乱れ

歯が抜けた部分には空間ができるため、隣り合う歯が徐々にそこに向かって傾いたり移動したりします。これにより、歯並びや噛み合わせが悪化し、さらなる問題を引き起こします。歯が移動することで生じる不正咬合は、さらなる歯の喪失リスクを高めます

顎関節への負担増加

歯を失うことで噛み合わせのバランスが崩れると、特定の部位に過度の負担がかかるようになります。この不均衡は顎関節に過剰な圧力をかけ、顎関節症の原因となる可能性があります。顎関節症になると、顎の痛みだけでなく、頭痛や耳鳴りなどの症状も現れることがあります。

残存歯への過剰な負担

歯が抜けると、残った歯に通常以上の負担がかかります。本来複数の歯で分散されるべき咀嚼の圧が少ない歯に集中することで残存歯の摩耗や損傷が加速し、さらなる歯の喪失に繋がりやすくなります

顔の形状変化および見た目への影響

歯を支えていた顎の骨は、歯を失うと徐々に吸収されていきます。これにより、顔の形が変わったり、老けて見えたりする原因になります。特に前歯を失った場合は、笑顔や会話の際に目立ちやすいため心理的な影響も大きいでしょう。

歯が抜けた時の緊急対応

予期せぬ事故や外傷により歯が抜けてしまった場合、適切な初期対応が歯の保存や再植の成功率を大きく左右します。以下に緊急時の対応方法をご紹介します。

出血への対処法

まず清潔なガーゼやハンカチを用意し、出血している部分に軽く噛みながら圧迫します。激しい出血が続く場合は、歯科医院や救急医療機関への受診を急ぎましょう。この際、強い吸引や頻繁なうがいは血餅の形成を妨げるため避けてください。

抜けた歯の取り扱い方

もし歯が完全に抜けた場合、歯の根の部分には絶対に触らないようにし、歯冠部分(通常見える部分)を持って取り扱いましょう。汚れている場合は、水で軽く流す程度にしてブラシなどでこすらないことが重要です。

抜けた歯の保存方法

抜けた歯の保存方法は、次の順番が効果的です。

  • 歯槽窩(抜けた穴)に戻す(可能な場合)
  • 牛乳に浸す(常温の未開封のもの)
  • 生理食塩水に浸す
  • 自分の唾液の中に保管する

水道水は細胞にダメージを与えるため避けましょう。保存状態が良ければ、30分以内であれば歯を戻せる可能性が高まります。

速やかな歯科受診の重要性

応急処置後は、できるだけ早く歯科医院を受診することが非常に重要です。時間が経過するほど、歯を戻せる可能性は低くなっていきます。事前に電話で状況を伝え、緊急性を説明しましょう。

歯を失った後の主な治療方法

歯を失った後の治療オプションには、様々な選択肢があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

インプラント治療

インプラント治療は、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。

メリット デメリット
・天然歯に近い見た目と機能が得られる
・隣の歯を削る必要がない
・長期的な安定性が高い
・骨の吸収を防止できる
・比較的高額な費用がかかる
・手術が必要
・治療期間が長い
・十分な骨量が必要

インプラントは見た目も使い心地も自分の歯に最も近く、きちんとケアすれば一生使える治療法です。特に若い世代やアクティブなライフスタイルを送る方に適しています。

ブリッジ治療

ブリッジは、欠損した歯の両隣りの健康な歯を支えとして、その間に人工歯を固定する治療法です。

メリット デメリット
・比較的短期間で治療が完了する
・手術が不要
・インプラントより費用が安い
・見た目が自然
・健康な隣接歯を削る必要がある
・支台歯に負担がかかる
・下のスペースが清掃しにくい
・10〜15年程度で交換が必要なことが多い

ブリッジは保険適用の場合もあり、費用を抑えて治療できる点が魅力ですが、健康な歯を削る必要があるという犠牲を伴います。

部分入れ歯・総入れ歯

入れ歯は、欠損した歯の代わりに取り外し可能な人工の歯を使う方法です。

メリット デメリット
・非侵襲的(削ったり手術したりしない)
・比較的安価
・広範囲の欠損に対応できる
・修理や調整が容易
・装着感や違和感がある
・噛む力が弱くなる
・発音に影響が出ることがある
・定期的な調整が必要

入れ歯は経済的な負担が少なく、手術を避けたい方や全身疾患のために他の治療が適さない方に選ばれることが多い治療法です。

治療法選択の際のポイント

自分に最適な治療法を選ぶためには、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。

年齢や健康状態に合わせて治療法の選び方

若い方や健康状態が良好な方はインプラント治療が適している場合が多いですが、高齢の方や全身疾患をお持ちの方は、より低侵襲な治療法が推奨されることがあります。治療法を選ぶときは、歯の状態だけでなく、体の健康状態や生活環境なども含めて総合的に考える必要があります

欠損部位と本数

欠損している歯の位置や本数によって、最適な治療法は異なります。

  • 前歯の欠損:審美性を重視したインプラントやセラミックブリッジが選ばれやすい
  • 奥歯の欠損:機能性を重視した治療が中心に
  • 多数歯欠損:インプラントオーバーデンチャーや部分入れ歯が検討される

噛み合わせと残存歯の状態

現在の噛み合わせや残っている歯の状態も、治療法選択の重要な判断材料となります。正しい噛み合わせを取り戻し、残っている歯を長持ちさせられる治療法を選ぶことが、口腔内の健康を維持するために非常に重要です

