Menu

ホワイトニングは継続しないと意味ない?途中でやめるリスクと白さを守る対策

260

結論:ホワイトニングの白さは永久ではなく、時間とともに色が多少戻ることがあります[1][2]。ただし「続けないと意味がない」わけではなく、毎日のケアと定期的な歯の清掃、必要に応じた再ホワイトニング(タッチアップ)で白さを保っていけます[1]。

この記事では、白さが戻る理由、途中でやめたときに起こること、白さを守るための対策、無理なく続けるコツを解説します。

ホワイトニングの白さが永久に続かない理由

ホワイトニングで明るくなった歯も、日々の飲食や生活習慣によって再び着色するため、白さは永久には続きません[2]。

歯が白くなる仕組み

ホワイトニングは、過酸化水素などの薬剤が歯の内部に広がり、色の原因となる物質の構造を変えることで歯を明るく見せる処置です[3]。表面に色を塗って隠す方法ではありません。

色が戻る(後戻り)のはなぜか

日本歯科審美学会の指針では、処置後2週間ほどで色が多少戻り、その後は比較的安定すると説明されています[1]。その後も、コーヒーや紅茶、赤ワイン、喫煙などによる着色は続いて起こります[2]。

白さがどのくらい続くかは個人差が大きく、予測は難しいとされています[1]。生活習慣や口の中の状態、使った薬剤や方法によって変わります。

ホワイトニングを途中でやめるとどうなるか

途中でやめても歯の健康に直接害が出るわけではありませんが、目標の白さに届かない、色の変化が中途半端になるといったことが起こりえます。

  • 目標の白さに届かない:ホームホワイトニングは数週間かけて少しずつ明るくする方法です[3]。途中でやめると、期待した変化を得られないまま終わることがあります。
  • その後の色の戻り:やめた後も、日常の着色で時間とともに色は変化します[1][2]。
  • 再開時は状態の確認が必要:間が空いた場合は、虫歯や歯ぐき、トレーの合い方などが変わっていないか確認してから再開します[1]。手元に残った薬剤を自己判断で使わないでください。

しみる、忙しいなどの理由で中断したい場合は、黙ってやめるより歯科医師に相談しましょう。使用の間隔や時間を調整して続けられる場合もあります[4]。

白さを長持ちさせる毎日のケア

白さを保つ基本は、着色の原因になる汚れを残さないことと、着色しやすい飲食や喫煙を見直すことです[1][2]。

着色しやすい飲食物との付き合い方

コーヒー、紅茶、赤ワインなどは歯の着色の原因として知られています[2]。英国の病院の資料では、ホワイトニング期間中はカレー、赤ワイン、トマトを使った料理など色の濃い飲食物を控えるよう勧めています[4]。

  • 完全にやめる必要はありませんが、とった後は水で口をすすぐ、歯をみがくなどを心がけましょう。
  • 処置直後の飲食の注意は、使う薬剤や方法によって異なるため、歯科医院の指示に従ってください。

歯みがきと歯間清掃

毎日の歯みがきに加え、フロスや歯間ブラシで歯の間の汚れも落とします。日本歯科審美学会の指針でも、後戻りを防ぐにはセルフケアが重要だとしています[1]。

市販の「ホワイトニング」歯磨き粉の多くは、表面の着色を落とすことを目的としたものです。歯の色そのものを変える漂白とは目的が違います[3]。研磨力が気になる場合は、どの歯磨き粉が合うか歯科医院で相談しましょう。

喫煙を見直す

喫煙は歯の着色の原因の一つです[2]。白さを保ちたい方は、禁煙や本数を減らすことを検討しましょう。喫煙は歯ぐきの健康にも関わるため、口全体の健康のためにも見直す価値があります。

歯科医院でのメンテナンスとタッチアップ

数か月に一度の歯の清掃と、色が戻ったときのタッチアップが、白さを保つための専門的なケアです[1]。

  • 定期的な歯面清掃:日本歯科審美学会の指針では、後戻りの防止に、セルフケアとあわせて数か月に一度の歯面清掃が重要としています[1]。
  • タッチアップ:色が戻ってきた場合は、再度のホワイトニングで比較的簡単に白くできるとされています[1]。
  • 時期と回数は個別に決める:タッチアップの間隔や期間は、歯の状態、色の変化、過去のしみ方などを確認して歯科医師と決めます。

ホームホワイトニングを無理なく続けるコツ

決められた量・時間・回数を守り、生活の中に組み込むことが、無理なく続けるコツです。

生活の中に組み込む

使用する時間帯は薬剤と歯科医師の指示によって決まります[3]。そのうえで、入浴後や就寝前など毎日決まったタイミングに合わせると習慣にしやすくなります。スマートフォンのリマインダーや、使用日を記録するカレンダーも役立ちます。