経済的な負担と長期的なコスト

初期費用だけでなく、メンテナンスや将来的な修理・交換の可能性も含めた長期的なコストも考慮することが大切です。安価な治療法が長期的には高コストになるケースもあります。

インプラント治療がおすすめな理由

様々な歯の欠損治療の中でも、特にインプラント治療は多くのメリットを持っています。当院ではインプラント治療を専門に行っており、その優位性について詳しくご説明します。

天然歯に最も近い機能と審美性

インプラントは根から歯を再現する唯一の治療法で、見た目も使い心地も自分の歯に最も近い状態を作ることができます。しっかりと噛める喜びを取り戻せるだけでなく、自然な見た目で笑顔に自信を持つことができるでしょう。

健康な歯を削らない非侵襲性

ブリッジとは異なり、インプラントでは隣接する健康な歯を削る必要がありません。これにより、残存歯を保護し、将来的な歯の問題リスクを減らすことができます。健康な歯を傷つけないインプラント治療は、口腔内の長期的な健康維持の観点からも非常に優れた選択肢です

顎の骨を保存する効果

歯を失うと顎の骨は徐々に痩せていきますが、インプラントは人工歯根として機能するため、骨に適度な刺激を与え、骨の吸収を防止します。これは、顔の形状維持や将来的な口腔機能の保全において非常に重要な役割を果たします。

長期的な安定性と費用対効果

適切なケアを行えば、インプラントは15年以上、場合によっては一生使用できることも珍しくありません。初期費用は高めですが、長期的な視点で見ると、頻繁な修理や交換が必要な他の治療法と比べて、実は費用対効果に優れている場合が多いのです。

QOL(生活の質)の向上

インプラントで自然に近い形で噛めるようになれば食事の楽しみを取り戻し、社交的な場面での自信を高め、全体的な生活の質を大きく向上させることができます

治療後のケアとメンテナンス

どの治療法を選択した場合でも、長期的な成功のためには適切なケアとメンテナンスが不可欠です。

日常のオーラルケア

インプラントやブリッジ、入れ歯のいずれの場合も、毎日の丁寧な歯磨きが非常に重要です。特に以下の点に注意しましょう。

  • インプラント周囲は専用ブラシを使用する
  • ブリッジ下部は歯間ブラシやフロスを使用する
  • 入れ歯は取り外して専用洗浄剤でケア

毎日の丁寧な歯のお手入れは、治療の効果を長持ちさせる一番大切な基本です。これを怠ると高額な治療も短期間で失敗してしまう可能性があります

定期検診の重要性

どのような治療を受けた場合でも、3〜6ヶ月ごとの定期検診が推奨されます。定期的に歯科医院にて検査を受けることで問題が小さいうちに対処でき、トラブルを未然に防ぐことができます。

食生活の注意点

特に治療直後は、以下のような食品に注意が必要です。

  • 硬すぎる食べ物(氷、固い飴、ナッツ類など)
  • 粘着性の高い食品(キャラメルなど)
  • 極端に熱い・冷たい飲食物

治療法によって注意点は異なりますので、担当医の指示に従いましょう。

まとめ

歯を失った場合、放置すると口腔内や全身の健康に悪影響を及ぼし、咀嚼機能の低下や顎骨の吸収などの問題が生じます。治療法にはインプラント、ブリッジ、入れ歯などがあり、一人ひとりの状態や生活に合わせて、最も適した治療法を選ぶことが大切です。特にインプラントは天然歯に近い機能と見た目を実現でき、長期的な視点で優れた治療法といえます。

日本歯科グループのクリニックでは、豊富な治療実績と先端の技術力を活かし、患者さまの希望に沿ったオーダーメイドのインプラント治療を提供しています。専門スタッフのチーム医療と充実したサポート体制で、術前の疑問や不安をしっかりと解消しながら、安全・安心の治療を目指します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

今本院長

日本歯科札幌 院長 今本 芳彦

北海道出身。
卒後、自由診療専門のクリニックで研鑽を積む。
10年間、自由診療専門のクリニックで院長として活躍。
北海道でトップクラスのインプラント実績を誇る。
他にもマウスピース矯正、審美治療を得意とする。

この記事の監修

日本歯科静岡 院長 戸田 紀章

静岡県出身。
卒後、埼玉医科大学口腔外科で研鑽を積む。
その後、静岡歯科で10年間研鑽を積んだ後、日本歯科静岡の院長に就任。
静岡県トップクラスのインプラント治療実績を持つ。
審美治療やマウスピース矯正も得意とする。

この記事の監修

早川理事長

日本歯科グループ 代表 早川 好昭

東京都出身。
静岡県で静岡歯科を開業。
高度先進歯科医療クリニックとして日本歯科グループを開設。
同グループとして静岡歯科、日本歯科札幌、日本歯科静岡、日本歯科名古屋などがある。
日本歯科グループの代表として全てのクリニックを統括。

この記事の監修

稲津副院長

日本歯科名古屋 院長 稲津 由美子

大手歯科グループの院長として長年活躍。
その後静岡歯科の副院長として8年間研鑽を積み、日本歯科名古屋の院長に就任。
女性歯科医師として全国でトップクラスのインプラント実績を持つ。
マウスピース矯正と審美治療を得意とする。