しみるときの対応

しみる症状(知覚過敏)は、どのホワイトニングでも起こる可能性があり、多くは軽度で一時的です[3]。

  • しみたら使用を中止し、再開は歯科医師の指示に従います[1]。
  • 使用を1日おきにする、知覚過敏用の歯磨き粉を使う、とても冷たい飲食物を避けるといった対応が紹介されています[4]。
  • 強い痛みや長引く痛みは、虫歯など別の原因もありうるため受診してください。

しみる症状を「効いている証拠」と考えて我慢しないでください。

トレー(マウスピース)のお手入れ

使用後はトレーを洗って清潔に保ち、指示された方法で保管します。熱湯での洗浄は変形の原因になることがあります。ひび割れや変形がある、合わなくなったと感じたら、自分で削ったりせず歯科医院で確認してもらいましょう。薬剤は子どもの手の届かない場所に保管します[4]。

ホワイトニングの方法と続けやすさ

自分の生活スタイルに合った方法を選ぶと、無理なく続けやすくなります。

方法 特徴 続けるうえでのポイント
ホームホワイトニング 歯科医院で作ったトレーと薬剤を自宅で使う。生活に合わせて行えるが、効果が出るまで時間がかかる[1] 量・時間を守り、決まったタイミングで習慣化する
オフィスホワイトニング 歯科医院で行う。短時間で効果が出やすく、しみたときにその場で対応できる[1] 通院の予定を立て、メンテナンスの時期も相談する
歯科以外の製品・サービス NHSは、薬局やネット、エステなどで受けるホワイトニングは効果が劣り、歯や歯ぐきを傷めるおそれがあるとしている[2] 使う前に歯科医院で相談する

NHSは、歯科医師が提供するキットや歯科医院での処置が、最も安全な方法だとしています[2]。どの方法が合うかは、歯の状態や変色の原因によって異なるため、歯科医師と相談して選びましょう。

治療内容・リスク・費用について

ホワイトニングは自由診療(保険適用外)の処置です。

  • 標準的な流れ:診察・清掃の後、オフィスまたはホームで行い、再診で色と症状を確認します。その後は定期的な歯面清掃と、必要に応じたタッチアップで維持します[1]。
  • 主なリスク・副作用:歯がしみる、歯ぐきの痛みや白い斑点、のどの痛みなどが起こることがあります[2]。白さには個人差があり、時間とともに色が戻ることがあります[1]。詰め物や被せ物は白くなりません[3]。
  • 受けられない場合:虫歯や歯ぐきの病気がある場合は先に治療が必要です。妊娠中・授乳中は推奨されないとされています[2]。
  • 費用:自由診療で全額自己負担です。日本歯科グループのホームホワイトニングの費用は1回40,000円です(公式サイト記載の料金、症例により別途費用あり)。維持にかかる費用(薬剤の追加やメンテナンス)も事前に確認しておくと安心です。

静岡歯科では、ホームホワイトニングを行っています。薬剤がなくなる頃に来院いただいて白さを確認し、もう少し白くしたい場合は薬剤を追加で購入することもできます。白さを維持するための定期的なメンテナンス・検診もご案内しています。静岡歯科は静岡市葵区追手町2-15 MRKビル3階、JR「静岡駅」から徒歩5分です(電話054-252-8148、電話受付:月・火・水・金 10:00〜13:30/14:30〜18:00)。内容はホームホワイトニングのページでもご覧いただけます。白さの維持や続け方に不安がある方は、お気軽にご相談ください。

よくある質問

ホワイトニングは一度やれば白さがずっと続きますか?

永久には続きません。処置後2週間ほどで色が多少戻り、その後は比較的安定するとされていますが、日々の飲食や喫煙による着色は続きます。持続期間には個人差があり、予測は難しいとされています。

途中でやめると歯に悪い影響がありますか?

途中でやめること自体が歯を傷めるわけではありません。ただし、目標の白さに届かないまま終わることがあります。再開する場合は、歯や歯ぐき、トレーの状態を確認してから歯科医師の指示で始めてください。

白さを保つために、普段何に気をつければよいですか?

毎日の歯みがきとフロスで汚れを残さないこと、コーヒーや赤ワインなど色の濃い飲食物の後は口をすすぐこと、喫煙を見直すことが基本です。数か月に一度、歯科医院で歯の清掃を受けることも役立ちます。

色が戻ってきたら、どうすればいいですか?

再度のホワイトニング(タッチアップ)で比較的簡単に白くできるとされています。時期や期間は、歯の状態や過去のしみ方を確認して歯科医師と決めます。残っている薬剤を自己判断で使わないでください。

しみるのでやめたいのですが、続ける方法はありますか?

まず使用を中止し、歯科医師に相談してください。使用を1日おきにする、知覚過敏用の歯磨き粉を使うなど、調整して続けられる場合があります。強い痛みや長引く痛みは、ほかの原因がないか診察を受けましょう。

参考情報

  1. 一般社団法人日本歯科審美学会「歯のホワイトニング処置の患者への説明と同意に関する指針」
  2. NHS「Teeth whitening」
  3. American Dental Association「Whitening」
  4. Leeds Teaching Hospitals NHS Trust「Tooth Whitening」